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hibitekitou

MacBook Proの速度の参考例

mac |2016-12-26

Apple Compressorにてエンコード速度を比較してみました。

1分30秒のProRes 422のHD解像度の動画素材をCompressorプリセットのビデオ共有サービス HD 1080pのフォーマットに変換するのにかかった時間です。

 Late 2016Late 2013Early 2011Mac Pro Mid 2010
CPU Core i7 2.7GHz (Skylake) Core i7 2.3GHz (Haswell) Core i7 2.3GHz (Sandy Bridge) Xeon 3.33GHz (Westmere)
Memory 16GB 32GB
GPU AMD Radeon Pro 460 4GB NVIDIA GT 750M 2GB AMD Radeon HD 6750M 1GB NVIDIA GeForce GTX 960 2GB
Compressor 結果 41秒 40秒 1分10秒 5分7秒

Mac Proが時間かかりすぎだろ、という印象ですが、Late 2013とLate 2016に差がないことに微妙にショックを受けてしまいますね。

CompressorはH.264へのエンコードにGPUを使っているわけですが、それはどうやらCPUに内包されたGPUを使って行なっている印象でして、だからその機能がないXeonを積んだMac Proは遅い。そしてMacBook Pro Early 2011に搭載されたSandy Bridgeはその機能を持ったGPUの最初の世代ということで、Mac Proよりも速いという結果になっているわけっすね。

一方でHaswellとSkylakeでそれほど差はありません。 Haswellの方は Intel Iris Pro 5200 Graphics で SkylakeではIntel HD Graphics 530となりますな。この二つをGPU系のベンチマークをすると、どうもHaswellに搭載されている方が性能が上となることが多いようです。

SkylakeにもIris Pro Graphicsが存在していますが、Appleはそちらを選ばなかったようです。

結果として、Compressorでのコンバート速度に3年の時間差が感じられないことになっております。

dGPUも利用するエンジンになりゃいいんでしょうけどね。

ということで、あまり参考にならない速度比較となってしまったのでした。

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