読書。
『老いた親を愛せますか?』 岸見一郎
を読んだ。
アドラー心理学を広く世に知らしめた岸見一郎さんが、
ご自分の両親を介護した経験から、
介護にのぞむ気持ちや経験などを伝えるエッセイ。
僕も母親に介護が必要で、
おもに親父が介護をしていますが、
そのやり方が神経質で職場的で暴力的かつ支配的。おまけに根性論。
だからといって僕が取って代わるような余裕もなく、
日々消耗していく。
なにか本書にヒントはあるかと思って読みました。
たしかに、一理ある言葉が並んでいます。
しかし、それが一事が万事のように
僕の家庭にあてはまるかといえば、そうではない。
いちばん、心に残ったのは、
「真剣になるのはよし。深刻にはならないこと」
というようなところでした。
これは、そうだなあと思います。
ときおり思い出したい言葉でした。
うちの親は子どもの時間や人生を搾り取るような親なんですが、
それでもここ10年くらいは希望をもってなのか期待してなのか
自分でも判然としませんが、
僕の働きかけで、よい方向へ親を導いてやろう、
彼らが進歩していくきっかけになろうとしていました。
でも徒労なんですよね。
著しく子どもである僕の人生は消耗し、
金銭的にも健康面でも苦しむことになっていく。
それでもますます犠牲を強いるか、
あるいは僕から利益を得ようとするばかりです。
暴力的、嗜虐的、支配的な父親ですから、
母をなかなか放っておけず、かといって、
母は母で現実がみえていない。
これは比較的健康なときからそうですが。
オカルトとかスピリチュアルとか宗教とかじゃなしに
こういった問題に考えていくと、
やっぱり、どうやら親のために頑張るのはやめたほうがいい。
残りの人生だって無駄にするだけ。
そう決めてみても、
一日中こだまする親父の怒鳴り声や暴力で、
僕の心臓は痛みだすのでした。
と、今回は書評みたいにはならなかったですね。
すいませんが、そういうときもあります。
『老いた親を愛せますか?』 岸見一郎
を読んだ。
アドラー心理学を広く世に知らしめた岸見一郎さんが、
ご自分の両親を介護した経験から、
介護にのぞむ気持ちや経験などを伝えるエッセイ。
僕も母親に介護が必要で、
おもに親父が介護をしていますが、
そのやり方が神経質で職場的で暴力的かつ支配的。おまけに根性論。
だからといって僕が取って代わるような余裕もなく、
日々消耗していく。
なにか本書にヒントはあるかと思って読みました。
たしかに、一理ある言葉が並んでいます。
しかし、それが一事が万事のように
僕の家庭にあてはまるかといえば、そうではない。
いちばん、心に残ったのは、
「真剣になるのはよし。深刻にはならないこと」
というようなところでした。
これは、そうだなあと思います。
ときおり思い出したい言葉でした。
うちの親は子どもの時間や人生を搾り取るような親なんですが、
それでもここ10年くらいは希望をもってなのか期待してなのか
自分でも判然としませんが、
僕の働きかけで、よい方向へ親を導いてやろう、
彼らが進歩していくきっかけになろうとしていました。
でも徒労なんですよね。
著しく子どもである僕の人生は消耗し、
金銭的にも健康面でも苦しむことになっていく。
それでもますます犠牲を強いるか、
あるいは僕から利益を得ようとするばかりです。
暴力的、嗜虐的、支配的な父親ですから、
母をなかなか放っておけず、かといって、
母は母で現実がみえていない。
これは比較的健康なときからそうですが。
オカルトとかスピリチュアルとか宗教とかじゃなしに
こういった問題に考えていくと、
やっぱり、どうやら親のために頑張るのはやめたほうがいい。
残りの人生だって無駄にするだけ。
そう決めてみても、
一日中こだまする親父の怒鳴り声や暴力で、
僕の心臓は痛みだすのでした。
と、今回は書評みたいにはならなかったですね。
すいませんが、そういうときもあります。