Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

『のぼうの城 上・下』

2012-08-27 20:45:35 | 読書。
読書。
『のぼうの城 上・下』 和田竜
を読んだ。

戦国時代末期か、安土桃山時代なのか、時代区分は不勉強のためよくわかりませんが、
豊臣秀吉が諸大名に号令して関東の雄・北条氏を攻めた、小田原攻めの戦の中での、
忍城(おしじょう)戦について書かれたものです。
忍城を攻める総大将は、石田光成。彼の下に、大谷吉継と長束正家。
2万の軍勢でもって、500人の忍城を攻めます。
忍城を守るのは、“のぼう様”と家臣団にも領民にも呼ばれている成田長親を総大将として、
あとは正木丹波守などの侍たち。

一大スペクタクルの戦国ロマン小説ここに生まれり。
男たちの気概、そして己の長所を存分に発揮して戦う働きに、
読んでいて爽快なことといったらないです。

読書の楽しさを感じさせられる小説でした。

でも、たぶん、著者は、落後するものの心理なんかにはまだ疎い人のようにも読めましたよ。
そういうところを理解してこそ、大作家になると僕は思うのだけれど、
どうでしょう。
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交通事故

2012-08-26 20:32:10 | days
20日に、交通事故に遭いました。交差点で、車と車の事故です。
そこは死亡事故も何件かおきている、事故多発地帯らしいです。

もう、現場検証も事情聴取も終えました。
僕が被害者で、向こうが加害者です。

まぁ、詳しいことは、昨日ツイートしたものを貼りますので、
それをご参照ください(横着)。


____


頸椎捻挫に右肩亜脱臼(これは高校の時の古傷)の痛み、胸部挫傷を受傷しました。そのほか、もしかするとあばらにひびが入っているかもしれません、これは来週、別の病院でMRIを取ってもらいます。

交差点での事故でした。こちらの信号は黄色点滅で、右から来た相手の車のほうの信号は赤の点滅でした。それで、相手は一時停止をせずに突っ込んできたか、あるいは、一時停止をしながらもこちらを確認せずに突っ込んできたかして事故になりました。

僕も黄色点滅にしては、徐行ほどでもないスピードだったのが過失ではありますが、大体8:2で向こうが悪いということで、僕は被害者になっています。

横から突っ込まれた僕の車は、幸運にも電柱をすり抜けて、交差点の周囲の田んぼのへりになっている土手上のところに落ち、刺さりました。よって、田んぼには被害がなかったのがまた幸い。さらに、相手側が脚を骨折したにもかかわらず、こちらの怪我がわりと軽いのも運が良いところ。

車は廃車になりました。親父なんかは現場をみて「死んでいてもおかしくなかったな」といっていたし、ぶつかるタイミングが0.1秒でも遅ければ、もっと大けがをしていたに違いありません。そこはそこ、20日盆の事故ということで、15日に墓参りをしたのでじじばばの加護だなんて考えも。

20日盆といえば、事故に見舞われた交差点が、何回か死亡事故のあった場所だったそうで、亡くなった人たちが帰ってきて呼ばれそうになったかなと、オカルト的に解釈したり。

現場検証と事情聴取も終わりました。向こうに過失責任があるので、相手に厳罰を望みますかと最後に訊かれましたが、望まないことにしました。金は天下の回り物的に、不注意も天下の回り物だと思うから。法律で最低限決められた罰則だけで、まぁ十分だろうと。

そうそう、救急車ではじめて運ばれました。段差でがたんがたん揺れるので、そのときがはっとするほど痛かった。また、レントゲンを撮ってもらっているときに具合が悪くなって血圧を測ると92とかで、そうかこれがショック症状なのかななんて思いました。

肩関節と頸椎に直接注射されましたが、それもはじめてでした。やなもんです(笑)。しかしあれです、痛み止めのロキソニンが夜中に切れると、寝返りを打つのがもっと大変になって眠れなくなります。そこが大変かな。

新しく車を買うことにしたので、その金銭的な痛みのほうが、身体的な痛みよりも強いかも!なんて冗談もいえるくらいになったかいな。
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『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』

2012-08-24 19:51:37 | 読書。
読書。
『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』 ティナ・シーリグ 高遠裕子訳
を読んだ。

全米の起業家育成コースのなかでもトップクラスの評価を得ている著者による、
やはり若い人の背中を起業家精神の面でおすような本です。

常識を疑ってかかること、
ルールは破られるためにあるということ、
早く、何度も失敗したほうがいいのだということ、

などなど、僕なんかが学生の頃に言われたかったことがぎゅうっと
詰まっている本でした。

一番印象に残ったところは、交渉術についてのところです。

以下、FaceBookに書いたことをそのまま書きます。

___

中学とか高校って、クラスメイトの何%がA評価で何%がB評価でっていうように、
相対評価されていくでしょう。内申書ってそうだったっけ?
そういうのには当時から疑問を持っていたけれど、
はっきりとそれはいけないという話をしてくれている本が、
長いこと読んでいるスタンフォード大学の人の本。
宿題を教えてほしいといったら
「俺が教えたらおまえは俺よりも良い点を取って良い大学へいくんだろ、
だから教えない」といって力を貸してくれない。
これじゃ、助け合おうという気をなくす人間を育ててしまいます。
著者は書いていますよ、「誰かが負けるからこそ自分が勝てる、という考え方は、
非生産的以外の何物でもないと気付きました」と。
ちなみに、自分と相手のどちらも得をする、ウイン・ウインの交渉についてのチャプターでの話でした。
____


僕みたいに、商売の意識の低い人でありながらも、その道での経験を積みたいし
成長したいと思う人には勉強になる本だと思います。

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