読書。
『ふるさとを元気にする仕事』 山崎亮
を読んだ。
地方から都会へと人口が流入していく昨今、
人口が減り高齢化がすすむ〝ふるさと〟に
活気を取り戻すためのコミュニティデザインという
仕事についての入門書です。
地方を活性化させるためのコミュニティデザインは、
そこに住むひとびとの参加があってこそやっとできるものらしい。
ただのお客さん状態から参加者状態に、というのだけれど、
それでもまだfastなやり方だとぼくは思うんです。
お客さん状態から参加者状態への途上の段階を一段、
踏んだほうがいいのではないかな、と。
というのも、
ぼくみたいな人見知りなタイプからすれば、
いきなり参加者になってアイデアをだしたり目標を共有したりせよ、
とされるのには大きな抵抗があるから。
参加者はなんらかのコミュニティの一員となることで参加者となる。
その段階でまず、信頼や安心を得る必要があるように思う。
そこで登場するのが、目的的ではないコミュニケーション。
ただそこにいっしょにいること。それもリラックスしていれること。
会話の内容よりも、信頼を持って話し共感を持って聞くこと。
そうやって生まれる親密さ、友人感が大事で、
「参加者」になるのはそのあとなんじゃないかな。
そういうslowさが大事なようにぼくには感じられる。
slowのなかの、一見無駄にみえるプロセスのなかに、
信頼や安心を生みだすものがあるんじゃないかな。
お客さんから参加者へすぐ移行させる考えはfastだと思う。
slowなやり方は時間がかかるけれど、
そこにほんとうがありそうじゃない?
いきなり、「ほれ、つながれ!」
とやられて無理に繋がるのは(まあ、それでうまくいくひとはいいけれど)、
内向的なタイプだとかそうはうまくいかないし、
slowなやり方のほうが無理なく、
ある程度シームレスにお客さんから参加者へ移行できそうだよ。
などと、本の感想というよりぼくの意見になってしまいましたが、
終盤の「土の人」のいろいろなケースを紹介するところが
いちばん面白かったです。
コミュニティデザイナーは「風の人」であって、
その土地で種から花を咲かせていくのが「土の人」と表現してました。
楽しんではたらいて、それが〝ふるさと〟の再生につながるのは
きっと面白いでしょうね。
うちの街もたいへんな街ですが、なにかのきっかけで浮上すると面白い。
住民に必要なのは、「意識」と「知識」だそうです。
『ふるさとを元気にする仕事』 山崎亮
を読んだ。
地方から都会へと人口が流入していく昨今、
人口が減り高齢化がすすむ〝ふるさと〟に
活気を取り戻すためのコミュニティデザインという
仕事についての入門書です。
地方を活性化させるためのコミュニティデザインは、
そこに住むひとびとの参加があってこそやっとできるものらしい。
ただのお客さん状態から参加者状態に、というのだけれど、
それでもまだfastなやり方だとぼくは思うんです。
お客さん状態から参加者状態への途上の段階を一段、
踏んだほうがいいのではないかな、と。
というのも、
ぼくみたいな人見知りなタイプからすれば、
いきなり参加者になってアイデアをだしたり目標を共有したりせよ、
とされるのには大きな抵抗があるから。
参加者はなんらかのコミュニティの一員となることで参加者となる。
その段階でまず、信頼や安心を得る必要があるように思う。
そこで登場するのが、目的的ではないコミュニケーション。
ただそこにいっしょにいること。それもリラックスしていれること。
会話の内容よりも、信頼を持って話し共感を持って聞くこと。
そうやって生まれる親密さ、友人感が大事で、
「参加者」になるのはそのあとなんじゃないかな。
そういうslowさが大事なようにぼくには感じられる。
slowのなかの、一見無駄にみえるプロセスのなかに、
信頼や安心を生みだすものがあるんじゃないかな。
お客さんから参加者へすぐ移行させる考えはfastだと思う。
slowなやり方は時間がかかるけれど、
そこにほんとうがありそうじゃない?
いきなり、「ほれ、つながれ!」
とやられて無理に繋がるのは(まあ、それでうまくいくひとはいいけれど)、
内向的なタイプだとかそうはうまくいかないし、
slowなやり方のほうが無理なく、
ある程度シームレスにお客さんから参加者へ移行できそうだよ。
などと、本の感想というよりぼくの意見になってしまいましたが、
終盤の「土の人」のいろいろなケースを紹介するところが
いちばん面白かったです。
コミュニティデザイナーは「風の人」であって、
その土地で種から花を咲かせていくのが「土の人」と表現してました。
楽しんではたらいて、それが〝ふるさと〟の再生につながるのは
きっと面白いでしょうね。
うちの街もたいへんな街ですが、なにかのきっかけで浮上すると面白い。
住民に必要なのは、「意識」と「知識」だそうです。