日々適当

hibitekitou

Apple からのプロ向けツールに関するいくつかの発表

mac |2014-06-28
いくつかというか大きくは二つだけど。
悪いニュースは Apple が Aperture の開発をしないって発表したらしいこと。将来リリースされるYosemiteのWWDCでのデモ中に見せられた写真アプリに移行してねってことらしい。iPhotoユーザも移行する事になるようです。

Apple、「Aperture」の開発を終了 ー 新しい「写真」アプリに移行へ [気になる、記になる…]

それにしても、iPhotoはともかく、Aperture が必要で使っていた人たちはそれを受け付けるでしょうか。一部は新しい写真アプリの利用でも大丈夫でしょうけど、多くは満足できないんじゃないかなぁって思ったり。Adobeはブログで Creative Cloud Photography Plan に移行しなよとお誘いのエントリを行っているようですが、そうしたほうが幸せな人たちも多そうです。

まぁ、ユーザーは長らく大きな進化を止めていた Aperture を使ってきた人たちなわけで、今すぐどうこうせずとも、新しいAppleのツールを試してからでも判断するのは遅くはないんじゃないかなとは思いますが。

Appleのこーいうユーザのはしごを外す行為だけはどうにかならんもんかなぁと思います。

良いニュースは FCPX 10.1.2、 Motion 5.1.1、 Compressor 4.1.2 のアップデートが発表されると同時に、ProRes 4444 XQっていう ProRes の新しいバリエーションが追加されたってことでしょう。

About Apple ProRes [Apple]

これまであった ProRes 4444 のデータレートを引き上げたものってことらしいです。ProResが登場した時、あるいはそれに 4444、LT、Proxyが追加された時のような華々しさはありませんけど、こっち方面にまだ関わっているんだよという事を示していると考えていいのかな?
8K対応とか、何か目新しい物が入っていたらうれしかったんですけどねぇ。

Final Cut Serverの消滅、 Colorも消滅、Shakeの立ち消え、Xserveの廃止(Xserve RAIDの廃止)、FCPX登場したはいいけど…といった空気、MacProの何でデュアルCPUやPCIeポートが無いの?という不満、そして今回の Aperture の廃止(らしい)。これらの流れを見ると、どうしても将来への不安感が漂ってきてしまうというものです。一般ユーザに向けたメッセージすらめったに発しないAppleですけど、特にお金を稼ぐためにAppleのツールを利用している人々に対しては、将来についてはちょっとは語ってくれるといいなぁって思いますな。
いかんせん、Appleは、(お金を稼いでいるという意味での)プロ向けの事業を全部やめてしまったとしても、瞬間的には全然やっていけるぐらいの規模を持ってしまっているだけに、いつ切り捨てられるのでは無いかと不安がありますよ、ホント。まぁ、コンテンツを作るためのツールへの注力をやめてしまったら、結果的にはそのコンテンツを利用するためのツールで商売しているAppleの首を絞める事になるわけで、そうそうそんなことにはならないとは思いますけど…
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