読書。
『思い出したら、思い出になった』 糸井重里
を読んだ。
糸井さんの「小さいことばシリーズ」第二冊目が本書です。
このシリーズは装丁に特徴があって、
その質感がオンリーワン的でやっぱり好いんですよ。
その手に持った感じだけでも、「あぁ、良い本を買った!」
と思えるくらいです。
そして、開いて読み始めると、短いセンテンスが広々とした
一ページに贅沢に印刷してあって、その空白部分ともども
楽しめちゃうんです。
空白部分が大きいからこそ、響いてくるものって
あるんだなぁというのをこの本から教えてもらいました。
糸井さんの小さな哲学や気がついたことや、独特の感性の言葉や冗談が
ちりばめられています。
詩のほうの分野にも足がかかっている性格の本だともいえます。
温泉のように、ぽかぽかとしてくる読みものです。
これを読むことで、心が解きほぐれる人もいるでしょう。
でも、そういう好い面だけではなしに、
読むことで、泥のような眠りに近いような、
心の柔らかいところが静かに波立つような感覚ももしかすると、
人によっては経験できるのではないかと思いました。
また、平易な態度で書きつづっている文章ですが、
僕が同じようなことをしても出来ないぞ、というような高みを感じるんですよね。
そこは、ちょっと悔しいというよりも、それに先立つ部分の「自分、負けてる感」が
際立って感じられます。
「ほぼ日刊イトイ新聞」で使われた文章ばかりを集めています。
ほぼ日って、十年ちょっと前くらいまでの印象だと、僕でも仕事できそうな
けっこう素人っぽいスタッフがいる組織でやっている印象を持っていましたが、
今なんて、僕なんか足元にも及ばないプロ組織に成長されてますよね。
僕がウサギで、寝ているうちに亀のほぼ日スタッフに追い抜かれたような、
失礼で不遜な態度のたとえながらも、そんな感慨を覚えます。
まあ、俺も頑張れよということで。
『思い出したら、思い出になった』 糸井重里
を読んだ。
糸井さんの「小さいことばシリーズ」第二冊目が本書です。
このシリーズは装丁に特徴があって、
その質感がオンリーワン的でやっぱり好いんですよ。
その手に持った感じだけでも、「あぁ、良い本を買った!」
と思えるくらいです。
そして、開いて読み始めると、短いセンテンスが広々とした
一ページに贅沢に印刷してあって、その空白部分ともども
楽しめちゃうんです。
空白部分が大きいからこそ、響いてくるものって
あるんだなぁというのをこの本から教えてもらいました。
糸井さんの小さな哲学や気がついたことや、独特の感性の言葉や冗談が
ちりばめられています。
詩のほうの分野にも足がかかっている性格の本だともいえます。
温泉のように、ぽかぽかとしてくる読みものです。
これを読むことで、心が解きほぐれる人もいるでしょう。
でも、そういう好い面だけではなしに、
読むことで、泥のような眠りに近いような、
心の柔らかいところが静かに波立つような感覚ももしかすると、
人によっては経験できるのではないかと思いました。
また、平易な態度で書きつづっている文章ですが、
僕が同じようなことをしても出来ないぞ、というような高みを感じるんですよね。
そこは、ちょっと悔しいというよりも、それに先立つ部分の「自分、負けてる感」が
際立って感じられます。
「ほぼ日刊イトイ新聞」で使われた文章ばかりを集めています。
ほぼ日って、十年ちょっと前くらいまでの印象だと、僕でも仕事できそうな
けっこう素人っぽいスタッフがいる組織でやっている印象を持っていましたが、
今なんて、僕なんか足元にも及ばないプロ組織に成長されてますよね。
僕がウサギで、寝ているうちに亀のほぼ日スタッフに追い抜かれたような、
失礼で不遜な態度のたとえながらも、そんな感慨を覚えます。
まあ、俺も頑張れよということで。
糸井さんの小さな哲学や気がついたことや、独特の感性の言葉や冗談がちりばめられています。詩のほうの分野にも足がかかっている性格の本だともいえます。温泉のように、ぽかぽかとしてくる読みものです。これを読むことで、心が解きほぐれる人もいるでしょう。でも、そういう好い面だけではなしに、読むことで、泥のような眠りに近いような、心の柔らかいところが静かに波立つような感覚ももしかすると、人によっては経験できるのではないかと思いました。