MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ゴマダラチョウとキタテハ、樹液場の諍い

2014年07月10日 | あらかると

台風8号は明日朝関東地方に近付くと言うが、
いわゆる雨台風で、場所によっては相当の降雨量が予想されている。

すでに当地も風が強まり、雨も降っている。
が・・・・
目の前の空き地では、荒天にも拘らず宅地の造成工事が行われていた。
昔は「土方を殺すにゃ刃物は要らぬ雨の三日も降れば良い」という言葉があったが、
今は機械化が進み、工事は屋根のついた土木工事車両で出来てしまうのだそうだ。


荒天続きで写真も撮れないので、
先日樹液場で出会った「ゴマダラチョウ」と「キタテハ」の樹液争いを・・・・。

樹液場の近くを通ったときに、白黒模様の蝶が目の前をひらひらと飛んでいて、
その飛ぶ様を見ながら追っていると近くの橡の幹に止まった。


コミスジだろうか? 先日であったアカボシゴマダラだろうか?
一枚では判断が難しいので木の反対側に出てみると、そこは樹液場で、
キタテハとスズメバチが先客として樹液を吸っていた。
近付くことによって本命の蝶は、
目や口吻が橙色でゴマダラチョウと確認できた。
本命のゴマダラを撮り(巻頭の写真)、
その様子を窺がっていると、ゴマダラは樹液場に近付いていった。


そしてあろう事か、先客のキタテハを追い払ってしまった。
ちなみに、キタテハもゴマダラチョウも同じタテハチョウ科なのである。


しかし、キタテハはもっと吸液したかったようで、樹液のあるところに近付いていくと、
キタテハに対峙するかのように向きを変えたゴマダラに再び追い払われてしまい、
どこかに飛んでいってしまった。


ゴマダラチョウはのびのびと樹液を楽しんでいたが、
20cm程上にいたスズメバチが下に降りてきて瞬時に追い払われてしまった。


近くの砂利の遊歩道では、ウラギンシジミが地表で吸水していた。
いつも同じような場所に現れるので、ミネラルを含んだ水分だったのかもしれない。
吸水に夢中で、5cmほどのところに靴を近付けも逃げなかったので、
接近撮影を試みた。
で・・・・小さな蝶の小さな複眼の模様を捕らえることができた。
コメント