日々適当

hibitekitou

Mac ProをようやくmacOS Sierraにした

mac |2016-11-20

手こずりました。 新規インストールでユーザフォルダ内のデータも手動でコピーを志す、という方針で行ったのですが、面倒でした。 手順

  1. タイムマシーンでのバックアップはとっておく。ついでに外付けHDDに自分のホームフォルダ以下をコピーしておいた(rsyncを使用)
  2. 外付けHDD(USBメモリの方が一般的かな)にmacOS Sierraのインストーラを入れておく。createinstallmediaコマンド [Apple]を使用する。
  3. アクティベーション解除をしておくべきアプリは解除する。Adobe CCとかZBRUSHとか。
  4. インストーラを入れたメディアから起動。起動時にOptionキーを押して出てくる画面で選択する。
  5. ディスクユーティリティでインストールするドライブを初期化。その後、インストール。
  6. インストールが完了したらmacOSが起動してくる。普通ならここで指示に従いタイムマシーンから環境の復旧をはかるのだけど、それをせずに手動で書き戻すのを目指す

という手順な訳ですけど、僕の環境特有の問題で、Optionキーで起動ディスクを選択する画面を見るためにはGPUカードをApple純正品(もしくはfor Macとして売られているもの)に戻しておく必要がありました。これが面倒でなかなか腰をあげる気にならなかった。 でもインストール自体はとても素直に終了しました。けれども大変なのはここからなのです。単純に書き戻すべきファイル数が多いという問題は時間をかければいいわけですが(タイムマシーンからと外付けHDDにコピーしておいた方からと、両方からコピーしたり)、Apple Mailで過去に受信したメールをどう戻すか、というのが大問題となったわけです。たぶんですけど、上記手順のストレージを初期化する前に、旧環境のApple Mail上で必要なメールボックスを書き出すという処理をしておくべきなのでしょう。下図はSierraでの書き出し例。

これをやっておかなかったばかりになかなかに面倒な事態に陥ったわけです。 実質的に移行措置が必要だったメールボックスはPOP3で受信を行なっているメールアドレスだけなので、メールボックスとしてはとりあえず一つだけあれば完全じゃないとはいえ最低限必要なものは手に入ります。ということで、外付けHDDにコピーしたユーザフォルダ内の Libray/Mail/v3 の中にある該当するアカウントのフォルダになるINBOX.mboxを Apple Mail で読み込んでやります。INBOX.mboxは単なるフォルダ階層でその中身は下図のようになっています。

拡張子emlxがメール本文ですね。結構入り組んだ構造になっています。 で、読み込むとですね、この階層がそのままApple Mailの中に再現されてしまうのです。つまりメールボックスが入れ子になってかなり深い階層にメール本体がある。なので、読み込んだメールボックス階層の一番上でメールアドレスで検索をかけて、その階層以下にあるメールをフィルタリングして表示させ、まとめて新たに作ったメールボックスに移動させてやる、という作業を行いました。 ちなみにこのINBOX.mboxには一千数百通のメールが入っていたのですけど、それを読み込むとき、macOSが処理中にメモリ不足を告げてきました。この辺の処理、メモリ管理周りがあまり頭が良くないのかもしれませんね。ともあれ、アプリが落ちることもなく、処理が終了してよかったです。 そんなわけで、とりあえず最低限の復旧はできたかなと。 それ以外に現在のところまでに起こった問題は二つ。一つは写真.appの一部の写真がダブってしまったこと。

上図の選択している写真がダブって読み込まれているもの。おそらくフォトストリームに関連した問題なのだと思われ、フォトストリームからすでに消えている古い写真についてはこの問題は起こっていません。手動で頑張って手で消しました。 もう一つの問題は、愛用していた古いアプリが一本起動しなくなったこと。 これは代替アプリをどうにかせねばならないですね。 というわけで、なかなかに苦労した移行がほぼ終了したので、今後適当に使用していった時に、さてどんな感想を持ちましょうか。

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