私は初老男である。
この頃つくづく思う。
私の興味の対象がもう少し絞り込まれていれば・・・・。
それなりにモノになった事柄もあったかもしれない。
初老となって、先が見えてきた中ではなおのこと。
ということで、今回の「キッカケ」はある音楽番組でコブクロが言っていたセリフである。
「自分らの音楽を聴いてもらうには、最低『ウッドコーンスピーカー』を使ってもらいたい」
細かいところは違うかもしれないが、大意はそういう発言だった。
実は私はCDを600枚以上持っている。
それらを聴くのはほとんど安物のCDプレーヤーにアクティブスピーカーをつないで聴いていた。
それも数台をつないで。
それらはプロのミュージシャンからすると不足らしい。
まあ、その数台においても、かなりの個体差があることは分かっていた。
どうしても、基準としての音を確認せねばなるまいと思い立つのは人情。
満を持してウッドコーンスピーカー搭載CDプレーヤーを購入。
すると・・・さすがに「良い音」がする!
音の一つ一つが「おそろか」になっていない。
感動した!
だが・・・・。
一番大きなアクティブスピーカーに比べると「迫力」が足りないような気が・・・・。
しかし、困ったことにアクティブスピーカーとパッシブスピーカーは同時には鳴らせない。
(実は鳴らせるのかもしれないけど、やり方を知らない)
そして、ついつい誘惑に負けて・・・・・低音重視のパッシブスピーカーを買ってしまった。
それをつなげると・・・・。
「ああ、なるほど。。。。。。こういうことか。。。。」
クラシックを中心に聴いている私にとっては、この差は大きく感じた。
決して「音が悪い」というのではない。
コンセプトが違っている。ということだろう。まあ、価格も違うのであるが。
こうなると、いちいちスピーカーをつなぎ直すのはとてもやってらない。
両方を一度に鳴らしても観たいし。
ということでスピーカーセレクターを「自分で作る」ことにした。
調べてみると・・・・。大した値段ではないが、それくらいは作れるだろう。
一応自分工業高校卒だし。
・・・・・こうして「沼」にハマっていく。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、気になり始めるってことが「沼」への入り口だって分かりますように。
May
この話はもう少し続きます。