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完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

大相撲と言うものUp   ~朝小龍包の真実~

2007年08月29日 | 時事ネタ
私は中年である。

・・・しかし、この頃自国民が本当に分からなくなってきた。

私は確かに「変人」なのだろうな、と自覚することもあるから、ある程度は
自分と「同じような考え方」をする人が多くないとは思っている。

しかし、今回の改造内閣の支持率は44・2%で、参院選直後と比べて
12・5ポイント増加したという。不支持率は36・1%で、23・8ポイントも
減少したらしい。

なんでみんなそんなに単純なんだろう?

肝心の「トップ」が変わらない限り、基本的な「政治姿勢」が変わるわけが無い。
確かに大臣個人個人の「スキャンダル」は減るかも知れない。

しかし、それは安倍ゾウリの「政治姿勢」が変わることを意味していない。

断言するがこの内閣は、前内閣と同じように「スキャンダル」も出てくるし
「トップ」の人間の薄っぺらさが尚更はっきりして数ヶ月で破綻するね。

大物・ベテラン議員たちは、イザとなったら安倍ゾウリの「足を引っ張り」
引きずりおろす方に回るはずだもの。

国民はもう少し「本質」を見るように考えないと、もっともっとヒドイ政治に
なっちゃうよ!


と言うことで、朝小龍包横綱である。

・・・なんでこんなに騒いでいるのか少々辟易しているのだが、私見を
Upしたいと思う。

この騒ぎについて、ある人に意見にこんなのがあった。

「大相撲」は、国技などと言っているが、江戸時代などは畸形的大男たちの
 戦う姿を金を取って見せる「見世物小屋」のようなものだった。そんなものを
「国技」などといって重みを持たせたのは数百年程度前でしかない。
 それならば、横綱に様々なものを期待せず、今回の騒ぎを見るべきだ。

なるほど。たしかに物の成り立ちにおいて「確立」するまでは、異端・邪道
なものは多々ある。

それも見方の一つだろう。

昔「子どもの好きなもの」というのがあって「巨人・大鵬・玉子焼き」と言われた。
(古すぎて知っている人が少ないだろうなぁ)

この言葉に私は、この頃の騒ぎの芯を見るのだ。

プロ野球における「巨人」相撲における「大鵬」は、正にそれぞれの「王様」であり、
「強さ」だけでなく「品格」や「威厳」を備えていた。

それが、少年の憧れや国民の人気の一つの重要な「要素」であったことは
想像に難くない。

現実に巨人の野球中継の視聴率が落ちてきているのは、単純に「弱くなった」
からでは無く、相対的な尊敬できる部分などが減ってきたからだ。
(まあ、「尊敬できる」なかには幻想だった部分が多くあったりもするのだが)

だから、今のプロスポーツは徐々に「地域的」な部分が中心になってきている。
(阪神・ロッテ・ソフトバンク。サッカーではレッズ・アルビ等々)

大相撲もしかりである。

基本的に「大相撲」を「プロ・スポーツ」とみるか「プロ・格闘技」とみるか
はたまた「国技」と見るか・・・。

このすべての面を持ち合わせているだろうが、その芯をどれと見るかによって
先に述べた人のように、捉えかたがずいぶん違ってしまうだろう。
(もっと単純に「興行」と見れば、スキャンダルまでもOKって感じだけど)

私達の世代にとって「相撲の親方」と言うのは「鬼より怖い」存在だと思って
いたら、この騒ぎで少なくとも高砂親方はそうでないことも分かったし・・・。

すべてのことが時の流れとともに、変化していくのは仕方が無いが、
「日本の心」に通じる(私はそう思っている)「相撲」の精神面が、こんな
外交問題的な騒ぎとなってうやむやになっていくのは残念至極である。

この時代に「ちょんまげ」を公然としていておかしくないのは、相撲取りが
「時代を超越した存在」と位置づけている証だと思っていたのに・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが国技館の升席で食べる焼き鳥を、おいしく感じますように。

                         may

・・・しかし、朝小龍包が「横綱」に復帰できるかねぇ。そんなことを言うと
批判されそうだが、一度「心を病んだ」人物がその世界のトップに返り咲く
事はありえなそうだけどなぁ・・・。

                      may








 



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6日遅れの感激Up   ~大河ドラマ・ガクト熱演~

2007年08月25日 | テレビ
私は中年である。

この頃の「政治家」というのは、独りよがりの人ばっかりだ。

「安倍ゾウリ」が、その筆頭なのは言うに及ばず、数え上げればキリが無い。

その中で、やってくれました、ラーメン大好き小池百合子。

今日のニュースで、訳の分からない「責任論」を持ち出して防衛大臣留任を
固辞した。

「情報漏えい責任を取る」などというが、それなら「自民党大敗の責任」を
安倍ゾウリに迫って欲しいものである。

なんか知らないけれど、ラーメン大好き小池百合子は、人気があるらしい。

「美人は得」とか言うしょうもない理由だろうか?

今回の「人事騒動」だって、もう少し頭がよければうまく乗り切れたのに。
そしてその役人・人間操作がうまくいけば先々もっと大きなポストだって
回ってきただろうに。

政治家が役人を上手に使うかどうかは、ある意味政治家の本領だろうに。

あえて「女性政治家」が、とは言いたくない。ラーメン大好き小池百合子は
政治家失格であり、次の選挙で是非当選して欲しくない人物だ。

・・・まあ、丸川ナントカという詐欺師みたいな人が当選するくらいだから
ラーメン大好き小池百合子に投票する物好きと言うか何も考えない人が意外に
いっぱいいるんだろうと思うけど。


さて、今年の大河ドラマは一度も見逃していない。
そして、先回はあぶなく見逃すところだった。

なんとか今日(25日)の、再放送で「勘助捕わる」を見た。

もしかすると、今回の大河ドラマのある意味で「ハイライト」の回であったろう。

今回の大河ドラマの中で一際異彩を放っているのが「ガクト」であろう。

もちろん彼の存在自体が、かなり「異彩を放って」いるのだが、
今回のドラマの主人公が「長尾景虎」であるような錯覚を起しそうだった。

だいたい、風林火山の原作に勘助が越後に潜入するなどという破天荒なことは
当然入っていない。

長尾景虎こと上杉謙信が、現実に「山本勘助」なる人物を知っていたか
どうか・・・。それさえ怪しい。

前のUpを読んでもらうとよく分かるのだが、風林火山という小説は、
戦国時代には珍しい老齢の「山本勘助」と諏訪の血筋をもつ「由布姫」の
「恋」とは呼べぬ恋愛小説だと、私は思っている。

ゆえに、武田晴信はさておき、他の脇役たちはほとんど人格を描写されてさえ
いないのだ。

そうした中で、ドラマの中の景虎(ガクト)の存在は際立っている。

ほとんど「間化」していて、この人だけCGか?って感じ。(賛否両論
あるでしょうね)

今回の大河ドラマは、本当にベタな大河ドラマの流れなのでこれくらいの
スパイスを効かせたほうが良いのではないだろうか・・・。

本当に小説としては「軽い」部類に入るであろう「風林火山」を
脚本家大森寿美男氏は、大胆に進めている。

この回の、景虎を「神仏へ信仰深い侵略心の薄い武将」と印象付けることに
成功したのは以後の回へうまく伏線を張れたと思う。

これから後半益々期待ができるというものだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「ガクト」と「市川亀治郎」の対比に人間のおもしろさを
感じれますように。

                      may

ちなみに、ドラマの中に出てきた景虎の姉「桃姫」が長尾政景に嫁ぎ、
後の景虎の養子になる「上杉景勝」を産むことになる。
再来年の大河ドラマの主人公「直江兼続」は、その景勝の家老なのだ!
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今年の「高校野球」Up   ~今年も終わったね~

2007年08月22日 | スポーツ
私は中年である。

さて、忙しいと言いながら怠惰な生活を繰り返していた私であるが、
久しぶりに体重計に乗って見た。

・・・やはり、人間は眼に見える形で「具体的」に示されないと「覚悟」
出来ないらしい。

体重はまさかと思っていた「大台」に乗っていた・・・。まあ、これでホンキで
ダイエットに向かわなければならないことが判断できた。

しかし、本当に「ダイエット」出来るかどうかは「誰」にもわからない。


さて高校野球。

夏の風物詩としての高校野球も、昨年「10年に一度」のスター達が出現した
せいで、今年はそれほど個人的に目立った選手が現れなかった気がするのは
私だけだろうか?

わが地域の代表は8年ぶりに初戦を突破し、更に2回戦を勝ってベスト16に
勝ち残った。

野球と言うスポーツは、なるほど「プロ仕様」のスポーツだなぁ、とつくずく
思う。

本当に「どちらが強いか」は、何度か対戦してみないと分からない。
非常に実力以外の要素が、勝負のファクターになるスポーツだ。

わが地域の代表は、2試合続けて1点差。2試合目は延長戦での決着だった。
2勝したのは本当に久しぶりだ。(1回戦に勝ったのだって8年ぶりなんだから)

これだけなんだかんだ言いながら、しかしやっぱり思うのだ。

高校野球の「ベスト16」から「ベスト8」には、歴然とした壁があると。

それを証明するかのごとく、わが地域の高校は「3回勝利」してのベスト8は
いまだに一度も無い。

昔は県代表と言っても、ポロポロとエラーばっかりしていて勝てる気が
しなかった。「ツーランスクイズ」なんてヒドイプレーを決められたことも
あったっけ・・・。(どんなプレーか知らない人も多いだろうなぁ)

「野球不毛の地」などという言葉も、これだけ北海道勢・東北勢が活躍する
中では「雪が降る」ことをその言い訳に使うわけにはいかないだろう。


23日の高校野球決勝は「劇的」な逆転勝ちで、佐賀北高校が優勝した。

これもある意味、私の前言を証明するようなものだ。

果たして佐賀北と広陵。どちらが「本当は強かった」のだろう。


しかし、そんなことに何の意味も無いことはこうして書いている私自身も
良く分かっている。短い髪でひたむきに白球を追い続ける少年達の「執念」は
本人達にとってはもう「勝負」を越えている。

目の前にあるのは「全力を尽くしたプレー」だけだろう。


印象的だったのは、広陵の最後のバッターがエースの野村であり、三振に
終わったあとベンチに戻りながら、不思議なほど爽やかな笑顔を見せていたことだ。

昨年の決勝戦のラストシーンと驚くほど似ている。

早実の斉藤と駒大苫小牧の田中の最後の対決に・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「高校野球」の中に「ひたむきだった自分」を思い出します
ように。

                      may

23日は「処暑」でした。本当にいきなり風が「秋」なのね。



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疲れた一週間Up   ~今後の計画を・・・~

2007年08月20日 | Weblog
私は中年である。

昨日の朝にブログをUpしたつもりだったが、システムの不具合で消えて
しまっていた。

まあ、マクラを振っただけの短いものだったからいいけどさ・・・。

と言うことで不安であった娘の登山は夜中の大雨で現地に集合してから
「中止」となった。(いかった~~。)

まあ、私が歳を取ったと言うだけなのだろうけれど、散々大雨が降った後だと
言うのに「登ってしまえば、何とかなる」なんて提案するお父さん達が、結構
居たことに驚いてしまった。

中止理由の中でも言われたのだが、大人5~6人のパーティならそれも良かろう。
しかし、子どもが約半数居る70人余りの集団なのだ。

自分が登れるかと言うことより、子どもの中の極体力の無い子が登れるかどうか
を判断基準としなければいけないと思うのだが、そうは考えない人が少なく
無いらしい。

初めからあまり乗る気の無い「中年男」もどうしたものかとも思うけど。


さて、それもあってあさ4:00起きでその登山の準備をしたので、一日が
長くて仕方が無い。

それで欲張って、今まで出来なかった少し遠目の買い物に出かけてしまったら
疲れが抜けるどころか、どんどん疲れが溜まっていく。

先週末10日に母方の祖母の葬式騒ぎが3日間。

田舎の葬儀なので、なにかと細かいことが多くてとても疲れた。
そして、夜は当然「酒」と言うことになる。当然それも3日間。

終わったとたんに「お盆」これも13日から3日間。
地域のお祭りで笛を吹いたり、お祭りの手伝いをしたり。
やっぱり、3日とも夜は「酒」

一日置いて「登山」(といっても、朝5:00現地集合だから、前日から
始まっていたよなもの。まあ中止になったけど)

そして、昨日は「地域の運動会」

これがわが村の重要な年中行事なのだ。

若い時はこうした行事がイヤでイヤで仕方が無かったが、中年を過ぎて
こうしたことの意義がずいぶんと分かってきた。

そして、やっぱりその後も「酒」

そりゃア、体の調子も悪くなるわな。

あれやこれや言っても、どのことも避けて通れないことばかりなので
仕方が無い。これが、俗に言う「柵」(しがらみ)って奴だろう。

体のことや精神的なことを考えれば、世間的なことを「間引いた」方が良い
のだと思うけれど、それをしてしまえば「口ばっかり」の人間と思われる。

思うに今の世間は、そうした「口ばっかり」の人間が増えすぎたのでは
ないだろうか。

どこかに黙々として仕事をこなす姿を、家族であれ、世間であれ見せて
おかないと「信頼」と言うものは勝ち取れない。


そう思うと、自分のやりたいこと・世間的にやらなければならないこと・
家族内でやらなければならないこと・仕事としてやらなければならないこと
等々のバランスを取っていく事が「中年」の現在の生き方なのだろう。

若い時はとにかく「自分のやりたいこと」を中心に考えていたし、そのことに
回りも寛大だった。

さて、そんなことで一段落したから8月末からの「秋」にかけての計画でも
練ろうか・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「歳相応」の「責任ある行動」をもちますように。

                      may

・・・だと言うのに、昨日久しぶりにプレステのテニスゲームにハマッて
手の皮がむけた。・・・バカ中年男です。

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司馬遼太郎著「燃えよ剣」読み終わりました。Up  ~またはまってます~

2007年08月15日 | 
私は中年である。

・・・このごろ、マクラで中年の「嘆き」というか「ボヤキ」というか、そんな
事ばかりを使っているが、今回も同じくである。

本当に「忘れ物」が多くなった。

先日、葬儀があったことはUpしたが、通夜の後に「数珠」をなくした。
そのため、葬儀当日には数珠なしになってしまった。

極めつけは、毎日かぶっている「帽子」を失くしてしまった。
いずれ、どこらか出てくるとは思うのだが・・・。

私はいつ頃からか「帽子」無しでは外に出なくなった。

毎年、大体平均2個の帽子を買う。秋冬用と春夏用の二つだ。

今年の春夏用は、ウレタン素材のメッシュの黒い帽子だった。
値段は630円。(安~い、けれど軽くてかぶり心地がよく気に入っていた)

それが、気が付いたら無くなっていた。これもそのうち出てきて欲しいのだが
・・・。


さて、通勤時間が延びてしまったので、読書に使える時間がかなり日常から
減ってきているが、読みたい本は溜まっていくばかりだ。

ゆえに前にもUpしたように「歯を磨いている時」とか、「トイレの中」とか
「入浴」とかに本を読むようにしている。

で、何度目かの再読だが

        司馬遼太郎著  「燃えよ剣」(上・下)

を、読み終わった。

とにかく、最近また「新撰組」物にはまっている。

「燃えよ剣」は、新撰組副長「土方歳三」を主人公とした長編で下巻の解説を
読むと分かるのだが、同時にかの有名な「竜馬がゆく」と同じ新撰組物の
「新撰組血風録」の3本を同時に連載していたという。

(この3冊すべてをブログにUpしていたと思ったら、どうやらしていない。
また、再読するのは間違いないのでその時には確実にUpします)

新撰組がなぜこれほどいまだに文筆の対象になっているか?

それは新撰組が日本の歴史の中で「キーポイント」になっているからだろう。

「武士」としてのその当時の最強集団が「新撰組」だった。(詳しくは少しでも
新撰組を調べてみてもらうと分かる)

その「武士」としての最強軍団を擁した幕府軍が、武士でない百姓たちの寄せ
集めの「軍人」を中心とした官軍に敗れたのだ。

この時から「近代・現代日本」が始まったといっても過言でない。

そして、武士としての最強軍団に仕立て上げたのが、新撰組副長「土方歳三」
なのである。

観念としての「武士」を、具現化するシステムを作り上げた「ケンカの天才」
それが土方、という方向でこの小説は進んでいく。(詳しくは、新撰組物の
小説を1度読んでみてもらうしかないなぁ・・・)

司馬遼太郎は初期の頃は物語性を重視したためか、史実と物語性の融合が下手で、
破天荒なヒーローが活躍する物が多かった。

この中期の3作品頃から「破天荒さ」がなりをひそめ程よいストーリーに
なってきている。

架空であろう人物「お雪」を登場させることで、土方の生き方自身を際立たせて
いる。

これから後期の司馬物は、長編が多くなり、徐々に史実のレポートに登場人物の
性格を投影させた小説と言うよりルポルタージュに近い文筆になっていく。
好き嫌いはあるだろうが、それはそれで読み応えがある。

「明治維新」の一方の主役は、間違いなくこの「新撰組」である。そのことに
興味を持ったのであれば、是非一読を薦めたい。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「現在の日本」につながる「歴史」のキーポイントに興味を
もちますように。

                      may

明日は、早朝から「登山」の予定・・・。行きたくないよぉ・・・。
                     





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イヤになった自分の先々Up  ~祖母葬儀に際して~

2007年08月14日 | 家族・肉親
私は中年である。

ついに「差し歯」が入ったのである。

私の数か月分のこづかいに相当する「84000円」の「歯」である。

ちゃんとしたこの歯が入るまで、プラスチックの仮歯だった。

それはそれで一ヶ月も入っていて、口の一部になっていたので、
逆にちゃんとしたこの歯の方が、今は「違和感」がある。

たしかに、とても自然でよほどよく見ないと他の人には分からないだろう。

前にもUpしたが、こうして「自分自身」を失いながらそこに「人工的
スペア部品」を付け足しながら歳をとっていくのだろうなぁ・・・。


さて、私は母を事故で亡くしたのだが、その母の母(つまり、祖母)は存命して
居た。

それが、9日の未明に逝去した。93歳。

4年近く入退院を繰り返し、最後は呼吸不全を起こして亡くなった。
最後は顎が外れて元に戻らなくなり、その顎が気道をふさいでしまい呼吸困難に
なった。それを近親者達が手で支えて三晩をすごし、小康状態になって
安心した途端の訃報だった。

入院する前から「アルツハイマー」が進んでいて、私を見ても多分誰だかは
分かっていなかったろう。

長生きするのは「幸せ」なことばかりではなく、同じくらい、いや人によっては
それ以上「不幸せ」なことも味わうこともある。

彼女は「幸せ」なことの方が多かったと私は思っている。

「中年」になって良くそう思うのだが、自分の身の回りの近い人たちが「老年」に
なり、様々な「見苦しさ」を露呈すると、私は間違いなく自分の「行く先」を
垣間見る。


祖母は「大正」生まれ、私の親たちは「昭和一桁」生まれ、そして私は
「昭和36年」生まれである。

どの世代でも、劇的な変化が起きた中に身をおき、経験を積む形になるが、
自分が若い時に培った「価値観」は容易に変化するものではない。

しかし、問題なのは時代に合わせた「感受性」をいかに持つか、である。

そうした意味でも親父とどこまでいっても、意見の交わることがないのは
分かりきっていた。そして最近決定的な一言を親父の口から聞いた。

       「誰が育ててやったと思っている!」

・・・私も親になり、まがりなりにも「親とはどうあるべきか」とかも随分
考えた。その中でこれだけは言ってはいけない、と思っている言葉が、正に
このセリフだった。

たしかにこのセリフを言いたくなることもあるだろう。しかし、こういわれたら

私はこう答えるしかない。

        「誰が育ててくれと頼んだ!」

更に言いたい。
        「誰が産んでくれと頼んだ!」
と。

SEXが出産につながっていることを、知らない奴はいないがそれを実感する
男は女に比べて圧倒的に少ない。だから、こんなセリフを吐きたがる。

そして、実際子どもは「親を選んで」生まれては来れない。逆もまた真なり。
親は生まれてくる子を「選べない」。

だからこそ「偶然という奇跡」の重みを受け止めて一生懸命子育てをせねば
ならないのだ。そこに疑問を持ってはいけないのだ。

これは世代が変わろうとも絶対に変わらないと私は思っている。

それを、いとも簡単にこういうセリフで子どもを失望させる。

・・・しかし、その親父に似ている部分を自分に多く見つけているのも
事実なのだ。

すると私も子どもに対して、そんなセリフを吐く時が来るのだろうか?

そんなことの無い様に気合いを入れている今日この頃なのだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「血脈」の偉大さにオノノキ、更に逆らう気力を
もてますように。

                      may

長らく「停滞」申し訳ありませんでした。
                          
                          
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日本人の「血脈」を感じる時4   ~心に響く笛の音~

2007年08月04日 | Weblog
私は中年である。

今年は梅雨明けが遅かった。わが地域は8月1日であった。

そしてあけたとたんに台風5号である。

わが地域は大した被害は無かったが「フェーン現象」で、非常に不快な暑さが
襲った。

昔は「夏」が好きだった。子どもの頃は、正に「ジリジリ」とした暑さの中で
プールに行き、スイカを食べ、昼寝をして花火をした。

若い時は女性を連れて「日本一の花火大会」を見に行った後、いかに渋滞を
抜けて早く帰ってくるか、なんて競ってみたり・・・。

「海水浴」という言葉だけでワクワクしてしまったり。

最近は週末に飲む「ビール」くらいしか、楽しみが無い。

本当に「中年」になってきたことが少し悲しい。

☆☆☆すいません、昨晩更新できませんでした。しかもマクラもかわったし。
                     5日8:50☆☆☆

さて、私の住んでいる田舎は「お盆」といえば8月15日である。

本当の田舎祭りで、トラックの荷台をステージに見立てて売れない3流
演歌歌手のショーや、子供だましのマジックショーとかをやる。

極若い時は、それがイヤでイヤで仕方が無かった。

☆☆☆暑くて、バテ気味です。なかなかブログも進みせん。6日7:22☆☆☆

しかし、中年になった最近は、自分の意思とは関係なく土地における「お祭り」の
意味をなんとなく分かるようなった。

そこにあるのは、極シンプルに「神に対するおそれ・信仰」なのだ。

☆☆☆・・・疲れ、ピークです。7日7:27☆☆☆


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トップにいる人間の資質    ~分からないのは本人だけ~

2007年08月03日 | 時事ネタ
私は中年である。

安倍ゾウリが「続投」すると言う。

「55年体制」が崩壊して久しいが、その終焉から生まれたのが「擬似大統領制」
のような独裁的総理大臣「変人コイズミ」だったろう。

その弟分というか、息子というかが安倍ゾウリであることは、ほとんどの国民は
分かっていると思う。

今回の「年金選挙」というような、争点を絞った選挙手法もコイズミが「郵政選挙」
というやり方で衆議院選挙を闘ったのが始まりだ。

このやり方は非常に「危い」

それと同じ、あるいはそれより重要な事項がたくさんあったのが、この「年金」の
影に隠れてほとんど論じられ無かった。


ということで、本論にいこうとおもったら赤城農水大臣が「更迭」された。

「最悪のタイミング」である。

前々からそうなのだが、安倍ゾウリにはちゃんとした「参謀」が策を授けないので
あろうか?それとも、居てもゾウリが聞く気が無いのであろうか?

人事に関しては、すべてにおいて「裏目」に出ている。(本人も含めてだけど)

まあ、本当に安倍ゾウリの「首が飛ぶ」までの時間が「悪あがき」をする度に
短くなっているった感じ。

1日夜のニュース番組を見ていて思った。バカボン石破(元防衛庁長官)は、
思ったより「エライ政治家」かもしれないと。

逆に渡辺Jr(善美)は、やっぱり二世議員(親は元自民党の大物議員、美智雄)で安倍ゾウリと同じ種類のボンボン議員なんだなとも思ったねぇ。

姫に退治された「虎ノスケ」さんも、そんなにヒドイ人ではない感じ。
本当の「政治家の資質」って良く分かんないなぁ。

結果的に「安倍ゾウリ」がそうしたちゃんとした政治家もいるかも知れない
自民党を自分の味方だけにすることで壊していることだけが分かった「更迭劇」
だった。


ダブルマクラになってしまった。本題に入ろう。

これだけ「次元の低い」の自民党のドタバタは、初めてだが、時を同じくして
「大相撲」でも次元の低いドタバタが演じられている。

過去のブログの中でも書いたことがあるが「横綱」というのは角界においては
「総理大臣」なんかより、ずっと名声も責任も重い。しかも「実力がある」と
「第三者機関(横綱審議委員会)」が認められなければ、なれないのだ。

しかも、横綱に求められるのは「心・技・体」である。(これだけでも
総理よりずっと大変って気がする)

朝小龍包を育てたのは元朝潮の高砂親方。私が若い時は、人気力士だった。
しかし、結局大関どまり。横綱になれなかったのは、朝小龍包のような
「気の強さ」が無かったからだと私は思っている。

さて、今回の安倍ゾウリの進退問題と朝小龍包のサッカー問題は、どこか
似ているように見える。

言い切ってしまえば両者とも「自分の居る『位置』が分かっていない』または
「分かっているけれど我慢できない」のであろう。自分のやりたいことを
優先させているというか・・・。

大相撲の横綱はある意味「日本男児のあるべき姿を具現化させた存在」なのだ。

だからこそ「心」の部分が一番問われることになる。
出身がどこの国であろうと「日本男児の象徴」として、より「日本人」に
ならなければならない。

総理大臣も一応「日本で一番エライ人」ということになっている。
であるからこそ、国民・国会議員から尊敬される「人格と指導力」を
持たねばならない。

自分の国でサッカーをして、やるべき巡業をサボっていると思われた「横綱」と
議席を減らしたという取るべき責任を取り損ねた「総理大臣」・・・。

いずれも待っているのは「泥にまみれた末路」だろうなぁ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「取るべき責任」をタイミングを間違えなく取り、
「潔い人」でありますように。
                          
                           may

本題がマクラよりずいぶん短くて内容も薄いじゃないか!











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