★10月の講演準備の過程で、僕が強く意識したこと。 このことについて、ブレストをやった「跡」が残っている。 僕は通常、ブレストをやるときは、名刺の裏側を使う。 他人から貰ったものではない。 自分の名刺だ。 10年間で僕の肩書きが5回変わった時期がある。 この期間の名刺が大量に残っている。 ブレストには「裏」側を使うわけだが、たまに「表」が目に入ることがある。 悔いの痛みが走る。 だから、ま、「表」は、できるだけ見ないようにしている。 ブレスト中、浮かんだ内容を名刺の裏側に書き込む。 直液式・水性ペン(赤と青)で書いている。 ボールペンのように筆圧を加える必要がない。 指にかかる負荷も小さい。 書いたら、コルクボードにピンで止めていく。 それを並べ替える。 あるいは、名刺と名刺のあいだをあけて、別の名刺を入れる。 なお、余白が大きいときはハサミで切って小さくする。 ブレストというのは、初めは、交差点を渡ったり、大通りを右に左に曲がったりしているが、突然、あるポイントから、細い、薄暗い、露地を縫って歩き出す。 ハサミで切った小さなカードが増えていく。 ★前置きが長くなった。 10月の講演準備過程のブレスト「跡」―― (1)全体の流れより、各「章」を強く意識すること。 「章」の中でダッシュする! そして、完結する。 その「章」だけ聞いてもOKというふうにしておく。 だから、「章」の中の設計に時間を割こう。(僕の場合、今まで「章」内の設計がいい加減だったと反省している。) (2)何十枚かのスライドの中に、別種のデザインで「ポイントスライド」を作成する。 ポイントスライドの役目。 ・終了した「章」の、あるいは「章」と「章」のまとめ。 ・あるいは、次「章」への準備(心構え・身構え) (3)講演を「マラソン」だと思わないこと。 マラソンだと思うと、僕の場合、ああ、ここはサラッと流そう……と考えてしまう。 断じてマラソンではない。 短距離(章)+短距離(章)+短距離(章)の……すなわち、ダッシュの組み合わせなのだ。 (4)あとから本になるように、論文になるように、「語る」こと。 いい加減なことは絶対に語らない。 (5)講演の冒頭で、「この地域と僕とのかかわり」と、「学校・家庭・地域、それぞれの価値体系の違い」について短く語るつもりだったが、やめる。 時間が足りなくなる。 それに後者は重くなる。 これは別の機会に語ることにして、今回はスパッと中味に入ろう。 (6)国語教師としての僕の「授業の準備」と「講演の準備」とでは、比較にならないくらい前者が真剣。 たとえば、授業の出だしの「発問」を考え考えしているとき、僕は伊東静雄の「風呂にもぐり、息を止めて詩句を考える」話をよく思い出す。 それくらい苦しい。 また、発問につづいて「作業」の指示を出すわけだが、この「作業」は、教室の「全員」がやれなくてはいけない。 ひとりでも、ぼんやりしてしまう子どもがいてはいけないわけだ。 だから、徹底して練る。…… この「授業の準備」のように、「講演の準備」をしたいのだが、ま、今回はムリ。 次回の課題だ。 次回の課題=「授業の準備」のように「講演の準備」をやる。 ★次のブレストのためにコルクボード上の「10月の講演準備過程のブレスト跡」を消去(実際にはシュレッダー処理)しようとして、「いや、ブログの記事として残しておくと、あとで役に立つかもしれない」と思い直し、この記事となった。 ★画像=講演が終了し、帰宅して、ピアノに掛けた僕のショルダーバック。 紙袋の中には、主催者から事前に送られてきた実施要項や、語る内容を文字にした台本(講演中、見ることはないけれど、一応、念のために用意している)が入っている。 ★関連記事 ・角瓶ブレスト。待機児童ゼロ作戦? では中学生には? ゼロ作戦=学校部活動でっか? ああ教育貧困 ★公式ホームページへ ★WEB無人駅線ページへ |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます