日照時間が殆どなかった9日間だったが、本日やっと晴れ渡った。
午前中はまだ雲に覆われていたが、11時過ぎからは青空も見られ、
午後にはピーカンな青空が現れた。
大町公園には開門時間の9時に入園したが、
園内は薄暗く、草木はまだ雨露に濡れ、
昆虫も余り発見できなかった。
夏の虫たちにはやや涼しかったのかもしれないが、
青空が出る頃には様々な昆虫が顔を出してきた。
と言うことで、様々なものを撮って来たが、
今はオニヤンマの孵化の最盛期のようで、
まだ「虫の目」になっていない私でも3箇所で見つけることが出来た。
「9時26分」発見のオニヤンマは、腹部はまだ細く色も薄かった。
「10時12分」発見のものは、草陰に隠れて孵化中だった。
「12時00分」には、バラ園内にある藤棚の裏側の壁で孵化しているのを見つけた。
また、強い夏の日差しが戻ってきたバラ園周辺では数多くの、
ハグロトンボが見られ、これまで見られなかったメスも混じっていた。
(雄の胴体は緑色の金色、雌は地味な褐色)
日光浴をしながら時折翅を広げるのだが、
翅の角度により輝く様はなかなかに美しい。
トンボたちは晴れ始めた太陽光を喜んでいるようでもあった。
翅を閉じているときも(巻頭の写真)日に輝く翅の模様が美しい。
公園の草叢には数多くの蟷螂の幼生を見ることができるが、
脱皮最中の蟷螂を見たのは初めてである。
このところの天候不順で余り写真を撮ってなかったが、
新レンズの使い勝手のよさなども有り、
今日一日で300コマも撮ってしまった。