MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「夏枯れの薔薇園」と「紅小灰蝶、透羽羽衣の幼虫、熨斗蘭」など

2015年07月29日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

当地の昼間の最高気温の予報が32℃と言うことだったので、
久し振りに大町公園(市川市動植物園)へ。

猛暑日を含め高温が続いた期間は外出を避けていたため、
体が冷房に慣れてしまったようで、園内を歩いて居ると汗に塗れた。

園内を約2時間ほど逍遥したが、
野草などは夏枯れ状態で、どことなく勢いがなく、
昆虫達も草陰に隠れているようで、なかなか見つからなかった。

大町公園に入ったのは7月22日以来で、
その間の高温などの影響のためか、
期待していた薔薇園もやはり夏枯れ状態で、
花の数が半減し、残っている花は傷が多く生気が感じられなかった。


藤棚の前の薔薇は木陰になっているためか、
薔薇本来の美しさを保っていた。
また、今日は下草の除去作業等が行われていたので、
秋には、みたび薔薇園が花に埋め尽くされることだろう。


自然観察路からフィールドアスレチック場に入る門前に植栽されている、
犬桜の小さな実が熟れており、
赤珊瑚などの宝石で作られた小さな工芸品のように輝いていた。


ミソハギの花では「紅小灰蝶(ベニシジミ)」が吸密していた。
蝶の仲間では美しさの上位に入るのだが、
個体数が多すぎるために余り重宝がられることはない。
今日の園内で見ることのできたベニシジミはこの1頭だけだったため、
巻頭の写真も飾ることとなった。


「熨斗蘭(ノシラン)」は私にとって初見の花で、
1週間前に発見したときから開花を楽しみにしていたが、
一気に開花するものではないようである。


その熨斗蘭の花序の中に居たのが、
「薄羽羽衣(ウスバハゴロモ)の幼虫」(下の写真中央やや右上)で、
前に紹介した「アミガサハゴロモ」とは異なり、体全体が真っ白なのである。
いずれ羽化するはずなので、羽化した薄羽羽衣を撮って見たいと思う。
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