アウトドアな日常

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土の文明史

2024年08月28日 | 本と雑誌 その2

「土の文明史」(デイビット・モントゴメリー著)を読む

ダーウィンが亡くなる1年前にミミズの研究をしていたそうです。狂ったかと思う人も多かったそうですが、ミミズが土を作るという文明に由来することなので、大切な研究だったのだろう。

文明が発達したところでは、大きな川が存在していました。それは上流から肥沃な土を運び、実り豊かな植物を提供してくらました。エジプトでは大きなダムが造られ、肥沃な土は失われ、それにとってかわり化学肥料が使われることになったそうです。

アメリカでは2世紀ほどで、国土の3分の1の土地が侵食され、作物が思うように作れなくなっているそうです。

豊かな土壌のない土地には、文明や人類も存在しなくなってしまうことは歴史的にもいえそうです。

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北海道で二シン漁が栄えた時に、お湯を沸かしてそれを肥料にするのですが、その時に大量の木を燃やしたそうです。現在でも伐採した所は禿山になっているということを読んだことがあります。(後に石炭を使った)禿山になれば土地は流出し、侵食が進んでしまう。

豊かさというのは、肥沃な土地に由来するのだろう。

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