完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

酩酊 万歳!      ~ハッここはどこだ~

2012年10月30日 | 酩酊
私は初老男である。

酩酊しているのである。

週末の金曜土曜は、一杯やることにしている。


酒はいい。

自分の人生に「酒」がないことは、考えられない。


本当のところ、初老男なりに血液検査の数値はよくない。

ダイエットにおいても「酒」は「大敵」なのである。


しかし、だからと言って酒をやめる気はない。

これは私の持論であるのだが、これだけの毒々しい(人身的にも精神的にも)世の中で、50年以上も生きてきて、血液検査の数値が「すべて正常」なんて奴は「ロクなもんじゃねぇ!」のである。


・・・まあ「酒呑みの自己弁護」ではあるが。

申し訳ないがこのお医者さんのいう「正常値」が、長生きの指標かと言うとあながちそうとも言えないのである。


血液の検査結果「完全正常」「ほかの検査も完璧」なんて人間が、単純に階段から落ちて死んだりするんだよね。


人生くらいわからないものもない。私の母親は、12年前に父の運転する車の助手席に乗っていて、コンクリートウォールに激突して亡くなった。

彼女はほとんど酒も飲まず、健康診断の結果は「優秀」であった。



こうして死んだ人を「運が悪かった」というのである。


ちなみに運転していた父は、今も元気でカクシャクとして先月めでたく80歳の誕生を迎えた・・・。


人間の一生などと言うものは、カクノゴトク「間尺に合わなく」できている。


そんな中で「鬱屈したこの人生」の憂さを晴らすためにの酒はやめられるはずもない。



・・・すでに身体的酩酊状態を抜け出して二日以上経った。

しかし、血液中の酒は抜けたかもしれないが精神上の「酩酊」からは脱していない。

ずっと酔ったままだ。

・・・って思いたいだけかもしれない。


最近は特に、自分の「老い」をひしひしと感じる。

そうした状態を「自覚せざるを得ない」状況と「自覚したくない」状況が、頭の中を駆け巡る。

それこそが「酩酊」って感じかな。


まあ、わざとやってるって気もするけど。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「酩酊状態」を脱しませんように。


        May


「ハッここはどこだ!・・・なんで、ブログがUpしてあるんだ?・・・何も覚えてない・・・。」
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オモシロくなりそうだ。     ~「純と愛」好調~

2012年10月27日 | テレビ
私は初老男である。

習慣と言うのは恐ろしいもので、すっかり某国営放送の「朝の連続テレビ小説」を見るのが当たり前になった。

今回の「純と愛」は、思った通りのオモシロさだ。

前にもUpしたが、前回の「梅ちゃん先生」とまったく違うタイプのドラマにしたのが、とても良い方向に向いていると思う。

まず、今までのこのドラマになかったことが一つある。

主人公自身の「ナレーション」だ。(調べてみてはいないが)


これが、今までのこの枠のドラマには無い雰囲気を醸し出している。

このドラマ枠はいつも言うのだが、関東と関西が交互にドラマを制作するようになっているので今回は、沖縄から大阪が舞台。

キャストもずいぶん凝っている。

「ウケるドラマ」の一つの条件に「キャストのハマり具合」があると思う。

今回の「純と愛」は、かなりハマっていると思う。
そうした部分にどれくらい脚本家が関われるか知らないが、いま絶好調の遊川氏のことでるあるから、それなりの指定はしているのではないだろうか。

そう思えるくらい愛(いとし)役の風間俊介はいい。(もっともこの人の演技力は前々から定評があったけど)

ドラマの役の対比効果としての城田優(水野安和役)も絶妙。(この人は素がこんな感じなのではないかと思わせる)

純の同僚の「チカちゃん」もいい。(役名田辺千春 黒木華)純との比較されるとはっきりする容貌と性格、城田に積極的に近づく感じや、大阪女らしく関西弁でキレるところもいい。

昨日登場の愛の母親多恵子(若村麻由美)も、いいですなぁ。この人も演技じゃなくて「素」ってかんじね。

最後にヒロインの「純」(夏菜)は、本当のところナレーションもかねているせいで「狂言回し」風になっているところが、少々気になるが、十分魅力的だ。

私のような初老男からすると、まさに「ヒドい新入社員」で、小言の二つ三ついってやりたい対象であるが、まあ、なんと言ったって「ドラマ」だからね。

最近のドラマの傾向なのか、全体の決めが「カタルシス」を感じさせなくなっている。(まえにUpした清盛もそうね)特にこの遊川氏脚本はそうしたことがインパクトになっている部分が多い。

(愛が殴った子供の家族はあれでいいのかとかね。それにしてもあの家族、亭主の存在感ないねって見てない人には全然わからないだろうけど)

それが、これからのドラマの展開にどう影響されるか・・・。もしかすると、そこら辺が人気を維持できるかどうかの分岐点だろう。

今回も最後までおつきあいいただきありがとう。これを読んでいるみなさんも、一日のアクセントになる事柄を見つけ増すように

       May

ほんとに夏菜って、直で見ると怖いくらいにハッキリした顔なんだろうなぁ。



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いよいよマズイ展開に・・・。    ~「味の記憶」の喪失~

2012年10月25日 | Weblog
私は初老男である。

・・・人間だれしろ「思い出の味」と言うものがある。

そして、その「思い出の味」と言うものは、その人の人生その物に影響する。

少し前に高校時代に通っていた大衆食堂が閉まった話をUpしたがそれに続いて、面白くないことになった。



「ラーメン」という食べ物は実に恐ろしい。

私のような初老男であっても「ラーメン」には、ついつい一言言いたくなる。


元々中華そばと言いながら、中国には存在しない食べ物。

中国人の観光客が、このラーメンを食べるのを楽しみにして日本に来ると言う。


「ラーメンが苦手」という人は、今までに一人しかであったことがない。

しかも、日本人は記憶がないほど小さいときからラーメンを食べている。


すでに初老男になりつつある私であっても例外ではない。

学校の文化祭のバザー(今この言葉を知っている人の方が少ないか)で食べたラーメン。

中学生の時に初めて食べた味噌ラーメン。

自分で作ることに執念を燃やしたインスタントラーメン。

ハマりにハマっていたカップラーメン。


すでに日本の「国民食」となっている。


これを読んでいる皆さんは、こだわっているラーメン屋は無いだろうか。

と言うより、それを「生きる楽しみ」にしている食べ物は無いだろうか。


実はそうした「生きがい」にしているラーメンが3つあった。

その中の一つが先日Upした食堂。

あと二つの内の更に一つが「マズイ」ことになってきた。


あとの二つの内一つはラーメン専門店結構チェーン店になっていてまあ、閉店するようなことはなさそうだ。


しかし、もう一軒はやっぱり普通の大衆食堂。

繁盛していた店だったが、市町村合併によって状況が変わった。

旧町の中心だった土地が、微妙にその「中心」の意味が変わってきたのである。

「経営」と言うものは、本当にむずかしいものだと思う。自分ではどうしようもない事柄によっていきなり先行きが怪しくなる。

それこそが「経営」だ!と言われればまさにその通りなのである。


そうしたことになると・・・「営業時間の変更」なんてことが一番最初に打たれる手だね。

どうやら自分が気軽にラーメンを食べる時間には、その店がすでに営業を終わってしまうことになりそうだ。



池波正太郎(鬼平犯科帳・必殺仕掛人の作者ね)の母親の話にこんなのがある。

江戸っ子気質でぐずぐずした嫌いな彼女はしっかりしない亭主に愛想を尽かし、さっさと離婚してしまい実家に戻りふたりの息子のために働きづめに働いた。

その彼女の「唯一の楽しみ」が一人で「寿司をつまむ」ことだったという。

後年池波が、そのことを「ひどいじゃないか」というと「そのころはお金がなかったからね、でも、女が一人で働き続けるのにそんな楽しみがなけりゃ勤まるものじゃないよ」と答えたという。

池波自身も人間は朝の「炊き立てのご飯」と「熱い味噌汁」を食することで、イヤなことを全部忘れて「生きる活力」が沸いてくると食の大切さを説いている。


たかが一杯のラーメンだが、我々世代の人間にとっては池上氏の母上の「寿司」に匹敵する位に精神の安定に不可欠のものなのだ。

それが3種類もあるのは、多すぎるといわれそうだが、逆に種類があるからこそバランスが保たれ「飽き」を感じずに済んできたのである。

残された2種のラーメンが1種になってしまうと・・・。

高齢に向かおうとしている私には、精神的なバランスを取る意味で窮地に陥りそうだ・・・。


まあ、仕方がない。新しいラーメンを開発に行くか。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「精神安定のための食」を無くしませんように。

      
                  May


・・・しかし、わが地域のような田舎では「おいしいラーメン」ってそう簡単に無いんだよねぇ・・・。




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こんなもんだろう・・・。    ~サッカー日本代表ブラジル戦~

2012年10月16日 | スポーツ
私は初老男である。

いま、日本代表の国際親善試合ブラジル戦が終盤を迎えている。

0-4。

まあ、こんなもんだろう。


「ボロ負け」って見ている人は、サッカーを知らない人だろう。

私のサッカー観戦の経験から見ると、日本のレベルは着実に上がっている。


ヨーロッパのクラブチームにも多数のプレイヤーが在籍するようになった日本は、本当にうまくなった。

フランスに1-0で勝って選手の誰かが言っていた。フランスは「10回やったら1~2回しか勝てない相手」だという。

そうした意味ではブラジルは100回やって2~3回勝てるかどうかの相手だろう。


日本は昔よりレベルが上がって「強くなった」からこそ「ブラジルに勝てない」のだ。


基本的にブラジルという国はサッカーにおいて「別格」なのであり、個人技では勝負にならない。


今、試合がおわった。0-4である。


ブラジルをあわてさせることができるのは、ブラジルが「考えてもいない」プレーをやらない限り無理だろう。

しかし、それにはブラジルに劣らないぐらいの個人技レベルになることが前提になる。

実際ブラジルは、日本のレベルが上がっていることをしっかり認識していると思う。

それはまだブラジルを「慌てさせる」レベルではなくて、昔よりちょっと真剣にやれば対応できるレベルなのだ。


単純に考えても日本が真にブラジルと「いい勝負」をするようになるには、真剣にやって「20年」くらいかかると、私は見ている。

そうすると、私が生きているうちに届くかどうか・・・。


今の日本の実力は「ワールドカップに出場する」のことはほぼ確実。

グループリーグを突破するのは「60%の確率」で可能。(まあ、組み合わせによるな)

決勝トーナメント1回戦突破の確率は「30%」。

2度勝つ勝率は「12%」(なんでそんな中途半端?)

決勝進出の確率「6%」

そして優勝する確率は・・・「3%」

昔の消費税くらいじゃないかな。


当たらずとも遠からずの自信はあるヨ。


今回も最後までお付き合い頂きありがとう。これを読んでいる皆さんも、単純に数字でサッカーのレベルを測りませんように。

            
                May


繰り返すけど、日本は強くなったからこそ「0-4」で負けたんだからね。








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相変わらずのテレビっ子    ~某国営放送のドラマにはまる~

2012年10月13日 | テレビ
私は初老男である。

最近急に気温が下がり・・・ものぐさに拍車がかかった。

暑いのもイヤだけど・・・寒いのもやだねぇ。


ちょっと遅くなったけれど、大河ドラマ「清盛」の視聴率がまたヒトケタになったという。

ずっと見続けてきたけれど、たしかに少々「流れ」が悪い。

評判と言い、ストーリーと言い、ちょっと「持って回り」すぎる感じ。


今までの時代劇におけるカタルシス的な救いがない。

現実の宮中の政治に重きが置かれてしまうと、登場人物の心理描写や人間関係の複雑さばかりが目立ってしまい、時代劇に求められている「現代人にできない」カタルシスがおろそかになっている。

そうした意味で、大河ドラマは本当にむずかしいと思う。

先回の「兎丸無念」では、さらに結末に向かってのためか、カタルシスの逆に「嫌悪感」を抱くシーンがあった。

兎丸を葬ったカムロたちを一瞥した清盛が時忠に「始末せよ・・・」と命じる場面。


カムロたちが悪者扱いされているが、その素性を差し引いても彼らには、まさに何の「罪」もないのである。

少々図に乗ったところはあったにせよ「上」から言われたことを忠実にやっただけだ。


「組織の一員」にとっては、身につまされるシーンである。

上の気分ひとつで踏みにじられるのは、いつも一番下っ端だ・・・。

国を動かす為政者の悲哀は伝わっては来るけれど。



つづいて「負けて、勝つ」の話。

ここでも、為政者の悲哀をとてもうまく伝えている。

誰の評論だったか忘れてしまったが、戦後の政治家で讃えられるべきは「吉田茂」だけだと言っていた人がいた。

実際のこの頃の政治の背景を少しでもかじったことのある人であれば、吉田茂の外交交渉がいかに困難の中で行われたかは想像できるだろう。

現在でもそうだが政治家の「意識・理想」は常に世論と違うところにあり、吉田のようにかなりの時間を経てからでしか評価はされないものだ。

「結果責任」だけが政治家の優劣を決める。

そして、最後に吉田が見せた政権への執着はいつの時代にもある政治家の「未練」だろう。

自分の行った政治の成果を「永久」のものと思い込み、自分の人気も「永久」だと思い込む。

しかし、政治家の人気などあっという間に消え去ってしまう。


政治においては、いや物事すべてにおいて「たら」や「れば」は禁句であるが、結局のところ何も先のことは分からない。

その中で「信念」を頼りに先に進むしかない。

結果として「劣」になるにしても。

吉田茂のことと、その時代を描くには5回では少ないことがよくわかった。

特に今回のドラマで一番良かったところは、なかなか調べきれない「マッカーサー」のことを随所に織り込んだところだ。

このマッカーサーも、非常に劇的な人でこの人だけで充分ドラマが作れる。その一端を垣間見せてくれた。


最後に「純と愛」のこと。

いい出だしだろう。

すくなくとも、今までの朝ドラにはまったくなかった迫力で引き込まれている。

特に「本人がナレーター」ってのがいい、新鮮だ。

さすがに遊川氏の脚本なり。

今後益々楽しみだ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、質の良いドラマに巡り会いますように。


          May


・・・渡辺謙って、私とほぼ同じ歳なんだよなぁ。





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体育の日だね。    ~スポーツ快挙次々~

2012年10月08日 | スポーツ
私は初老男である。

今日は体育の日である。

       
昭和39年の体育の日に(正確には10月10日だけど)東京オリンピックが開幕したって知ってる?

それはどうでもよいのだけれど、昨日スポーツの快挙がいろいろ届いた。

やっぱり一番はこれかな?

     
        「錦織圭 ジャパンオープン優勝」


私の若い頃にテニスブームがあって、その時の若手のエースが「松岡修造」だった。

その松岡が見出したのがこの「錦織圭」

女子の伊達公子が小さな体でランキング4位まで上がったのを見て、いつか男子も・・・。と願っていたが、ついに現れた。

この上はグランドスラム大会に一度でいいから優勝して欲しいものだ。




       「小林可夢偉 日本グランプリ 3位表彰台」


これも偉業。

彼の「すごさ」は、そのすごさをあまりかんじさせない事だろう。

淡々とレースをこなし、結果を出すところは日本人の真骨頂って感じ。

錦織と同じく一度でいいからグランプリで「優勝」して欲しい!


さらに

      「オルフェーブル 凱旋門賞僅差の2位」



競馬界は、数年に一度ビックスターを生み出す。

ディープインパクト・オグリキャップ・シンボリルドルフ・ハイセイコー・トウカイテイオー・・・。

馬券を一度も買ったことのない私でも、こんな名前が出てくる。

そのなかでオルフェーブルはたまに名前を聞く程度で、こんな活躍をするとは思わなかった。

そのレースも、あるMCが言っていたようにほんの少し「仕掛け」が早かったような・・・。

まあ、何を言っても負け惜しみになるのでよそう。

ただ、間違いなく日本の競馬界は世界レベルに届いているということだ。


そして最後に


       「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎 全日体大の10連覇阻み優勝」


急にローカルになったと思うかもしれないが、これはかなりの「ビッグニュース」なのだ。

ハンドボールが、一時期「宮崎大輔」というスターが現れてメジャーになったが、それに匹敵する水球をメジャーにする機会が来ている気がする。

新潟の柏崎という町の水球クラブが巨人「全日体大」を倒したことはサッカーの天皇杯で地域リーグのクラブがJ1のチームを倒して優勝したのに似ている。(ちょっと大げさか?)

すべてのことが「ローカル」からの発信をキーワードになりつつある現在、この快挙もそれを証明している。

いまや「アルビレックス新潟」「新潟アルビレックス」「アルビレックスBC」「ネギッコ」(しらない人は調べなさい!)に続く新潟の誇りになっていくと確信している。


スポーツの秋万歳!

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも40%の中に入らないよう頑張りますように。(過去一年間にスポーツをやった人のパーセンテージが60%なんだそうな)

         May


「体育の日」って晴天になる確率がすごい高いんだって。(調べてないけど)







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議論の本質     ~女性を軽視しているわけでは決してありません~

2012年10月04日 | 時事ネタ
私は初老男である。

田中真紀子が文部科学省の大臣になった。


少し前のUpでも、この人の旦那が大臣になったことについてあきれ返ったところであるが、今度は本人かい・・・。

様々なニュース番組でそのことに対する解説がなされているので、言わずもがなのことはやめていおくが、まあ、この人の政治家としての賞味期限はもう切れかけててるんじゃないかなあ・・・。

そんな人を担ぎ出してどうするつもりだろう・・・。

言っておくが、彼女は私の「地元」が選挙区なので、なおのこと悩ましいのだ。


さて、先日関西ローカルで人気の番組「たかじんのそこまで言って委員会」を見た。

この番組はなぜか関東にはネットしていないのに、田中真紀子の地元にはネットしているのである。

その中で「例の田嶋陽子」氏が例のごとくやってくれていたので私流に「冷静に」ツッコんでみようと思う。

この人の発言が、おかしいなどと言うことを今更ブログに書く気はないのだが「もしかしたら」と思って、あえてUpするが・・・。



そもそも万引きや飲酒運転・不倫・浮気等々の行為を繰り返す人は、ある種「病気」であると思っている。

しかも「不治の病」ってやつ。

大体、万引きだって本当にお金がなくて万引きする人なんて、今の時代ほとんどいないのではないだろうか?

飲酒運転だって今の時代捕まったり事故を起こした時にどれくらいの社会的制裁が待っているか「知らない」人はほとんどいないだろう。

それでも、それらを繰り返す人が信じられないくらいに多い。


話がいきなり変わってしまったが、つまり田嶋氏はこれに近いか、逆に恣意的に議論の土台を崩しているのではないかと私は思っているのだ。

大学教授まで勤めている人物が理論としての「従軍慰安婦」問題を、理解できないはずがない。

彼女はそのするどい頭脳で、学問も政治・経済の本質も実は分かっていたのではあるまいか。

しかし、自分の立ち位置としての「田嶋陽子」は、徐々に防御本能として「物わかりの良い大学教授」でいることを拒否し始め、ある種のコンプレックスを母体として「今の彼女」になった感がある。


ある意味、体制を批判すること、うすら寒い左寄りを標榜することでアイデンティティ(どういう意味だろう・・・)を得て、自分自身の精神的バランスを取っている。

そんな気がする。


それとも例えたように単純に「ある種の病気」なのか・・・。


「従軍慰安婦」問題の本質は「日本政府の関与があったかなかったか」に尽きる。

「関与」というのが「主導」した、と言うことと違いがないと考えれば、田嶋女史のように自虐的に「日本が悪い」って結論になる。

見てきたわけでもないのに、軍人が村を襲い女性たちを拉致したと断言して。

しかも、いつも言うように「あること(存在したこと)の証明」は比較的簡単だが「ないことの証明」はほとんど不可能だ。

ちょうど、その「拉致してない証拠」を見せてみろと言うのに似ている。


私見として言わせてもらうが、戦時中とそれ以前の出来事を戦後60年以上経とうとしている
現在の感覚で議論し答を出すこと自体が、もはや無理なのである。

60年以上経ったがゆえに議論せねばならぬことがある気はするが。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、議論の本質を見間違いませんように。

       
              May


どの国も、日本みたいに戦争に負けたのを「終戦」なんて言葉にすり替えたりしてないってことだな。(・・・あれは間違いなく「敗戦」だ。)







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ドラマ改編期に思う。     ~ドラマ「負けて、勝つ」~

2012年10月01日 | テレビ
私は初老男である。


9月も今日で終わりである。

これはテレビの番組の改編期でもある。

まあ、今のテレビ番組の視聴率は20%以下だろうから、ピンとこない人も多いと思うが、あえて上半期のドラマについて考えた。

少し前に今期のドラマの視聴率が、ひどく低迷していることをUpした。

まあ、ロンドンオリンピックがど真ん中にあったのも、低迷した理由の一つだろう。

しかし、やっぱり全体的に「低調」だったことは否めまい。


そこで、例外的に高視聴率を獲得した「梅ちゃん先生」とBSでその前に放送された「ゲゲゲの女房」をほとんど全部見たので講評してみよう。

まず「梅ちゃん先生」は、ドラマの内容としては「並」の出来だったろう。

話の内容が平凡で、あれだけの俳優陣を並べたがゆえに出来としては「優」と言える。

今の連続テレビ小説の受けるパターンとして、映画のALWAYS系の「なつかし」系のものが受けている。

「ゲゲゲの女房」もほぼ同じ時期の設定だし。

しかし、そのドラマの内容としては漫画家の女房の方が数段波乱に富んでいるし、ほぼノンフィクションである「ゲゲゲの女房」は、非常に話に説得力がある。

水木しげるという「現役戦争体験者」としての部分も、効果的にドラマに生かされていた気がする。

私はそうした意味では、この連続テレビ小説をしっかり見始めたのは実は数年前でしかない。

なので、その内容のことで偉そうにものをいう資格は無いのかもしれない。

しかし、今回の「梅ちゃん先生」で、図らずもテレビドラマの本質をまた再確認することができた。

それは「良いドラマ」と「受けるドラマ」は=(イコール)ではないということ。

もちろんイコールのこともある。


まあ、たいていは視聴率でしかその判断をする方法がないから、よいドラマが埋もれてしまう可能性はかなり高いのであるが。


そうした中で、同じく某国営放送の吉田茂の「負けて、勝つ」はとても面白いと思う。

・・・まあ、もう5回のうち4回終わっちゃったけど。

ドラマの中の吉田茂の「総理大臣なんてのは、芦田くらいのバカがやってちょうどいいんだ!」ってセリフに笑えたの人はどれくらいいただろうか?


戸川 猪佐武の長編小説「小説吉田学校」を読んだことのあるひとなら、そのセリフに笑えると思う。

数年前に、同時期を描いた白洲次郎が主人公だったドラマがあった。(その時の吉田茂は「故原田芳雄」)

そのドラマも面白かったが、白洲はやはりワキ役と呼ぶべき人物だろう。

今の若い人でもわかるように、麻生前総理をはじめ歴代総理が登場するが、やはり現実にその総理大臣がいかなる人であったか知っていて、このドラマを見ると本当に面白い。

実際の吉田は、小柄でイヤミな官僚主義者だったというのが本当らしいが、大柄の渡辺が演じ、さらに得意(?)の英語をこれだけに駆使されると、すでにドラマの枠に収まりきれいてない。

中身を濃くして短くし、映画にして欲しいなぁ・・・。

第4回の終盤での息子の健一との言い争いは秀逸だった。


「お前に政治の何がわかる!」

「お前たちはいつもそうだ。自分を弱い立場において吠えるばかりだ!」

「理想理想理想。そんなものはクソくらえだ!」


吉田の激昂したセリフは、政治家全員の心の叫びなのかもしれないとドキリとした。

まあ、今の政治家は吉田ほどの意識でやっている奴は一人もいないけどね。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「良いドラマ」をたくさん鑑賞しますように。

                 
               May


マッカーサーがどうした意識で進駐軍にいたかも見どころの一つだな。
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