私は中老男である。
ワールドカップカタール大会が近い。
開催時期についてヨーロッパの国々からボヤキが出ていたりするが・・・。
とにかくワールドカップである。
今、本大会直前の最後の強化試合「vsカナダ戦」を観ている。
前半8分に相馬のシュートで先制点が入った。
メンバーは完全な主力クラスではない。
故障明け・本調子でない選手は最初から「使わない」と宣言しているらしい。
こうした試合を「どうゆう位置づけにするか」で監督の本大会へ向けての方向性が分かる。
当然であるが、招集した選手が「すべて絶好調」で不安がないということがあるわけがない。
つまり俗にいう「Aプラン」がずっと実行できるわけではないということ。
現に本大会が始まった場合、次善の策としての「Bプラン」を探る必要がある。
と言っているうちに前半21分カナダがコーナーキックから得点。
同点にされた。
よくある「ぽっかりと空いた穴」にはまった感じ。
急造チームにありがちな失点。
話を戻そう。
このメンバーによって「Bプラン」の確認を森保監督はしているのだろう。
つくずく思うのは・・・。
日本代表も「選手層が厚くなったな~~~!」ってこと。
ほぼBチームと思える11人がこのメンツなのだからね。
(ほとんど海外組で、スタメンを張っている選手も少なくない)
ついつい「ドーハの悲劇」を知っている世代は。
あの最終予選の時「左サイドバック・都並敏史」がケガで招集できず、その替えがいなかった。
それが「ドーハの悲劇」を生んだ。
試合は前半35分。
得点を許してからはカナダペース。
久保が効率的に動いてゴール前に顔を出している。
相馬が倒されてドキッとする。大したことはなさそうだ。
前半終了。
「1-1」
後半開始。
いかにも最終調整っぽい展開。
互いに怪我はしたくないだろうし、アピールはしただろうし・・・。
後半11分堂安のフリーキックは壁に当たって外へ。
14分南野に絶好のチャンス。・・・だが、ミートせず。
交代枠があと3っつ残っている。
問題はその3をどう使うのか?
後半20分鎌田・長友投入。
こうなると鎌田の得点が見たい!
やっぱりこうした試合は独特の虚脱感が漂う。
もちろん真剣にプレーしていないわけではない。
しかし、本大会の試合のようにガツガツしていない。
最後の交代枠を・・・。
南野に代えて「吉田麻也」を投入。
つまり、攻撃のオプションはもう変えないってこと。
ディフェンスの「3バック」を試すためか?
後半43分絶好のチャンス・フリーで抜け出した山根がシュート!
バーに嫌われて跳ね返される。
残念!
アディショナルタイム4分。
後半48分山根がカナダ選手を倒して・・・・PK!
権田・ごんだ・ゴンダ~~!
ふわっとタイミングを外したシュートに一旦触るが・・・・そのままゴール。
試合終了。
「1-2」で敗戦。
やはり、こうなるとイメージが悪いなぁ。
こうした試合においてはいつも同じ感想になる。
つまり、これだけ海外選手が増えると「細かい連携」がどうしても取れない。
合宿等を組んで1か月くらい練習を重ねればよいのだろうけれど。。。
無いものねだりをしても仕方がない。
まあ森保監督の「Bプランの確認」は、それなりにできたのではないだろうか?
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、カタールワールドカップを楽しみますように。
May
いまだに「森保監督がダメだダメだ」っていう人が少なくないけど、この状況まできて、この結果を残している人を何を根拠に「ダメだ」っていうのか理解に苦しむ中老男である。