完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

こっちの方が「大河」にふさわしい!    ~ドラマ「あさが来た」はおもしろい~

2015年10月31日 | テレビ
私は初老男である。


すっかり、秋である。


山にはそろそろ「雪がちらつく」時期である。


実際に雪で難儀をするのは、大体3カ月である。


しかし、ここに住んでいると「半年」閉じ込められる感じなのである。


・・・メランコリックである。



と言うことで、久しぶりに「朝ドラ」にハマっている。



          「あさが来た」


                    である。



いつものことだが、最初からこのドラマを見ていたわけではない。


土曜日の朝に、偶然チャンネルを合わせたらやっていた。



「朝の連続テレビ小説」というのは、注目を浴びるドラマである。


半年1度の改編で綿々と受け継がれてきた国民的番組だ。



故に、ひどく「叩かれる」ことも多い。


しかし、良いときは主演女優(男優のこともまれにある)は、一躍スターダムにのし上がる。


(もっとも、最近は結構有名になってからの女優が多い気がする)


先回の「まれ」などは、残念ながらNHK好きする若手の実力派「土屋太鳳」を擁しながら、評判はあまりよくなかった。


だいたい、今までのこのドラマ枠は「現代女性」を主役にした場合に失敗することが多い。



「純と愛」「てっぱん」「ウェルかめ」「つばさ」「だんだん」「瞳」などが、それにあたる。(あくまでも初老男の主観です)


これとて、主演者の責任と言うよりその作品自体の「力不足」の感が否めない。


現代女性で成功したのは「あまちゃん」「ちりとてちん」のように、かなり「特異な内容」の時だけではないだろうか。



そうした中で、今回の「あさが来た」はこの枠初めての「時代劇」だという。


大坂を舞台にしたこの枠ドラマは、極端で「良い」時はとても高い評価をうける。(外した時はザンザンだけど)


今回はしかも大阪ならではのテーマ「商家(両替商)」の若奥さんになった「あさ」が主人公。


脇を固めるのは、相変わらずの「豪華キャスト」だ。


玉木宏・近藤正臣・吹雪ジュン・萬田久子・辰巳琢郎・林与一・友近そして宮崎あおい。


これだけのそうそうたるメンバーの中では、大抵の場合主役の影が薄くなってしまう。


演技力に不安の残る若手女優ならなおさらである。


しかし、今回の「あさが来た」は、主人公の波留がハツラツと演技していて脇役たちに負けていない。


重要な姉(はつ)役が宮崎あおいと言うのも見事な配役で、昔この朝ドラで好評を受け大河ドラマでその地位を確立させた彼女を持ってきたのは「秀逸」


近藤正臣の義父・白岡正吉は、相変わらずのうまさに唸ってしまう。(この枠の大坂モノには欠かせない存在ですな)


あまり目立つ役でない江本佑や、升毅・笑福亭鶴瓶なども効果的に出演してるしね。



現在の大河ドラマ「花燃ゆ」も、奇しくも時代背景がかなり近くである。


時間帯や放送時間等が、ずいぶん違うので比べるべきものではないことを重々承知で言うのであるが・・・・・・・。


「あさが来た」の方が、練り上げれば「大河ドラマにふさわしい面白さ」を持っている。


初老男はそんな風に思っている。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「良きドラマ」に出会えることで、毎日の生活に潤いが与えられますように。



            May


今回の「あさが来た」に、欠点があるすれば・・・。AKBのオープニング曲じゃないかなぁ。(そんなに悪い曲じゃないけれど・・・)
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目指すべき「先輩」     ~タモリと巨泉~

2015年10月27日 | 
私は初老男である。


今日は変に暖かい。


南風が強く吹いているからだろう。


月はキレイな「満月」だった。


その中で、買いタテの真冬用の上下のジャケットを着てウォーキングをしてきたのだ。



ほとんどクラクラしてしまった。


そして・・・。ついついエールビールと、スタウトビールを飲ってしまってこのブログをUpしている。


困ったことに「しあわせ」である。



大橋巨泉氏が、何度目かの「がん再発」したらしい。


彼はたしか、私の父親と同じくらいの年のはずだ。(調べてみると81歳だった)


先日彼の本を読んだのだが、とても面白かった。


故にさらに彼の執筆した以前の本が読みたくなったのだ。



先日読んだ本の中で、大橋巨泉と言う人の生き方に「激しく共感」した。


それは、その歳でありながら「確固たる人生観」を持っていたからだ。



残念ながら、今の80代の人たちには「確固たる」どころか「ぼんやりとした人生観」さえ感じさせてくれる人を私は知らない。


50代も半ばにかかり、人間を「見た目」で判断できる目ができてきた。


その目で見ても、ほとんどの80代がそうである。


うちの親父などがその代表である。


最近、話をすればするほど自分の父親が「薄っぺらな人間」であることが分かってきて悲しい限りだ。



大橋巨泉と言う人の「凄さ」は「戦中派」でありながら、精神性でなく論理性で生きる方向を変えてきたことだ。


どうやら、彼の父親と言う人がそうした「論理性」と「合理性」を持った人だったらしい。


彼の世代で「英語を学びたい」と言う方向に意識が行くのは、並大抵の覚悟ではないはずだが、人にどんなことを言われてもそれをやり通したことが、今の彼の状況につながっている。


つづく。
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困っています・・・。   ~月曜夜の「酒関係番組」3連発~

2015年10月19日 | テレビ
私は初老男である。


すっかり「秋本番」である。


例年10月の終わりごろになると、山に・・・雪がやってくる。


ゆっくりとゆっくりと、真綿で首を絞められるようなこの感覚は、なかなか分かってもらえないだろうなぁ。



と言うことで・・・・・。



今日は月曜日である。



大抵の人は、今日から仕事が始まったはずだ。


土曜・日曜にゆったりと休んで、英気を養い月曜から仕事に精を出す。



私も例に漏れず、そうした流れで一週間を始めるのであるが・・・。


先々週から、こまったことになっている。



月曜の夜から「酒を飲みたくなる」番組が一気に3本続けて放送されることになったからだ。


基本的に、私は週末にしか酒を飲まない。(ようにしてる・・・)


ついつい深酒になって、次の日に影響してしまうから平日は飲まない。


なのにである。



まず、夜9時から



          「吉田類の酒場放浪記」

 

                        が始まる。


今はBSを中心にして、こうした酒場紹介の番組は多々あるが、やっぱりこの番組の右に出る番組はあるまい。


この番組の姉妹版である「おんな酒場放浪記」などは、完全にコンセプトを間違えている。


何度か見てみたが、オモシロくもなんともない。


こうした番組は、成功する秘訣は一つしかない。


それは「案内役のパーソナリティがすべて」なのである。


吉田類と言う人が醸し出す「雰囲気」「酒への愛情」「人なつこさ」それプラス、軽妙なナレーション。


これが、この番組を完璧にしている。


今まではこの番組だけでも、かなり酒への欲求が募っていて我慢しながら見ていたものだ。



そうしているうちに、先々週からなんと・・・。



            「BARレモン・ハート」

                          が始まってしまった!


漫画「BARレモン・ハート」は、私の酒のアンチョコである。


三〇年前の「酒のイロハ」も知らないころから、この本に出てくる酒を手に入れて、おいしいとも思わずに飲んで勉強したものだ。


内容は、ほぼ暗記する位に読んだものだ。


バブルの頃に「並行輸入」という方法で、この本に表されている酒が結構簡単に手に入って非常にうれしかったことを思い出す。


いま、バーボン党になったのはこの本の力が大きい。


今日の「ティオ・ペペ」の話なんて、よく覚えていて買って飲んだっけ。(・・・でも、ティオ・ペペって、残念ながら私の口には合わなかった)


この二番組が、続けて放送されるのだ。




・・・そして、最近気づいたのだが11時半からは



               「ワカコ酒」

                          
                       が、再放送されているではないか!


これは、前回の放送をチョビっと見て「おもしろい・・・。」と思って、次からも見ようと思っていたら、その回が最終回だった。


まさか、再放送するとは思わなかった。


第1回は見逃したが、先週が第2回。


ずっと見れることに喜びを感じる。




・・・・・・これは一種の「拷問」?


これだけ「酒関係の番組」を3連発されたら、飲みたくなるのは人情というものだ。


しかし、50代半ばで、様々な生活習慣病の指摘を受けている初老男は「我慢」せねばならないのだ。


え、それなら「番組を見なければいい」って?


・・・・・おいちゃん、それを言っちゃあ「おしまい」よ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「おしまい」になるようなことは言いませんように。



           May



レモン・ハートのマスターの名前が「薀蓄」さんだって知ってた?


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言うだけのことはある!     ~ラグビーワールドカップ・サモア戦~

2015年10月04日 | スポーツ
私は初老男である。


・・・このブログを始めた頃は「完全無欠の中年」を名乗っていた。


しかし、自覚としての「中年の卒業」をした時に「初老男」と名乗り、ブログのタイトルも変えた。


そして、ブログを初めて10年が過ぎようとしている。



そうした中で、その「初老」を卒業せねばならないような自覚を感じている。


精神的にも、肉体的に、仕事的にも、プライベートでもである。



人間生きていると、ターニングポイントになる年があるものだ。


でもそれは、大抵の場合振り返ったときに「あの時だった」と思うのがほとんどだ。



だが、私にとっての今年は「疑うことのない」その時である。



と言うことで、



        ラグビーワールドカップ「サモア戦」

 
                          である。



南アフリカ戦が「ラグビー史上」どころか「スポーツ史上」でも屈指のジャイアントキリングと賞されたが「本当の日本の実力」が発揮されたのは、このゲームの方ではないだろうか。



ヒネクレ者の初老男なりに今までのゲームを含めて評してみたい。


今回の日本vsサモア戦が、前の日本vsスコットランド戦に似ていたと思う人はいないだろうか?


ただ、日本がサモアの立場であったけれど。


試合展開は前半が互角だったし、後半をディフェンスラインをズタズタにされての失点だったから「どこかに似てる?」と言われそうだ。


だがお互いの「精神状態」がかなり近く、さらに言えば「ミスの出た方が負けた」というところがそっくりだと私は思う。


サモアは「強豪」である。


その体格と身体能力は、南太平洋諸島の諸国独特の「固太り」「重心の低いパワー」でラグビーに最適だ。


今回のゲームにおいては、その二つが生む「優位性」がゲーム展開における「粗っぽさ」につながり、結局敗戦となった。


スコットランド戦の時、日本がチャンスと思われるときに「ア~~~~~」と声を上げる反則が幾つもあった。


曰く「パスミス」であり「ノックオン」(前にボールを落とす)「スローフォアード」(ボールを前に落とす)「オーバーザトップ」(ラックで出そうなボールの上に倒れ込んでボールを出さないようにする)である。


サモアはこのゲームで、まさに「ア~~~~」と声を上げたことだろう。


特に「シンビン」(10分間の退場処分)になった二つのプレーは(ボールを持っていないプレーヤーにバインドせずに肩でアタック・ハイパントボールをジャンプしてキャッチに行った選手に空中でタックル)、その瞬間「イライラ」が思わずプレーに出たという感じだった。


ラグビー選手は、当然「気が荒い」しかし、ラグビーは「荒くれ者による紳士のゲーム」と呼ばれている。


「紳士」としてのフェアプレーと冷静な精神力が無ければ、勝つことはできない。


体力・身体能力を武器としたチームが、その中心選手を2名失ったら敗戦も当然である。


仕方のない部分があるにしても、完全にサモアは「ゲームプラン」を間違えたと言える。



小学生の時からラグビーを「テレビ観戦」してきた初老男として、ちょっと偉そうに記事のを纏めていかせてもらおう。


どんなスポーツも、基本的には「単純」である。


ラグビーにおいて「フォアード戦(スクラム・モール・ラック)」を優勢にして「タックルを確実に決める」「キックを正確に決める」と言う基本が完璧にできれば、絶対に勝てるのだ。



しかし、世界的に見てサモアとは逆に「体格・身体能力」に劣る日本が、その基本を守るということは、ちょっと


                 「想像のつかない努力」

があったはずだ。


「世界の中でも、ここまで練習してきたチームは他にいないだろう」とエディ・ジョーンズHCが言ったという。


最近ラグビーファンになった人には、分からないだろうけれど「あの」エディがそう言ったのだ。


言うだけのことは・・・・あった。


今回も最後までと付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、言うだけのことはある!と言われますように。



                  May


今までの3試合で分かってきたと思うけど・・・。アメリカ戦は、決して「楽な試合」ではないよ。ただ、精神的に安定していれば、そんなに苦戦はしないはずだ。







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