港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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朝ドラ「らんまん」について

2023-10-08 17:10:01 | 個人
朝ドラ「らんまん」を個人的興味を持って見ていた。
というのは、父の書棚に「牧野植物図鑑」がずっと置いてあった。
父は文学者で文学全集などが多くあったが、この「牧野植物図鑑」がぽつんと一冊あった。
この存在は異質であった。
評判がよかったので、多分、詩を書くとき、植物の名前を入れたい時などに使ったのであろう。
世界的な大詩人西脇順三郎氏も道端に生えている草の名前を調べて、披露する趣味があった。
この植物は○○という名前だよと得意そうに、話していた。
シュールレアリスムの詩を制作する時、例えばギリシャ神話の女神の名前と道端の草の名前を続けてシュールな雰囲気をつくっていた。
このドラマの面白かったのは、きさくで何も気にしない人情味あふれる「長屋コミュニティ」と権威とか学歴をやたら気にする「大学コミュニティ」の対比であろう。
実際は牧野富太郎は長屋には住んでいなかったようだが、このドラマでは日本人が好きな下町的な長屋コミュニティの良さをうまく表している。一方、「大学コミュニティ」はこの時代、特にひどかったのであろう。この対比がドラマを面白くしていた。
日本は、北端から南端まで、気候の幅があり、島も多く、太平洋と日本海では海流が違い、地域により多様な気候態を持っているので、植物の種類も多かったのであろう。そんな国の特性から植物学が発達する土台があったと言える。
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