Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『リーピング』

2007-05-29 20:04:19 | 映画
ヒラリー・スワンク主演の映画『リーピング』を観てきた。
聖書の内容がモチーフになっているオカルトな内容。
ちょっとねぇ、ストーリーの展開、特にラストに繋がる伏線には無理があったかなと
思った。じゃ、なんであの神父(牧師かも)は死んだんだってことになるし、
いろいろもう一回見直さなければならなさそうな場面が多々あった。
たぶん見直したらそのおかしさを再び確認することになるでしょう。
公開から10日しかたってないのに、一日に二回しか上映されてない…。
ヒラリー・スワンクは身体の線がとても美しかったです。
次は『大日本人』かな!
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読書。

2007-05-27 18:20:09 | 読書。
読書。
「イビサ」 村上龍
を読んだ。

なんていうかねぇ、非常にデリカシーの無い言葉が連続するのですが、
それゆえにエネルギッシュなんですよね、文体が。
汚かったりエロかったりする言葉が続くのに低俗じゃない感じなのはすごいよね。
著者は非常に嘘をつくのが上手いなぁと感じました。
つらつらつらつらと嘘を並べている。
村上龍は一番読んでいるんだけど、何十冊ぶりに読みました。
最初は軽くカルチャーショックみたいなのを受けましたね、文体で。
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読書。

2007-05-16 20:22:41 | 読書。
読書。
「痴人の愛」 谷崎潤一郎
を読んだ。

高校時代に読んで好きだった村上春樹の
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が受賞したのが
谷崎潤一郎賞でした。それがために読んだのが今作。
面白かったんですが、
いやぁまったく、ヒロインのナオミは酷い悪女でした。
こんな女にはむかっぱらが立つね。
そしてその女にだらしない主人公のジョージの情けなさといったらないです。
大正期の作品なんですけれども、現代にも十分通じますね。
登場する若者の愚かしさなんかは今とちっとも変わりゃしない。
こういう作品を読むと、何十年と昔のことなのに、近い時代のように感じます。
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夜長ニ読書。

2007-05-12 03:48:18 | 読書。
読書。
「こゝろ」 夏目漱石
を読んだ。夏目漱石の最高傑作との呼び声もある作品。
文体は丁寧で慎重でサラッとしている。なんか現代の小説よりも
リアリティを感じました。なんなんだろうね、この感じって。
夏目漱石に比べると、現代の作家の文章ってあまりに作り事っぽすぎるように感じる。
夏目漱石の文章こそが小説であると言いたくなるような文体なんだよなぁ。
内容は、ネタばれになるから、先生の自殺に絞って…
(それが大きなネタバレじゃないか)。
金の前では、平生善人な人が悪人に変わると、
そんな叔父そしてそこから発展して周囲の人々を
疑いのまなざしで見る先生なんですけど、
恋事に対しての先生の内面の動きや言動なんかは、悪人を糾弾するそれまでの筋から
一転して、ミイラ取りがミイラになっちゃってるように、疑心と策略を弄して
しまうんですよねぇ。それがきっと、先生が自殺する原因となったことなんだろうね。

しかし、これ大正の作品で、物語の舞台は明治末期なんですが、
あんまり現代と違和感なく読めてしまいました。
その時代でも、「昔に比べると世知辛くなったもんだ」みたいなセリフがあります。
なんか、戦後まもない時代と現代とを比較してあーだこーだ言ったりしますけれど、
それに近いんですよね。そういうところがまた読みやすかったりする。

久々に夏目漱石を読みましたが、面白かったです。
また読んでないのを読みたいね。ま、読んで片っ端から忘れていくんだけど。
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『バベル』

2007-05-08 20:00:51 | 映画
映画『バベル』を観てきた。
ブラッド・ピット、ケート・ブランシェット、役所広司、菊地凛子出演。
モロッコ、メキシコ、東京という離れた地域にいる彼ら。
ひとつの事件をきっかけに彼らが繋がっていく。
愚かな人間たちとでも言えそうな、愚行が続くのです。
これはきっと、『バベル』というタイトルにも関係があるのでしょう。
面白かったかどうかといえば、あんまり…って感じかな。
それぞれの場所にそれぞれの人生があるってことでね、
そういう描き方をしているんだけど、それだけって感じがしないでもなかった。
そうそう、映画の終わりあたりで、教授(坂本龍一)の「美貌の青空」という
曲が使われていました。吃驚。
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無理ナク禁煙ヘ

2007-05-07 22:53:17 | days
ニコチンの一日の摂取量が四月の減煙前段階では、
0.7mg×15本で、一日の総摂取量は10.5mgでした。
これが習慣だった。それをだんだんニコチンの含有量の少ないタバコに変えていって
今では0.1mgのタバコを吸っています。0.1mg×10本で総摂取量は1.0mgになります。
1/10に減った~。
0.1mgのタバコは味気なくてねぇ空気吸ってるかのような感じなんだけど、
これを克服すると、いよいよ禁煙に突入することになります。
大分みえてきています。
「無理なく禁煙する作戦」鋭意継続中なり。
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GWモ読書。

2007-05-05 23:30:39 | 読書。
読書。
「閉された言語空間--占領軍の検閲と戦後日本」 江藤淳
を読んだ。
タイトルの通り、終戦直後のアメリカ軍による検閲を掘り下げた本。
GHQが敷いたウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムっていうのがあって、
それは、日本国民に戦争にたいしての罪悪感を持たせる戦略なんだけど、
これって検閲を通して成功してるわけでしょたぶん。
戦後三十年経って生まれた僕なわけなんだからわかんないっすよ。
常識として教育を受けてきたわけだから、太平洋戦争は日本の過ちだって。
しかし、終戦直後の日本人はそうは思ってないわけ。
戦中の教育が洗脳なのか、戦後の教育が洗脳なのかわからん。
ま、どっちもかもしれないね。
明治大正昭和初期の歴史ってなんとなく深く触れられないものだったりするでしょ。
明治維新くらいまではテレビでも特集をよく組んだりするけど、
軍国主義が台頭してからの歴史はたぶん現在では正確に伝わっていない。
東條英機元首相なんかも裁判での陳述で、敗戦したことにたいしては責任を負うけれど、
戦争をはじめたことにたいしては否はないみたいなことを言うんです。
大東亜戦争に否はないと(大東亜戦争という呼称も検閲で太平洋戦争に変えられた)。
大東亜共栄圏なんてその時代の人々は言っていたわけだからねぇ。
いやいや、深く考えるのもややこしい本でございました。
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美シキ国

2007-05-02 23:55:16 | 考えの切れ端
いやいや、書いていて途中で全部消えてしまって書き直しです。
・・・・・

「美しい国日本」と安倍総理はうたっているけれど、
これにはどんな意味や意図があるのだろうと、ふと考えてみた。
すると、愛国心を育むってことに思い至った。
美しい風土に触れると、それをいとおしく思う気持ちが生まれる。
それが愛国心に繋がっていく。
その愛国心が国を繁栄させる方向に導いていくことになる、論理的には。
国のためを思って行動する人が増えるとそうなるってこと。
また、モラルを向上させることにも繋がっていくでしょう。
美しい自然に触れると、人間やさしい気持ちになれるし、
景観をそこねるような美意識を欠いたことをしなくなるでしょう。

具体的にはなにをやっているのだろうと思い、
ここまで書いて、調べてみた。
やっぱりモラルの欠如という言葉が出てきた。
もともと美しい自然や歴史的建造物は存在しているのだから、
意識改革を進めるってことになるんだろうなぁ。
国の空回りにならないように、
マスコミが協力するならばうまくいくような気がする。

・・・・

書き直すと文章が雑になりますな。
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スモーカー

2007-05-01 22:51:28 | その他
どんだけ~。
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