失業率の上昇、不動産価格の停滞、原油高、生活物資の価格上昇、給料は増えない、不況だ!...などと社会に流れる経済的ニュースはネガティブな傾向が強い、これから先どの様にサバイブするかを各自が心の中で考えだしている今日日頃である。そういった中でええーっ!と思わせる話題がある。
それはジープラングラーのアメリカにおける売り上げ台数である。
年 - 台
2007 - 119,243
2008 - 84,615
2009 - 82,044
2010 - 94,310
2011 - 122,460
2008年よりリーマンショックで売り上げが落ちるものの回復が早い。しかも現在は車離れ、車の売れない時代と言われているが...ジープラングラーは違う。
ジープラングラーは、エコカーではない!
クロスカントリービークルである。
更に、ラングラージープはコンスーマーレポート(消費者報告)では最悪の評価である。
ではなぜ、ラングラーが人気なのか?
このラングラーに車の売れない時代に車を売る秘密があるのではないか?と思っている。
奇抜な黄緑だが、そこには遊び心が秘められている。
外観には変化はない。車というより道具という感じ、さらに頼りになる相棒(バートナー)、或いは愛犬(DOG)と表現した方がシックリくるかも。
ハンドル周りの内装の質がかなり良くなった。
そしてシンプル。シートはレザー(ルビコン)
高級志向とは一線を引いて、実用的な質の良さを追求して欲しいと期待している。
マニュアル6速、
実は新車のラングラーでマニュアルを見たのは初めて(汗)
ラングラーにはオートマチックしかないと思っていた...。
屋根はプラスチック、ロールバーの真ん中には室内灯、左右にはスピーカーがある。
屋根を取り外すとこの開放感、これこそがラングラーの魅力。
ドアのヒンジ
ドアを外す事も考慮に入っている。
...
そしてソフトを見ると、
パワーは向上しているが、燃費も良くなっている。
外観や性能で売れる車が決まる訳ではないが、アメリカの国民がジープラングラーを選ぶのには訳があると思う。品質の向上や性能は勿論、アメリカ(国産)を感じる商号、そして楽しさや、実用など色々あるが...。
いずれにしろ売れているという事は、この車がいい車だと評価されているからだと思う。
売れるからいい車でもあるのだ。