MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

大丸葉保呂之、蝿毒草、羅摩など夏の花

2014年07月23日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

梅雨が明けて2日目、朝から薄曇で湿度が高く、
正午過ぎには千葉県内でも33度、湿度81%(茂原市)を超す気温が記録された。
が・・・・
日の出間も無い早朝は気温も低く、やや快適であるから、
日中快晴の予報がある時は、この早朝に散歩やポタリングするのが良いかもしれない。
5時前には日出(今日の日出・4時42分)となり明るいから、
5時ごろ家を出れば、
4時間ほど散歩やポタリングをして家に帰ってきてもまだ9時であり、
正午前後の猛暑は避けることが出来る。

ただ残念なことに、動植物の豊富で撮影にも適している近隣の、
「二十一世紀の森と広場」も「ゆいの花公園」も、
市川市が管理する「大町公園」も午前9時が開門であるため、
早朝散歩の目的地にすることが出来ないのである。


閑話休題

昨日の大町公園で撮ってきた野草の夏の花を紹介します。

私にとっては初めて見る野草で「蝿毒草(ハエドクソウ)」。
小さな花だったが、唇形で意外な美しさがあった(巻頭の写真)。
毒草で昔は「ハエトリ紙」の原料として使われていたようである。


「カントウヨメナ」
野菊の種類は数が多く、判別が難しいが葉の形から断定した。


「羅摩(カガイモ)の花」
晩秋から初冬にかけて実が割れ、綿をつけた種子が風に飛ばされていく。
この綿が「ケサランパサラン」では無いかといわれている。
羅摩船に乗った「少名毘古那神(すくなびこなのかみ)」が
大国主神の国作りに参加している。


「藪苧麻(ヤブマオ)の花」
かってはヤブマオの茎からとった植物繊維を紡いで布を作ったとのことで、
近縁種の「カラムシ(芋麻)」は「小千谷縮(オジヤチヂミ)」の原料でもある。


「大丸葉保呂之(オオマルバノホロシ)の花」
昨日は熟れ始めた実もなっていたが、秋には赤く熟する。


下の写真は同じ場所のものを6月26日に撮った写真で、
ナスのような花が美しい。
このときはまだ実はなっておらず、この花が上の写真の実になったのかもしれない。


「ホロシ」とは?
で・・・ホロシってなんだろうと調べてみると、
皮膚が炎症を起して、荒れた皮膚の状態を古くは「ホロシ」と言ったようで、
秋に熟した実の表面に現れる細かな凹凸が「ホロシ」に似ていることからこの名がついたという。
下の写真は2012年10月29日撮影
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