小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

ウスバハギ

2006-08-17 20:32:24 | Weblog
台風11号の強い風はどうやら峠を越えたようだが、小笠原の天気予報は相変わらず曇りに雨マーク。今日は久し振りに風太と山歩きでもしようかと準備をしていたら突然の強い雨、何となく出鼻をくじかれ、山歩きより釣が、と言う息子の意見を尊重してムロアジ狙いの釣りに出かける。

最近の我々の釣り場、オガマルの岸壁へ、ウネリもだいぶ治まっては来ているが相変わらず濁った海だ、そして昨日までの強い風とウネリのせいか沢山の藻が漂流している。

素人の我々の目にもどう見ても釣れそうも無い雰囲気がありあり、他に釣りをしている人も居ない。

たまに通りかかる人が、
「何か釣れます?」
「ぜーんぜーん、暇つぶしですよ」

糸を垂れる我々の前を、沢山のお客さんを乗せた観光船、ダイビング船、釣り船が次々と通り過ぎて行く、それぞれ今日のツアーに思いを馳せ満面の表情が手に取るようにわかる。そういえばいつの間にか薄日も差してきた、いい1日なると良いね。

他人の心配もいいけど餌はどんどん無くなるばかりで、二人ともアタリはゼロ、暇つぶしとは言え、全く手ごたえも無いとさすがに飽きてくる。気分転換に早めのランチ、勿論今日も僕の作った手弁当、最近はだいぶ手際も良くなり風太も文句を言わなくなってきた。

気分転換の効果か、僕の竿に微妙なアタリ、ムロではない、引きは弱いが妙に重たいイヤーナ予感、そうまたまたウスバハギ、やっとの思いで引き上げる。息子からもからかわれたが、まあ釣れないよりは外道でもましと気を取り直す。

その後息子もウスバハギをゲット、終わってみれば一日釣りをして二人で仲良くウスバハギ一枚ずつ、外道なんていってられない。

気が付けば今朝出かけて行った多くの船が、一日ツアーを追え次々と寄港してきた、思いのほか天気も良く、きっと良いツアーだったのでは、予報は相変わらず良くないが、明日もいいほうに外れる事を期待しよう。