拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

世紀のイベント二題(運命田園の会とジャパンカップ)

2020-11-29 09:07:05 | 音楽
今日は運命・田園の会。世紀のイベントである。いや、運命・田園を演奏するオケはやまほどあろうが、「歌付き」なんて聞いたことがない。だから世紀のイベントなのである。この一事で、主催の私はアマチュア音楽史の片隅に拭えようもない悪名を残すのである。そういえば、高校のとき、吹奏楽部の定演で運命を演奏した。「吹奏楽でベートーヴェン」。先輩達はこぞって無理だと言った。実際、本番は散々な出来だった。先輩たちは、ほれみたことかと言わんばかりに、張本人の私(当時の部長で、曲決めで運命が当選するように根回しをし、吹奏楽用に編曲をし、本番で指揮もした)に罵詈雑言を浴びせつけ(われわれが築いてきた歴史はこれでぶちこわしだ、と言った先輩もいた)、私は、酔乱高校吹奏楽部史に拭うことのできない悪名を残すことになったのである。あれから45年。あのとき使っていたのと同じクラリネットで、再び運命をやることになろうとは(正確に言うと、運命のとき私は指揮だったから、運命に使ったクラリネットではないが、他の曲はこれで吹いた)。おまけに田園も!感無量である。なぜ歌付きか?と言うと、いや、もともと私は通唱会の主宰者連絡会の末席を汚す者である。「通唱会」なら歌があるのは当然だ。それに、そうそう楽器の方は来て下さらないだろうから、足りないパートはもちろんピアノで支えていただくのだが歌でも補おうという魂胆であった。ところが、お仲間を紹介して下さるありがたい方々のおかげで管楽器はほぼフル編成(因みに、年明けすぐのミサソレの管楽器は「ほぼ」でなくて完全にフル編成である)。歌も、こんな酔狂な企画によくぞと思うくらいエントリーしていただいた(いや確かに歌うのも楽しいと思う。もし私が楽器をやらなかったら大喜びで歌っていたろう)。あとは、自分がちゃんとクラリネットを吹くだけ、これこそが最大の関門である(絶望的な顔文字がここにあるつもり)。本日の世紀のイベントと言えばもう一つ、ジャパンカップ。史上最多のGⅠ8勝を挙げた名牝アーモンドアイに、無敗で三冠馬となった牡牝のコントレイルとデアリングタクトが挑む。これぞ100年に一度あるかないか、まさに世紀のイベントである。実は、昨夜見た夢ではデアリングタクトが勝った。だが、おかしな夢で(だいたい夢はおかしいと相場が決まっている。なんでも、夢をみるときは、脳内の理性を司る分野をあまり使ってないからだそうだ)、牝馬のはずのデアリングタクトがそのうち人間の女性になり、私はタクト嬢と付き合うことになる、とそういう夢である。何かの予兆だろうか。とにかく、夢を見たからにはデアリングタクトを応援しよう。運命田園は、ジャパンカップの勝敗が決まった後である。

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