拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ドクダーミ

2024-06-09 21:41:08 | グルメ

ドクダミは男性名詞である。すなわち、ドクダミの葉が1枚ならドクダーモ、これが複数なのでドクダーミとなるのである。仮にドクダミが女性名詞であったなら、1枚ならドクダーマ、2枚以上でドクダーメになったはずである。

そのドクダーミについての続報である。ドクダミ・ラーメンの後もさまざまな実験を続けており、炒め物に混ぜたり、炒飯に入れたりしたが、ゴマ油で炒めてみて、初めて、お!いけるかも!との感触を得た。香りには香りで、である。ならば、オリーブ油+ニンニクの連合軍を相手にすれば、さしものドクダミも勢力をそがれるのではないか。と思い、ドクダミ・パスタを試してみた。

黒い部分がドクダミである。予想は的中。ドクダミ特有の臭いがこれまでで一番抑えられた。これをベースにして、さらにトマト味等々を加えれば一層マイルドになるだろう。それでいて、ドクダミの効用が得られるのなら、私は世間が困ってしまうほど元気になって、再び「暴れん坊」になりそうである。

だが、過ぎたるは及ばざるがごとし。ドクダミの摂りすぎは、頻尿のほか、腹痛をも誘発するという。既に、その症状を経験済みである。極端なことにかけては定評のある私である。このところ、ドクダミばかり食べてるもんで。なんと言っても、タダで、無尽蔵に手に入るのだから。

どこから手に入るのかと言えば、もちろん「猫の額」(奥地の家の庭)である。だからタダなのである。因みに、ネットでググってたら、ドクダミを人んちの庭から調達してる人がいて、当然、ちゃんと所有者に「ドクダミをちょっきんさせてください」とお断りを入れてそうなのだが、その所有者からは「ちょっきんとは言わず、根こそぎ持って行ってください」と言われたそうな。そう、ネットで「ドクダミ」でググると、「収獲」と同じぐらい「退治」がヒットする。毀誉褒貶の激しい草である。それでも、特定外来種に比べればまだ平和。特定外来種となると、これはもう人々が血なまこになって追い詰め抹殺を図る。タガミヒナゲシがいい例である。その他、こないだ近所に野生してるヤツを撮ったこれ、

オオキンケイギクと言うそうだが、これなども特定外来種で、すなわち、指名手配の犯人である。だが、この種は、かつては、鑑賞目的で導入され、緑化植物としても観賞植物としても非常に好まれたという(ウィキペディアより)。それが、打って変わってお尋ね者となったのである。まさに「勝者必衰の理(ことわり)」。平家しかり、義経しかり、そしてオオキンケイギクもしかりである。

因みに、日本にいる鹿で立派な角を生やしてるのはニホンジカで、角のないヤツはカモシカである。ニホンジカはいっとき絶滅の危機にあったが、今では増えすぎて、カモシカの生息域を脅かすなど害獣となって駆除の対象になっている(このあたりの事情はオオキンケイギクと似ている)。おかげで、ジビエ料理を出す店で鹿肉を堪能することができるのではあるが。



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