日々適当

hibitekitou

ノイジー

cg |2008-07-13
Vueのレンダリングの欠点というかデフォルト設定付近の欠点って、ノイジーな絵が仕上がってくることにあったりします。
正直、困っているのだけど、どうしたもんかと思ったりします。

とりあえずスペクトラル大気における雲のノイズをどうにかしようと考えるためのたたき台として、ちょっとテストしてみました。

「早春」のプリセット


まず、大気エディタの中に「品質ブースト」という設定があります。プラス4からマイナス4までの値を設定可能。



正直、その結果に差は見当たらない印象です。また、この雲だけのシーンにおいては、計算時間にも差は生じませんでした。マニュアルを見ると、そりゃそうだ、って納得なんですけど、この設定はグローバルイルミネーションがオンの時に効いてくるようです。このシーンはグローバルアンビエンスなわけで、ね。

そこで、レンダリングの設定を見直すことになります。検証はアンチエイリアスの設定をいじった5パターンと、レンダリング解像度を倍にしたパターンで行っております。

アンチエイリアスのパラメータは以下の通り。

条件


また、レンダリング解像度をいじったものは、「高品位」の設定で回したパターンを「標準」にした上で、解像度を4倍に(縦横のピクセルサイズを倍に)し、オリジナルのサイズにPhotoshopで縮小したものとなります。

結果


こうしてみると、高品位、で回すのがベストなように見えます。しかし計算時間は5倍以上。一方、サブレイやスムースの設定をいじっても、雲には影響はなさそうだという印象です。解像度をあげて回したものは、やはり縮小することでノイズがつぶれて良い印象になりますね。計算時間も4倍強と高品位よりは早いです。
ただし、目を凝らすと、もともとノイズが乗っているものを縮小した物である以上、その名残が見受けられ、画質的には高品位にはかなわないように見えます。

このノイズ。動画にしたときに非常につらい印象になるので、どうにかしたい分けですけど、それをおさえると、やはりレンダリング時間の増大は避けられないような感じですね。
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