完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

Upするべきではないのかもしれないですが。   ~安田さんのこと~

2018年10月28日 | 時事ネタ



私は初老男である。








このブログでよく言っているのだが、世の人の主となる意見をUpしても意味がないと思っている。








しかし、今回のタイトルの件などには、ついつい反応してしまう。








内容が大勢的な意見になってしまうかもしれないが・・・・。










基本的に日本人には






           「他人に迷惑をかけない」






という意識がこどものころか刷り込まれているのではないだろうか?








有言無言で、親から刷り込まれていると私は感じている。









初老男ならずも同じではないだろうか?








単純に今回の安田純平という人が様々な発言をされるのは、すべてこの意識からだろう。










山で遭難する人の場合と同じである。









そう「自己責任」というモノ。










ジャーナリストという人達が、どんなことをして社会貢献しているのかを実感している庶民はあまり多くないのではないだろうか?








かく言う私も、ほとんど意識したことが無い。







多分かなり重要な社会貢献があるのだろう。







そのことが一般社会的に認められていれば、これほどの騒ぎにはなっていない気がする。









登山家の植村直己が遭難した時はたぶん日本人の大半が助かってほしいと願ったし、それに国がお金を出すことに反対をしたりはしなかっただろう。







こうしたことに様々な支援がなされるには、それくらいの偉業を成し遂げていないと賛意を得られない。







まして、一般人にとっての「裏の事情」などを忖度することなど「無理」というモノであろう。






そして、その「裏の事情」というのは・・・・。







当然、私のような物には想像もつかないものであるから説明のしようもない。








だが、それでもこの安田さんがやってきたと、これからやることは多分まわりまわって我々の為になることがあるのだろう。






ただ・・・・。







もうすこし、うまい具合に事を進められない物だろうかねぇ?











今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、物事のには必ず「裏」があり、そのことが悪い方にばかり働かないことを知りますように。









             May









えてしてこうした場合のことは、その人の「人となり」が出てしまうんだけど・・・・。























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偶然だろうか?     ~「しゃべれどもしゃべれども」読みました。~

2018年10月23日 | 落語




私は初老男である。






人間初老になると、少なからず「運命」を信じるようになる。






・・・・ちょっと違うか?







運命というような大げさな言い方ではないにせよ何かに引き寄せられるように自分の興味のあることがクローズアップされることがある。






今は特に私だけにではなく「落語」が、世間一般にジワリジワリと流行し始めていないだろうか?





とくに某国営放送。






ドラマにバラエティ(それも再現ドラマにドキュメンタリー調の2本)を放送している。






録画が増えるばかりでなかなか全部を観れていないが・・・。






ということであたらしいカテゴリーを立ち上げることにした。







         「落語」






                    である。





あまり頻繁にはUpできないかもしれないが・・・・。








ということで初めてのUpは、その放送関係ではなく








          佐藤多佳子著「しゃべれどもしゃべれども」






                             読みました。





実はTOKIOの国分太一主演の映画を見ていた。







そして、リサイクル店で原作であるこの本を見つけた。






この手の本は、芯となっているモノに興味がないとあまり楽しめない。





落語に興味が無かったり、知らない人が読んでも面白さが十分に伝わらない気がする。






この本の場合は、それほど分からなくても楽しめたと思う。






ただ、やっぱり村林(登場人物の小学生・東京在住なのに関西弁を喋る)が大ウケする桂枝雀の「まんじゅうこわい」などは、聞いたことがあるのとないのとでは、まったく楽しみ方が変わってしまう。






落語家たちの上下関係や、その性格などもそうだ。





著者の佐藤多佳子という人は、かなり落語が好きなのだろうと推察できる。






「本の雑誌が選ぶ年間ベストテン」で一位になったというが、うなずけなくはないが・・・。





「本の雑誌が選ぶ」っていう括りのコンテストがイマイチピンとこない。







小説自体としては面白く読めた。傑作とまでは言えないが快作という感じ。








として、最大に間違ったのは私が「映画を先に見てしまった」ことだろう。








内容を知ってしまっていることで、ついつい登場人物が具体的に連想されてしまう。








そうした意味でも、映画における「主役の国分太一」がどうにもミスキャストに思える。









彼はこの時の状況からしても「俳優」よりも「タレント」としての才能や比重があるといえる。









皮肉なことに彼以外のTOKIOメンバーがやっていた方が、ハマっていただろう。






松岡・長瀬は言うに及ばず、達也・リーダーでも結構面白く演じたと思う。







残念ながら太一だけが、この「今昔亭三つ葉」のイメージに一番遠く演技もよくない。






他のキャストがとてもよかっただけに残念なり。







とにかく前出のように強く思う。







こうした本を読むときは「芯」となるものに、少しで良いから触れておくべきだと。






今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、映像と文章の順を間違えませんように。






           May





映画における湯河原(登場人物・詳しくは調べてね)の、松重豊はまさにハマってるなぁ。







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歳を取る度に・・・。    ~大橋巨泉「ゲバゲバ人生 ~わが黄金の瞬間~」読み終わりました。

2018年10月20日 | 


私は初老男である。





「初老男」を名乗ってどれくらいになるのか・・・・。






あんまり自覚は無いのである。






しかし、歳を取る度に「衰え」だけは、はっきり自覚できる。







男は「ハ・メ・マラ」の順で衰えが来るという。







歯・眼の衰えのことは、奇しくも数回前にブログUpしたばかりだ。








だからこそなお、今回読んだ本が身に染みた。








        大橋巨泉著「ゲバゲバ人生  ~わが黄金の瞬間~」






                                 である。








大橋巨泉氏が亡くなって2年。












この人は、私のオヤジとほぼ同じ歳である。











そのことを考えると、この人がいかに「ケタ外れの感覚」の持ち主だったことにア然とする。








今でこそ様々な意識・様々な恰好の人間が跋扈しているが、昭和ヒトケタの人間がこの感覚を持って生きることがどれほど大変だったか・・・・。











「リタイアする」ということは、どういうことなのか?










すくなくとも今の若者であっても「ドロップアウト」と勘違いしているだろう。










今現在の日本人の中で「リタイア」を理解し、実行できる人間はほとんどいない。










今話題のzozoの前沢社長なんて巨泉氏の考える「リタイア」でいえば、もう社長とは呼ばれていてはいけないはずだ。









この頃おもう。









自分自身は、本当に情けない存在だと。







ちっぽけなことにクヨクヨして不安になり、いつもなにか心配している。







だが、周りを見回すと逆に「全く何も考えいない人間」がなんて多いことか・・・。








頭を使わず「本能的な欲求」だけで生きている輩が跋扈している。








そうした人間たちが数多くいる中で大橋巨泉という人は、「自分の信念・アイデンティティ」を貫いた人だ。











様々な時代の紆余曲折の中で、自分の感覚を信じ自分自身で人生を切り開いてきた。









その行きついた先が「リタイア」である。








私にはもう「リタイア」に必要なものを手に入れることができないことだけは確かだ。









だが、自分の信念に従って生きることができないのなら「人生に意味がない」ってことは、この本から読み取れた。









今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、何も考えない人生を送りませんように。








           May






このタイプの司会者は、もう絶滅したのだろうなぁ。わずかにタモリにその匂いがするけれど・・・。


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余計なことですが・・・。     ~「マツコの知らない世界」に勝手に付けたします。~

2018年10月18日 | テレビ


私は初老男である。




数日前に「マツコの知らない世界」なる番組をやっていた。





この番組はとても面白い。





マツコ・デラックスという人のシニカルな感覚は、やはりあの風貌によるオネエであることに由来しているのだろう。






そうした中でも、完全に完成してぶれないシニカルさを身に着けている彼女のこの番組でのリアクションは信用していいと思う。






今までの回においても、不自然さの無い表情を見せているし、達者な切り返しで笑いも取っている。








今回のテーマ「包丁」。








この回をみのがした人もいるだろうから、ちょっと説明するが・・・・。








カナダ人のビヨン氏が例の如くマツコに、自分の知識・自慢の品の包丁を紹介している。







すでにお忘れの貴兄も多いかと思うが・・・。







私は包丁人である。








当然であるが包丁には一家言ある。







ついつい、口をはさみたくなる。






紹介されたのは




  
           「堺兼近作銀三本鍛錬22000円の三徳包丁」





三徳包丁という括りで言えば、まず最高級であろう。





まず、三徳包丁というのは完全なる「家庭用」であり、万能的な調理のためにできている。





このレベルであれば、刺身を切ることさえ安物の柳葉包丁よりきれいに切れるはずだ。





そして次に






       「多和ダマスカスVG10ペティナイフ 12500円」





ペティナイフは、基本的に一般家庭では必要ない。






それこそ、こだわって細かい作業をする人でないと先ほどの切れる三徳包丁があれば必要ない。







そして、





           

         「多和ハイス鋼柳刃9寸47000円」






このレベルの包丁はプロの中でもかなりの腕のある人でないと、その真価を引き出せない。








包丁の切れが調理に直結しているのは「言うに及ばず」。






そこに価値を見出さなければ成立しない話ではあるが・・・。






次に彼のコレクション






         「MACMK-40モーニングナイフ 2808円」





しなるタイプの万能ペティ。これは、実は決定的な欠点があるがそれは後述。






一つ飛ばして最後は







         「堺兼近作青二鋼ダマスカス黒染め出刃包丁 270000円」







もはや、これは工芸品に近い。ビヨン氏も使ったことは無く眺めているだけだという。使う気もないという。








こうした番組は、本当に楽しい。








マツコも本当に素の反応をしている。決してオーバーではないリアクションだ。







ビヨン氏が再三番組の中で言っているが・・・。






包丁というモノは、その刃を充分に使って「押して」(ないし引いて)切るようにできている。





大抵の人は大げさに言えば「真下」に向かって包丁を動かして物を切ろうとする。






「斜め前下」(斜め後ろ下)に向かって大きく包丁を動かすのが正しい。






最後の最後に「ケチ」をつける。






最大のツッコミどころは








           「包丁の手入れ(研ぐ)のこと」






                       を紹介していないことだ。








紹介された包丁は、たしかに切れるしその切れ味はかなり保つ。








だが、必ず「研がなければ」ならない。









そして、その包丁が高価であればあるほど「研ぐのがむずかしい」ようにできている。









高価でなくてもMACMK-40モーニングナイフのような、特殊な包丁はさらに研ぎがむずかしくなる。








そのことを紹介しないで、番組を終えるのはあまりに「不親切」である。









紹介された包丁を自分ですべて手入れできる人など、プロであってもほとんどいないといえる。







テレビ番組は、えてしてそうしたもので、それくらいに思ってみるべきなのだろう。






って、分かっていなかったのは私だけか?







今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、自分の身にあった包丁を使いますように。








             May






私の持っている柳刃はスェーデン鋼の9寸20000円が最高であるが、私には身にあったモノだと納得している。残念ながら多和ハイス鋼柳刃9寸47000円は使いこなせる自信がない。


そして、いかに工芸品に近い「堺兼近作青二鋼ダマスカス黒染め出刃包丁」であっても「道具」であるなら、使ってやらなければ包丁にも作った包丁鍛冶にも失礼だ。



あくまでも、あくまでも私の個人的な感覚を書きましたのでお許しください。








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ラッキーだ~~~。     ~古谷一行版金田一「悪魔が来たりて笛を吹く」放送はじまる~

2018年10月14日 | テレビ


私は初老男である。





先日某国営放送で「悪魔が来たりて笛を吹く」が、吉岡秀隆主演で放送された。






それについてブログに書いたのだが・・・





自分で書いてから、ずいぶん記憶の底にある古谷一行版の「悪魔が来たりて笛を吹く」が見たくなった。






以前この古谷一行版の金田一耕助ドラマシリーズをDVDで週刊誌にしたシリーズが出ていたはずだ。







書店にはもう並んでいない。






必死でリサイクルショップを探したのではあるが。。。






やっぱり無い。







なんて言っていたら・・・・。









このタイミングでBSで放送が始まった。






ウキウキしながら第1回を見た。






今更ながらキャストの凄さに驚く。






私と同世代の貴兄なら分かると思う。






加藤嘉・草笛光子・檀ふみ・江原真二郎・長門裕之・中山麻理・長門勇・観世栄夫・沖雅也。





充分映画にできるメンバーだ。






やはり映画ほどのスケールは無いが、役者一人ひとりが見事にハマっている。







特に檀ふみの椿美禰子・加藤嘉の玉虫公丸・観世栄夫の目賀重亮・沖雅也の三島東太郎のキャスティングは秀逸。







申し訳ないが吉岡秀隆版金田一のキャスティングと演技においては比較にならない。(決して吉岡版も悪くはないのですよ。比較してみるとっていうことです)







こうしたキャストの中において古谷一行の金田一耕助が、また本当にちょうどよい「存在感」なのである。







すでにストーリーを知っている中で見るドラマというのは、人によっては嫌う人もいるだろう。






しかし、古典落語などはほとんどそうした「内容を知った上で楽しむ」ことが前提である。







同じようにこの横溝モノ・金田一耕助モノは「古典ドラマ」として扱っていいと思っている。







これから2回3回と進めていく中で、前回の吉岡版との違いをたっぷりと楽しむことにしよう。








今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、古いものを再評価しますように。  





                May




この頃の沖雅也は本当に存在感があったなぁ。


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秋は嫌いさ。。。。     ~経年劣化の自覚~

2018年10月03日 | Weblog
私は初老男である。



すっかり「憂鬱」である。




大体、秋はそうでなくてもメランコリックなのに・・・。





まず・・・。





以前からもあったことではあるが・・・。






目の前を「糸くずのようなモノ」飛んでいるのである。






ずいぶん若い頃からそんなことはあったのだが、ここ数か月眩しさと共にハッキリしてきたのだ。








そして、昨日の仕事中・・・・。







左目の左端を、何かが上から下へと落ちていく。







・・・・・昔、こんなセリフをギャグにして歌っていた芸人がいたような気がする・・・。







笑い話ではないのである。








特に、白い壁ばかりのところなどに行くとひどい。









左端どころか、中央にはゴマ粒大の黒い点が瞬間移動している。









ボンヤリした産毛状の物は、いくつも飛翔しているし・・・。









そして、左奥歯がイタイ。








歯痛ではない。









歯茎が腫れているのである。









歯茎の前側が痛かったのは先週。









今週は裏側が痛いのである。










歯科助手をやっていたことのある知人に「手でもいいから優しく優しく10分マッサージ」を勧められた。








「本当は1時間マッサージした方がいい」って言われた・・・・。










それを聞くまでは、痛さを我慢してガシガシと磨いていた。










・・・・私は「Ⅿ」だろうか?










しかし、さすがのアドバイスで2~3日そのマッサージで、だいぶ治まってきた。









かなり重症の歯槽膿漏も、これは効果があるという。









大体、この私の体調不良は天候の不順も後押ししている。








だから、秋は嫌いさ。。。。。。











今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、経年劣化を自覚しますように。











        May








眼の方は再来週「眼科」へ、歯の方は年末にでも「歯科」へ行くことにします。

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