今日は、3年前に訪れたアメリカのリッチモンドという街をご紹介する。
ほとんど予備知識はなかったが、私(安藤)の妻の友人がいるので、訪れることになった。
リッチモンドはバージニア州の州都人口約20万人で、日本で言えば水戸市のような都市にあたる。南北戦争の時、被災地となり壊滅的な被害を受けた後、建設された比較的新しい都市である。
アメリカ人が考える理想の街とはこんな都市なのだろうということが実感できる。広い立派な道路が整備され、きれいに手入れされた前庭のある住宅が続いている。職住を備えた都市で中心市街地も立派なビルが建ち並ぶ。広い公園もある。街はどこもきれいである。
車さえあれば、どこにでも行ける車社会に適合した都市である。以下2日間滞在したこの街の印象を記す。
・広い大きな住宅ときれいな住宅地
知り合いのアメリカ人A氏の家に案内されたが驚いた。4人家族であるが、ともかく敷地も広く家も広いのである。道路から家の玄関までかなり歩く。庭もきれいに手入れされている。職業は弁護士さんと言うことで、とびぬけてリッチなアメリカ人ではない。食堂と居間が客用と家族用それぞれ二つずつある。ビリヤード室まで備えている。家のあちこちを案内していただき、飾ってある調度品、写真などの説明まで受けた。家の中を案内することがお客に対する一般的な慣例のようだ。庭には、木製のジャングルジムまで備えている。とにかく、何から何までそろっている。
住宅地はどこの家も敷地が広く、前庭は、きれいに芝が刈り込まれ大きな木がある。
・トーマス・ジェファーソンの設計の州立議会議事堂
翌日、リッチモンドの主要な場所を案内された。まず案内されたのが、アメリカ建国の父で初代大統領トーマス・ジェファーソン設計の州立議会議事堂である。大統領が設計を?と驚くが、実はトーマス・ジェファーソンは知の巨人といわれる人で園芸学、古生物学、建築学などにいろいろな学問に精通し、発明家でもあったそうだ。確かにきれいな建物であるが、デザインはギリシャの神殿のようでやや古典的な感じである。アメリカ人にとって、トーマス・ジェファーソンが設計した建物があることが誇りになっているようだ。
・街路
通りはどこも広く、道路も広く街路樹もしっかり植えられていて緑が豊かである。記念碑大通りは彫刻や記念碑が建ち並ぶ。彫刻や碑の大部分は南北戦争で戦死した英雄たちである。ただ、バスのような公共交通機関はあまりみかけなかった。
・ダウンタウン
規模は小さいが高層ビルが建ち並び、働きやすそうな環境に整えられている。職と住のバランスのとれた街であることがうかがえる。
何でもアメリカでは有数のバイオテクノロジーの拠点都市であるようだ。
・文化施設
市立のオペラ劇場であるランドマーク劇場に案内された。中も見たが豪華ですばらしい。20万都市でこんな立派なオペラ劇場があるとは驚く。
他にもいくつか劇場があり、美術館、博物館もあるようだ。文化的施設も十分に整っている。
・モンロー公園(約3ha)
手入れの行き届いた広い美しい立派な公園である。池のある日本庭園まで備えている。
・商店街 アメリカの都市に見られる低層の商店街である。広い道路や駐車場を備えており、どこにでも車が止められ買物や食事ができる。便利である。
・リッチモンドのもう一つの顔
一通り見た印象はとにかく豊か、日本の都市の何十倍も豊かであることを実感する。
広い家に住み、大きな馬力のある車を乗りまわし、通勤も車ですぐに行ける。
緑にあふれ、立派な公園もある。文化施設も充実し、街はどこもきれいである。
しかし、このリッチモンドはもう一つの顔がある。
犯罪発生率が2004年でなんと全米一であるのだ。殺人発生率は最悪で1990~1995年では毎年10万人あたりの殺人が120人を超えている。
どうも、この裏にあるのは格差社会にあるようだが、詳しい理由は私にはわからない。
若いうちは、こんな理想の都市に住んだら素晴らしいなあと思うが、年取って一人暮らしになり御殿のような広い家に住んでいたら、犯罪の多いこの都市に住んでいるのは恐怖でしかない。理想の都市とは何か、豊かさとは何かもう一度考えてみたい。
A氏邸 広大な敷地 アプローチが長い
A氏邸 手入れの行き届いた庭
A氏邸 木製のジャングルジムもある
A氏邸 食堂や居間も二つある
A氏邸 ビリヤード室
住宅地の景観
トーマス・ジェファーソンの設計した州立議事堂
州立議事堂
記念碑大通りの記念碑
緑豊かな街路
高層ビルが建ち並ぶダウンタウン
ランドマーク劇場
劇場内部 豪華である
公園の日本庭園入り口
日本庭園の池
A氏の乗り回している大きな車
ほとんど予備知識はなかったが、私(安藤)の妻の友人がいるので、訪れることになった。
リッチモンドはバージニア州の州都人口約20万人で、日本で言えば水戸市のような都市にあたる。南北戦争の時、被災地となり壊滅的な被害を受けた後、建設された比較的新しい都市である。
アメリカ人が考える理想の街とはこんな都市なのだろうということが実感できる。広い立派な道路が整備され、きれいに手入れされた前庭のある住宅が続いている。職住を備えた都市で中心市街地も立派なビルが建ち並ぶ。広い公園もある。街はどこもきれいである。
車さえあれば、どこにでも行ける車社会に適合した都市である。以下2日間滞在したこの街の印象を記す。
・広い大きな住宅ときれいな住宅地
知り合いのアメリカ人A氏の家に案内されたが驚いた。4人家族であるが、ともかく敷地も広く家も広いのである。道路から家の玄関までかなり歩く。庭もきれいに手入れされている。職業は弁護士さんと言うことで、とびぬけてリッチなアメリカ人ではない。食堂と居間が客用と家族用それぞれ二つずつある。ビリヤード室まで備えている。家のあちこちを案内していただき、飾ってある調度品、写真などの説明まで受けた。家の中を案内することがお客に対する一般的な慣例のようだ。庭には、木製のジャングルジムまで備えている。とにかく、何から何までそろっている。
住宅地はどこの家も敷地が広く、前庭は、きれいに芝が刈り込まれ大きな木がある。
・トーマス・ジェファーソンの設計の州立議会議事堂
翌日、リッチモンドの主要な場所を案内された。まず案内されたのが、アメリカ建国の父で初代大統領トーマス・ジェファーソン設計の州立議会議事堂である。大統領が設計を?と驚くが、実はトーマス・ジェファーソンは知の巨人といわれる人で園芸学、古生物学、建築学などにいろいろな学問に精通し、発明家でもあったそうだ。確かにきれいな建物であるが、デザインはギリシャの神殿のようでやや古典的な感じである。アメリカ人にとって、トーマス・ジェファーソンが設計した建物があることが誇りになっているようだ。
・街路
通りはどこも広く、道路も広く街路樹もしっかり植えられていて緑が豊かである。記念碑大通りは彫刻や記念碑が建ち並ぶ。彫刻や碑の大部分は南北戦争で戦死した英雄たちである。ただ、バスのような公共交通機関はあまりみかけなかった。
・ダウンタウン
規模は小さいが高層ビルが建ち並び、働きやすそうな環境に整えられている。職と住のバランスのとれた街であることがうかがえる。
何でもアメリカでは有数のバイオテクノロジーの拠点都市であるようだ。
・文化施設
市立のオペラ劇場であるランドマーク劇場に案内された。中も見たが豪華ですばらしい。20万都市でこんな立派なオペラ劇場があるとは驚く。
他にもいくつか劇場があり、美術館、博物館もあるようだ。文化的施設も十分に整っている。
・モンロー公園(約3ha)
手入れの行き届いた広い美しい立派な公園である。池のある日本庭園まで備えている。
・商店街 アメリカの都市に見られる低層の商店街である。広い道路や駐車場を備えており、どこにでも車が止められ買物や食事ができる。便利である。
・リッチモンドのもう一つの顔
一通り見た印象はとにかく豊か、日本の都市の何十倍も豊かであることを実感する。
広い家に住み、大きな馬力のある車を乗りまわし、通勤も車ですぐに行ける。
緑にあふれ、立派な公園もある。文化施設も充実し、街はどこもきれいである。
しかし、このリッチモンドはもう一つの顔がある。
犯罪発生率が2004年でなんと全米一であるのだ。殺人発生率は最悪で1990~1995年では毎年10万人あたりの殺人が120人を超えている。
どうも、この裏にあるのは格差社会にあるようだが、詳しい理由は私にはわからない。
若いうちは、こんな理想の都市に住んだら素晴らしいなあと思うが、年取って一人暮らしになり御殿のような広い家に住んでいたら、犯罪の多いこの都市に住んでいるのは恐怖でしかない。理想の都市とは何か、豊かさとは何かもう一度考えてみたい。
A氏邸 広大な敷地 アプローチが長い
A氏邸 手入れの行き届いた庭
A氏邸 木製のジャングルジムもある
A氏邸 食堂や居間も二つある
A氏邸 ビリヤード室
住宅地の景観
トーマス・ジェファーソンの設計した州立議事堂
州立議事堂
記念碑大通りの記念碑
緑豊かな街路
高層ビルが建ち並ぶダウンタウン
ランドマーク劇場
劇場内部 豪華である
公園の日本庭園入り口
日本庭園の池
A氏の乗り回している大きな車
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