MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

胡麻斑髪切と白い沢蟹と「記録的な日照不足」

2015年07月08日 | あらかると

今日も一日雨降り模様の全天曇りで、昼なのに薄暗く、
明日もまた雨のようである。

今月に入ってからの都心の日照時間は僅か0.2時間で、
明日も雨模様となると記録的な日照不足になっているのではないか?
と言うことで、
7月の過去の日照時間を気象庁のデータで調べたところ、
20年前の1995年7月1日から9日までの合計日照時間が0.9時間、
更に、41年前の1974年7月1日から8日までの合計日照時間が5.4時間、
という記録が残っている(1960年以前の日照時間はデータなし)が、
このまま明日も日照が無いとなれば、
記録的な日照不足となるのだが・・・・・・。

閑話休題

昨日、大町公園内の遊歩道を歩いて居ると、
湧水の流れる中に、白い沢蟹が動いているのを見つけた。
昨年も発見しているので、珍しい固体でも無い様である。


最初は隠れようとしていたが、
やや暗かったためにフラッシュを焚いたためか、
体を起こし挟みを広げ警戒態勢をとった(下の写真)。
この白い沢蟹について、顔見知りの常連さんに聞いてみると、
長田谷津ではさほど珍しいことではないようで、
田舎(常連さんの田舎は長野)の沢蟹に比べるとひ弱なのだそうである。


公園の沢蟹を「ひ弱」と言い切る長野生まれの常連さんは、
恐らく沢蟹捕りが子供時代の遊びだった筈で、
長野の沢蟹に比べれば「公園の沢蟹がひ弱」であるのは真実なのかもしれない。


更に別の遊歩道では「ゴマダラカミキリ」に出会った。
今年はべニカミキリ、ミドリカミキリ、ヨツスジハナカミキリ、
クワカミキリ、キボシカミキリなど数種のカミキリを見ているが、
まだ他の種類も居そうな気配である。


写真を撮っているとゴマダラカミキリは飛び立ち、
近くの茅の葉に止まった。


カミキリはそのまま葉の上部に登って行き、葉はカミキリの重さで撓った。
で・・・撮った写真を確認すると、葉を掴みきれて居ないようで、
歩き方も緩慢だった。
カミキリは先に進むことを止め、暫く停止していたが、
やがて、翅をやや浮き上げ(下の写真)飛び立つ体制を取っていた。


数秒後、飛び立って行った。


昔、クワガタやカブトムシの居る樹液場でやや大きめのカミキリを捕まえたことがあるが、
手にとると「ギィギィ」と音を出して藻掻いていたが、
あのカミキリの種は何だったのだろうか?
というか、
樹液場以外のカミキリは見たことがないのである。

巻頭の写真は、芹の花で吸密する「キタヒメヒラタアブ」
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