完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

久しぶりに「定価」で買いました。     ~CD「Softly」購入~

2022年07月10日 | 音楽

 

 

 

私は中老男である。

 

 

 

若者からは信じられないことだろうけれど・・・。

 

 

 

中老男が音楽を聴く場合「CD」でないと不安。

 

 

 

「Data」という「形が見えないもの」に信頼をおけない。

 

 

 

カードで買い物をすることにはさすがに慣れたが「ネットによるカード払い」にいまだにドキドキする。

 

 

 

 

キミキミ。笑うんじゃない。

 

 

 

 

 

そう言いながら最新の音楽を聴いたりしないので、リサイクルショップで定価以下でしかCDを購入していなかった。

 

 

 

 

そんな私が本当に久しぶりに「定価」で購入したCDがある。



 

 

 

 

               Softly(山下達郎)

 

 

 

                             である。

 

 

 

 

 

このCD購入には伏線がある。

 

 

 

 

 

山下達郎がパーソナリティを務めているラジオ番組「サンデーソングブック」が、今年放送30周年を迎える。

 

 

 

 

 

私はサンデーソングブックになる前の土曜日放送の「サタデーソングブック」の頃から聞いているのであるが。

 

 

 

 

正直なところ、山下達郎の音楽というものにシンパシーをそれほど持っていたわけではない。

 

 

 

 

 

しかし、ラジオ世代の中老男にとっては「気が付けば聴いていた番組」なのである。

 

 

 

 

 

まあ、27年くらいは「時々」でしかないんだけど。

 

 

 

 

本当にまったく番組放送当初から雰囲気や構成は変わっていない。

 

 

 

 

達郎氏が淡々とオールディーズのポピュラー音楽を「タナツカ(棚から一掴み)」や「リクエスト」で曲をかけ続け音楽への知識を披露し、はがきを紹介する。

 

 

 

 

山下達郎の「ポピュラーミュージック」の知識は「脅威」でしかない。

 

 

 

 

30年放送しても「底が見えない」のである。

 

 

 

 

ここ3年ほどは放送を録音してヘビーローテーションである。

 

 

 

 

彼の「人となり・音楽への情熱・誠実さ」などによって30年の放送に耐えていることを実感している。

 

 

 

 

11年ぶりのアルバムというのがこの「Softly」なのだが、ラジオ放送で実は全曲放送で紹介されていて聞いているのである。

 

 

 

 

それでも「買わねばならない!」という使命感を抱いてしまった。

 

 

 

 

追い打ちをかけるように先週・先々週のテレビ番組で彼のインタビューが放送された。(この番組はすごかった!)

 

 

 

 

それを観て、さらにさらに「買わねば!」と思ってしまった~~~~。

 

 

 

 

69歳の彼が、元気に末永く音楽を届けてくれることを、ラジオ番組を続けてくれることを切に願うのである。

 

 

 

 

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「継続の美徳」を感じる瞬間がありますように。

 

 

 

              May

 

 

 

 

 

「武道館で演やない」「テレビに出ない」「本を出さない」が達郎氏のモットーだという。「でかい箱で演ったり、海外進出する時間なんてない。それならもっと小さなローカルなとこ巡る」これを徹底しているのが・・・・凄い。

 

 

                        

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伊達ではないね。      ~反田恭平の「猫のワルツ」~

2021年12月05日 | 音楽

 

 

 

 

 

私は中老男である。

 

 

 

 

日曜日の昼前。







まったりしているのである。



 

 

 

テレビのワイドショーに「反田恭平」が出演していた。

 

 

 

 

 

 

基本的にはあまり出演しないであろう「お笑い系」ワイドショーで、彼の周りだけ空気感が違う。

 

 

 

 

 

会話のやり取りも、ある意味まるでリモート出演のように見える。








そして、マズルカを披露した後。

 

 

 

 

サプライズでもう一曲。

 

 

 

 

 

本人から説明があって「猫のワルツ」が演奏される。









実は私、ショパンコンクールの模様をみていない。

 

 

 

 

 

 

故に彼の演奏を聞いたのは数年ぶりだった。

 

 

 

 

 

 

 

であるからなおさら・・・。

 

 

 

 

 

 

彼の演奏が「力強くなっている」のがよくわかる。

 

 

 

 

 

以前にLIVEで聴いた時の「カミソリの切れ味」的な演奏に、意識的に増やした脂肪と指のしなやかさによって「力強さ」が加わっている。

 

 

 

 

 

本人も言っていた通り機械的な鍛え方で筋肉を増やすと「音が硬くなる」という。

 

 

 

 

 

 

なんとなく頷けるなぁ。

 

 

 

 

 

「おじいちゃんおばあちゃんの手が良い演奏ができる気がする」と言いそれを目指しているという。

 

 

 

 

 

 

未来の姿をしっかり見据えた「新しい姿のアーチスト」としての彼のこれからの活躍が楽しみだ。

 

 

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「新しい姿のアーチスト」の成長を見届けますように。

 

 

 

 

 

 

          May

 

 

 

そこでも言っていたが彼のお父さんは、彼がピアニストになることを「勉学から逃げている」と言って許していないという。

 

 

 

まあ、さすがにショパンコンクール準優勝したら許してくれるじゃないかと思うけど。

 

 

 

まだ許さなかったりして。

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失敗した~~~。         ~衝動買いのCD~

2021年07月06日 | 音楽







私は中老男である。










中老世代は「ダウンロード」というモノに不安がある。












音楽を「データ」で保存することに大変不安を持つのである。











だから、どうしても「CD」という形で購入してしまう。














しかも、セコイことにリサイクルショップなどで格安に手に入れることに躍起になる。











そんな私が









ついつい「衝動買い」してしまったCDがある。












             「ZARD tribute」 ZARDUnderground








                                   である。










あまり、大きな声で言うことでもなかったので記したことはなかったが。











ZARDのアルバムはほとんど所有している。













坂井泉水が世を去って。










何年になるのだろう?











いまも度々車中を中心に聴いている。












そうした中で、リサイクルショップで見つけたのがこのCDである。












あくまで











中老男の感覚なので。









笑って許して欲しいのだが。









私的には「大失敗」だった。












この企画自体が。











何を意図して作られたのかが不明なのである。












例えば。












徳永英明が女性歌手のカバー集のCDを何枚か発売しているが。










それには意味がある。












徳永英明自身の感性と声の質・歌唱力でその曲の持っているポテンシャルを











元の女性歌手とは。











大きく違った形の魅力を引き出している。












トレビュートやカバーというのは、そうしたことを引き出せなければCDにする意味がない。











アレンジも、4人のガールズバンドがやっているというだけで。












特別感じるテクニックがあるわけでもない。











歌声もオリジナルより、いささかお粗末に感じてしまう。











残念ながら









私にはこのCDが音楽として、なにを聴く側に訴えたいのか分からないのだ。











私が中老男になって感性が磨滅しているから魅力を感じ取れないのだろうか?










とすれば大変残念だ・・・。







今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんもたまにある失敗に気落ちしませんように。









              May







まあ、これも「授業料」ということで。


 









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グッバイ「エディ」・・・・。      ~名ギタリストの死~

2020年10月11日 | 音楽



私は初老男である。







日曜日の夜9時。







某BSの番組に「カセットテープ・ミュージック」というのがある。









出演はマキタスポーツとスージー鈴木。(+女性アシスタント)






実は今「お気に入り」なのである。








番組名になっている通り、カセットテープが若者にとっての音楽の最大の媒体だった当時の音楽界を分析しているのであるが・・・。







まあ、80年代を懐かしみながらも、面白おかしく解明している。








そうした中でマキタ&スージーのコンビは絶妙。






さらに元アイドリング(よく知らないけどB級アイドルグループだったらしいです)のメンバーを一人ずつアシスタントしているのが良いアクセントになっている。








Upの内容が・・・・タイトルと全然違う!と怒っている貴兄もいらっしゃるでしょうか・・・。







問題なのは、この番組で取り上げられるのが単純に「歌謡曲」だけでなく80年代の「洋楽」もチョコチョコと取り上げられていることだ。







「ビートルズ」から「ローリングストーンズ」さらに「レッドツェッペリン」「ディープパープル」果ては。。。。







そう「ヴァン・ヘイレン」までテーマにしているのである。









マキタスポーツは初老男より10歳下。










スージー鈴木は初老男より4~5歳若い。








ありがたいことに、彼らの音楽的感性に私はピッタリであり番組を毎週楽しみにしている。








しょうも無いことを縷々述べてきたが・・・・。








つまり彼らから初老男位の人々は「80年代の音楽」というモノにトンデモナイ影響を受けた世代なのである。








しかもこの「80年代」というのは、音楽界において「一大変革期」であることが問題。









とにかくこのことだけで頷いてもらえると思う。








                 「MTVの放送開始」









Music Televisionが81年に開局して、あの「スリラー」をはじめとするミュージッククリップを24時間流し続けたのだ。










その波の中で、一大ムーブメントとして現れたのが「エディ・ヴァン・ヘイレン」というギタリストである。








私はどちらかと言えば・・・「スティーブ・ルカサー」派であったのだけど。(その当時TOTOは、日本では便器会社の方が有名だったっけ)









それほど洋楽に詳しくない私でも、エディという人が「それまでの音楽を変えてしまったギタリスト」であることは分かった。











ロックギタリストは「ジェフ・ベック」「エリック・クラプトン」「ジミー・ペイジ」が創成期の3大ギタリストである。(わたしの好きなリッチーブラックモアが入っていない・・・・。)










その3人の流れをついに変えたのが「エドワード・ヴァン・ヘイレン」だった。










いまとなっては理解してもらえないだろうけれど、あのギタープレーを初めて聞いた時は私には「全く違った音楽」に聞こえたのだ。







前出のリッチーブラックモアは「どんどん出てくる新しいギタリストは、どれも同じに聞こえる。さらに加速したエディ・ヴァン・ヘイレンみたいだ」とコメントしたという。











グッバイ・エディ・・・・・安らかに・・・・・・。










今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、歴史的転換点になったギタリストと同時期を生きれたことの幸せを感じますように。








                 May







マイケルジャクソンのアルバム「Thriller」の「Beat It」の間奏部分はやっぱりエディだったのね。そうじゃないかと思ってたんだ。




他の曲はほとんどスティーブ・ルカサーだって。あの曲のギターソロはルカサーにしてはハジケ過ぎてるもんね・・・。








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全力疾走中って感じ。     ~反田恭平リサイタル~

2018年09月08日 | 音楽



私は初老男である。




台風21号が関西を縦断し、直後に北海道地震。




日本が「災害大国」であることは重々承知しているが、暗澹たる気持ちになる。





様々な被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げます。





さて「反田恭平」と聞いてすぐに分かる人は、かなりの「通」と言える。





以前に「親子という『しがらみ』」(2016年10月3日)という記事をUpしているので、もしかしたら覚えている貴兄もいるかもしれない。







ありがたいことに、つい先日「辻井伸行&三浦文彰ディオコンサート」を見たばかりに、この「反田恭平ソロリサイタル」を見ることが出来た。








演目は「ベートーヴェンピアノ三大ソナタ」である。






説明不要とは思うが「悲愴」「月光」「熱情」の3曲だ。







やはり、イメージ通りで先の辻井&三浦の時と真逆な感じ。







辻井&三浦が「陽」なら、反田は「陰」である。








もちろん、悪い意味ではない。








辻井は盲目であるが故の「あっけらかんとした明るさ」があり、三浦には「サラブレットとしての品の良さ」がある。








しかし、反田はそうでなく・・・。








どこかしら「尖った感じ」がする。







演奏前後の行動にも、その感じが見て取れる。(あくまで私の感覚です。)












演目はとてもポピュラーだから、私のCDコレクションにもそれなりの数がある。











今回の演奏会のために、それらを結構聞き込んで備えた。









ピアノソナタという演目は、そうした意味ではとても「怖い」ものだ。








演奏家の感覚が「すべて」現れてしまう。









もちろん、鑑賞する人間にも「聴く力」が求められる。









やはり、彼の真骨頂は「超絶技巧」の速弾きであろう。








演奏曲も最後が「熱情」。







第3楽章の後半の追い込みは驚愕である。







そして、私は「悲愴」の第2楽章が一番の好きで是非彼の第2楽章が聴きたかった。









彼のこの曲の解釈は、かなり「持って回った」感があったがドラマチックに堪能させてくれた。









そして、最後の「熱情」。








飛び散る汗が熱演を物語る。







アンコールは3度。








曲名は分からなかった、各曲の超絶部分を弾いてくれた。











彼が取り上げられた「情熱大陸」の時に、彼のプロフィールが紹介されていたが・・・。







普通に考えるクラシック演奏家の人となりのイメージとかなり違う。







セレブな家に生まれ幼いころから、クラシック音楽自体に触れて育ってということではない。





・・・ってステレオタイプ過ぎますか?






家に母親のエレクトーンはあったらしいが。






そうした中から、こうした演奏家が現れることに日本のパワーを感じる。








彼がピアノ留学したのはロシア。








彼の演奏がなんとなく・・・ヨーロッパ感が薄いのはそのせい?







今は特に、その若さによって「全力疾走中」の感が強い。









その「全力疾走後の彼の演奏」がどうなるか楽しみだ。








今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、若き才能に触れる機会が増えますように。







                 May





・・・午後2時からのリサイタルは、ちょっと外すと「眠くなってしまう」ので注意が必要。今回も少々閉口した。


















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リベンジしました!    ~辻井×三浦ディオ:リサイタル~

2018年07月21日 | 音楽


私は初老男である。





驚いたのは・・・・。





三浦文彰の持っている「ストラディバリウス」の響きがあまりに素晴らしいこと!





ほとんどのバイオリン・ソリストは、ストラディバリウスを弾いているので私もそれなりに聴いてきたつもりだが。






これほど素晴らしい響きを聴いたことがなかった。












出だしで躓いた。






演奏のことではない。







6:30開場。





7:00開演の予定だったのだが・・・・。





リニューアルしたばかりの会場の「電気系トラブル」で、会場の照明が落ちてしまい入場できない。





結局30分近く開場。開演が遅れた。







微妙に演奏にも影響があったのではないかなぁ・・・。








タイトルに「リベンジ」と文字を入れたのには理由がある。







3年ほど前だろうか。。。。








辻井伸行のピアノリサイタルを、日付を間違えて見逃したのである。







安くはないチケット代がパーになった。






チケットを手配してもらった家人にも、白い目で見られるわ、馬鹿にされるわで散々であった。








チケット代も白い目も大したショックではないけれど「その時の辻井の演奏を聴けなかった」ショックは大きかった。








だから「リベンジ」と称したが、単純に今回聴けたから「復讐」できたわけではないのだ。







しかし、とにかく「辻井」を聴けた。







プログラムは「月光」ベートーベン。








彼はたしか20代後半。







順調に芸術家としての精進を重ねているのが見て取れる。







様々なエピソードで語られている彼だが、私が彼を評価するのは・・・。






彼の感性・演奏が私のイメージに「非常に近い」からだ。






彼の世に出たヴァン・クライバーンコンテストの時の「カンパネラ」の演奏が、今まで聴いた誰の演奏より私のイメージ通りだったのだ。







クラシック音楽の聴き方にも様々あるが、私の聴き方はこれである。







自分のイメージに一番近い演奏をするアーチストを探す。







ゆえに、演奏される曲目は最低何度か聴いて「基本」を作っておく。






それを基準として、当日の演奏者がどういう解釈をするかを聴き比べるのだ。







辻井は、これからまだまだ成熟し変わっていくだろう。






10年といわず20年経ったときの彼のベートーベンを聴きたいものだ。







対して三浦文彰。






まさに「若さ爆発」である。






「フレッシュさ」というモノも、当然その時にしか味わえないものである。






完全に今どきのイケメンアーティストである。





風貌といい、物腰・立ち振る舞いすべてに非の打ちどころがない。





ただ、それがこれからのアーティストとしての経歴を邪魔せねば良いが・・・。





初老男の余計なお世話、老婆心でなく老爺心である。






アンコールでの「愛のあいさつ」は、そのストラディバリウスの響きで恍惚となる。






2度目のアンコールは曲名は分からなかったが、いかにもといった感じのガーシュイン。ジャズっぽさが若い二人で息ピッタリ。







3度目のアンコールは・・・・。






やっぱり、出ました「真田丸のテーマ」やはり、オリジナルはいいですなぁ。







久しぶりに完全に満足したリサイタルだった。






今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんもリベンジしますように。(って何に?)






          May





ただ、残念だったのは・・・・。会場のキャパが大きすぎたなぁ。2000人近いキャパではバイオリンとピアノだけのリサイタルには大きすぎる。席が後すぎたから尚の事ちょっと響きが弱かった・・・・。







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念願のイベント      ~ラフォルジュルネ新潟に行った~

2017年05月05日 | 音楽


私は初老男である。







ずっと行きたいと思っていたイベントがあった。






       「ラフォルジュルネ新潟」




                       だ。





東京で行われる「ラフォルジュ東京」も、このGW中である。







東京でのそれに比べれば、ずいぶん小規模なのだろうけれど。








田舎に住む初老クラシックファンにとっては、新潟であってもとても貴重なイベントなんである。








一昨年まで田植えの準備に追われ、イベントなどにはほとんどいけなかった。










余裕のできた昨年は・・・・。










チケット入手を忘れて4月の初めになって手を尽くしてみたが遅かった。










満を持しての今回も・・・・。









アクセスしたときは「目当ての公演」はすでに売り切れ。











仕方なく2つほど選んでチケットを購入。









初めてというのはこうしたものだ。









喜び勇んでいってみると・・・・。













知っているはずの会場の距離感が分からない。


















4~5か所の会場は、それほど離れているわけではないのだが、下手をするとスマホを使わないとたどり着けない。













人間というものは、そうした不安があると








                「心ここにあらず」










                            になってしまう。






そうした中で、最初の初期のベートーベンのピアノソナタは「眠気」との闘い(12:30~)








演奏は良かったのに・・・・。









次の公演は無料のリコーダーアンサンブル。








慌てて会場に向かうと、入り口付近でトークショーをやっている。







それがまた「お気に入りの毒舌女性パーソナリティ」がMCで、そちらが気になって仕方がない。









ただ、最後の公演が以前に見たことのある女性チェンバロ&バロックハープ奏者の西山まりえ。









音楽家の成長というか、変遷というものはなかなか実感できるものでは無い。









彼女を見たのは4年ほど前なのだが、本当に音楽家として深みを増してきていることが分かる。








これは、そうしたことを「感じ取ろうとする意識」からしか認識できない。







バロックハープという非常に珍しい楽器には、とても心地よさを感じている。








コリーナ・マルティというスイス人アーティストも「クラヴィシンバルム」という珍しい楽器を演奏する。









最古の鍵盤楽器というその楽器の音色は、とても神秘的だった。











このラフォルジュルネ新潟では、一番高いチケット代(2500円)なのだが、この演奏を聴けたのなら決して高くはないと思う。








燕喜館(えんきかん)なる古びた日本家屋での演奏で、おまけに風の強いことで有名な新潟市。







ざわざわと木々の揺れる音や、窓の揺れる音がなって音楽を演奏するにはよくない状況ではあった。







が、流れる音楽にまさに「中世ヨーロッパ」の息吹を感じたのだ。










「素晴らしい物」を感じる感性は、同じ人間が作ったものであることを思えばあって当然なのだ。










今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、念願のイベントに行けますように。







                   May







・・・・しかし、実はほとんどの公演に「当日券」があったのだ。仕方ない。これも経験。来年は一つくらいチケット取って朝から行こう。




























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私よりも若かったんだ・・・・。      ~ジョージ・マイケルが逝った~

2016年12月27日 | 音楽


私は初老男である。
 





すでに年末である。




今年ももう四日しかないじゃないか・・・。







年々、1年が早くなる。





初老ともなれば尚の事・・・・。







訃報が届いた。






ジョージ・マイケルが心不全で亡くなったとの報道。





Wham!は80年代のUKが生んだ最大のアイドルだった。





初老男が20代ド真ん中。






アメリカではマイケル・ジャクソンが「スリラー」を製作。





「King of Pop」への道を歩き始めた頃だ。





やはり、ジョージ・マイケルといえば「Careless Whisper」がとても印象に残っている。









この曲でジョージはアイドルからアーティストになったと私は思うのだ。







日本でも郷ひろみと西城秀樹がカバーしている。(これってスゴクないかぇ)









今の時期に流れる曲「Do They Know It's Christmas?」でも、彼が印象的な歌声を聞かせてくれる。






「BAND AID」の中のアーティストたちは、キラキラと輝いてみえる。






U2のボノ、スティング、サイモン・ルボン、ボーイ・ジョージ、ニール・ヤング、バナナ・ラマ、フィル・コリンズ、ブームタンラッツのボブ・ゲルドフそして、ジョージ・マイケル






こんなセリフは、とても書きたくないが・・・・。








あの頃が




              「私の青春」



                         
                            そのものだった。






亡くなってから、彼が私よりも2歳若いことを知らされた。







ありがとう。ジョージ。安らかに。






今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、青春の輝きを忘れませんように。





              May






Do They Know It's Christmas?のレコードにはデビット・ボウイを声だけで出演している。・・・・そうか、彼も亡くなっていたっけ。
















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親子という「しがらみ」     ~反田恭平と武満真樹~

2016年10月03日 | 音楽


私は初老男である。




日曜日は「題名のない音楽会」と「クラシック音楽館」の、二つのクラシック音楽番組がある。



そして、今日は「情熱大陸」で若手ピアニスト「反田恭平」が取り上げられていた。




いまその「情熱大陸」が終わったところである。




武満徹も、反田恭平も、私はよく知らない。




もちろん、クラシックファンというレベルでの武満の知識は持っている。




ただ、反田は知らなかった。





私が喰いついたのは、反田の父親が未だに反田がピアニストになることを




             「許していない」



                         ということ。



2012年に第81回日本音楽コンクール第1位を獲得している息子にである。




「なんでこんな奴が一位なんだと思ってる」とのたまった。





武満真樹は洋画字幕の翻訳家であるという。




クラシック音楽館の中で、指揮者のパーヴォ・ヤルヴィとの対談で、父徹が子供の頃「あなたは私の『所有物』ではない」と言われ悲しくなったと語っていた。



武満徹は、まるで会社員のように仕事をしたという。



芸術家には、時間の感覚を忘れて「真夜中から朝方」に製作する人物も少なくないだろう。



そうした中で「あの武満」が、そうした製作方法を取っていることは意外であった。



「題名の名音楽会」の最後に武満の作曲した「死んだ男の残したものは」(谷川俊太郎作詞)が歌われていた。



この歌は、私の遠い記憶の中にあった。




歌ったのは、高石ともや。



その記憶の中では、まさか「武満作曲・谷川作詞」とは思っていなかった。



久しぶりに聞いたこの曲に「脳天をブン殴られたような衝撃」を受けた。




しかも、私が聞いた高石の歌は「最後の4小節」が歌われていなかったことも知った。




そうした武満は、5歳の娘を「人としての人格」を認めていた。





反田の父親は「音楽でロシア留学をして、すでにCDデビューしている22歳の息子」の生き方を認めていない。




「つぶしがきかない」「勉強が嫌でピアノに逃げている」と言って。








・・・・・人間って「面白い」と思う。





今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「人間の意識」のむずかしさを認識しますように。




              May




「辻井伸行というピアニスト」と、全く逆のタイプのピアニスト。それが「反田恭平」ですな。この二人が次々に現れることに、日本のクラシック音楽界の「強靭さ」を感じる。
















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「のだめ」と「辻井」   ~クラシック音楽は今・・・~

2009年12月19日 | 音楽
私は中年である。

「忙しい」などと言っては、本当に忙しい人に申し訳ないのだが、年末も手伝ってなんとなく気ぜわしい。

しかし、やることが無いわけではない。今やっと年賀状を書き終えた。(遅い!)

家中の掃除もほとんど終わっていない。

まあ、片付いていようがいまいが「新年」はやってくる。

心静かに新年を迎えたいなぁ・・・。


ということで「クラシック音楽」のこと。

「のだめカンタービレ」が放送されたのは昨年?一昨年?いつだったろう。

どちらにしても、このマンガとドラマがクラシック音楽を広めるきっかけになったことは間違いない。

私はこの「のだめ」が気になってはいた。

「のだめ」ってなんのこと?って思ってた。まさか「野田 恵」をそう略すとは思わなかった。

ドラマは上野樹里のハマッた演技で「クラシック音楽」がかなり身近になった。

オープニングに使われたベートーベンの第7番は、かなり有名になっただろう。
(どこかで示したが、この曲の聞き所は実は第2楽章「葬送行進曲」なんだけどね)

このドラマでブラームスの第1番を知った人も多いと思う。

当たり前のことだけれど、クラシック音楽を作ってきたヨーロッパの文化は日本とそれとは明らかに違う。

しかし、その素晴らしさは私達日本人の心にも充分伝わってくる。

きっかけは何でも良いのである。

事実私もクラシックを聞き始めたのは松本零士のマンガだった。(それでベートーベンの7番を知ったのだ)


そして「辻井」の話。

日本人は自国のアーティストを、過小評価しる傾向がある。

しかし、クラシックを聞けば聞くほど決して日本人とクラシック音楽の相性は悪くない。

本当のことを言えば辻井のピアノもそれほどではないだろうと、タカをくくって他のだが、彼の弾くある曲を聴いて鳥肌が立った。

それは
         「ラ・カンパネルラ」(リスト)

                           である。

あまりクラシックに興味の無い人でも一度くらいは聞いたことがあると思う。

私のクラシックの聞き方は、その曲に抱いている自分のイメージに一番近い演奏をするのは誰か、を探すというやり方だ。

だから、有名どころにこだわらず自分の感性を頼りにCDを探す。

うまい具合にリサイクルショップで演奏者が変わる「ラ・カンパネルラ」ばかりのCDを見つけて、辻井のそれと比べてみたが、辻井の方が数段良い。

繰り返すがつまりは彼の弾く「ラ・カンパネルラ」が一番私のイメージしていた演奏に近いのだ。

技術的にはかなり荒っぽいところも多々あるが、それ以上にこちらに訴えかけてくる何かがある。

これからの彼から目が離せないのである。

「のだめカンタービレ」と「辻井伸行」

この二つは、日本におけるクラシック音楽のターニングポイントになるだろう。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。昨年末(09’)は何とか「第九」を4~5回聞けた。


                                may
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