小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

台風七号、父島通過

2006-08-06 16:15:18 | Weblog
昨日の予想通り、今日の父島は台風の通り道となり一日風雨が強い。それでも朝は雨もまだたいして降っていなかったので、無謀にも町まで買い物がてら三人で出掛けてみたが案の定、濡れ鼠になった。いつもは水シャワーだが、流石に今日は温水シャワーを浴びしょうがなく三人で六畳一間でだらりと決め込む。

音楽を聴きながら、ストレッチを交互にしたり日頃あまりゆっくり何かを部屋の中でするという習慣の無いアウトドア派の我家、何か今日はそれなりにいい感じである。その最大の理由は息子の存在である。子は鎹。いくつになっても子供の存在は親にとっては大きいものだ。普段、余り感情を外に出す事の無い私の最大の弱点は子供達である。同僚のヤグッチャンにもいつもからかわれる。息子の来島は涙が出るくらい、嬉しい。

この際、子供自慢でもしてみたりして。娘のきよらは現在、外資系企業で花のOLをしている。私達が島に来るに当って都内で一人暮らしをしていたのを、マクハリに戻ってきてもらった。今は、息子と私達が住んでいたマンションで二人で暮らしている。きよらは私に似て何にでも興味津々、凄い行動派だ。今時の情報社会にハマリキッタ現代派である。きよらとランチしたり買い物したり楽しい時間が持てなくなったのは、少し淋しい。いつか二人でお互い大好きなイギリス旅行なんてしてみたいな、なんて勝手に思っているのは母だけか?

息子の風太はとりあえず、ボーとした、こちらもある意味今時の若者だ。「だるいっ!」とか言う割りに、スポーツとか誘うと一応付き合ってくれる。あんまり感情を出さない(誰かにそっくり)がこの島に来ると今まで接した事のなかった世界に静かに感動している様子が感じとれる。しかも勝手に島暮らしをしている親を一応認めてくれているのか、島遊びを一緒に楽しんでくれている。今月の25日に島を離れるまで(大学の休みはまだ9月の下旬まであるのだが、余り長くこちらに居ると彼女に怒られるらしい)よろしく。

とにかく、二人ともこの親にしてはいい感じに育ってくれた。これから先、いろいろ谷あり山ありだろうけど、楽しい人生を送って欲しい。この身勝手な親には特に何が出来る訳ではないけど、南の島でいつも君達の幸せを願っているよ。

涙が出そうになった所で現実に戻ろう。現在、午後4時。外は風はそんなでも無いが雨はドシャ降り。テレビの映りもかなり悪い。ここでは気象状況が悪いとテレビが暴れだす。それなのに、高校野球を観てる物好きが二人ここにはいるけどね。
明日には台風が通り過ぎてくれる事を期待しよう。今頃、海の上ではヤグッチャンと子供達二人が波に揺れている。明日到着のおが丸で内地から帰って来る。トウタンも勿論帰りを心待ちにしてるだろうけど、その次に私が待っている。パートナーが居ない職場はかなりキツイ。おが丸が明日、無事に二見港に着きますように。

外は大荒れだが、この六畳一間には静かな時間が流れている。今はこのひと時に浸っていよう。BY マユミ