Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

残リ僅カ

2005-12-30 14:45:43 | days
「月に吠える 萩原朔太郎詩集」萩原朔太郎
「ストレンジ・デイズ」村上龍
を読み終えたあとに、漫画の「YAWARA!」をじっくり読み始めました。
一冊読むのに一時間かかります。
あと四冊で読了なのですが、今年はこの「YAWARA!」で暮れてゆくのか、
はたまたもう一作品読み始めて終わるのかはわかりません。
とにかく今年の後半はいつもよりも多くの本を読みましたよ。

体調は、まだ若干頭が重いので9割といった感じ。
それでも大分回復したから来年に希望をもてます。
それにしても、はやく平積みの本を処理したいもんだ。
「資本論」も捨ててしまおうかなぁ…。
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質ヨリ量

2005-12-15 18:55:37 | days
どんどんこのgooブログには機能が付加されていきますね。
知らぬまに「概要文」と「本分文字数」の項目が出来たなと思えば、
今度は「ジャンル」っていう項目が出来ている。
もともとカテゴリー分けがあるから、
二重で仕分けしていることになります。
ブログのシステムが発展途上なんでしょうね。

話は変わって、「読書」へ。
宮沢賢治や『ノルウェイの森』その他が読み終わって、
今は『安心社会から信頼社会へ』を読んでいます。
社会心理学の研究をしている知人によると、
この本の著者の山岸俊男さんという方は
この分野では世界的な人らしいです。
しかし、さすがに内容が難しい。
「安心」と「信頼」の区別なんて意識したこともなくて、
なるほどなと感心していたのですが、
実験の話などはよくわかりません。
このくらいのレベルの本をすらすら読めるようになりたいもんですね。
一応、あきらめずにガリガリと読破するつもりです。
内容把握の質は別として。
とにかく今の僕は質より量なんですよ。
読むのが遅くても、どれだけいろいろな本に目を通すかがポイント。
それのどこにどんな利益があるの?と問われても、
はっきりと言えるのは「本の整理のため」くらいです。
ただ、何か自分の中のちらほら開いたすき間を埋めるために
読んでいる気もする。
前に、「本との対話」として、
自分の中心概念を育てるためとも書いたけれど、
それとは違うフェイズで感じていることです。
ま、個人的なことですから、
はっきりと意思表明しなくてもいいことですよね。

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空ニ汽車ヲ走ラセタ人

2005-12-06 20:17:03 | days
「一日中読書をしていて良い」と、自分で取り決めていても、
一日中読書をしているというのはなかなか難しい。
集中力が続かなくて、小休止をとる。
目が疲れて、小休止をとる。
ま、それでも「大変!」ってほどではないんですがね。

宮沢賢治を読んでいます。
まず「雪渡り」と「やまなし」を読みました。
これ、一度読んだことがあるみたいで、うっすらと記憶がくすぐられる。
それにしても、「雪渡り」は読んでいて気持ちの良い作品。
表現の仕方といい独特の世界観といい抜群ですよね。

>空も冷たい滑らかな青い石の板でできているらしいのです。

ですよ。
くぅぅっと心をつかまれてしまいます。

今読んでいる作品集のなかにはその昔教科書で読んだ
「オツベルと象」も収録されていているんですよねぇ、懐かしい。
「銀河鉄道の夜」で読書感想文を書いたことも思い出しますね。
この人の表現にはよく石による喩えがでてくるんですが、
小学4年生の僕にはちょっと理解できなくて
あらすじばっかり書いてしまったなあ。
今読めば当時と違った印象をもって深く読み込めるような気がします。
ほんと、結構子どものままなんだ、おいら。
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