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★ドンドン積み重なっていく、木製の、折りたたみ式、ハンモック風、肘掛け椅子の脇の棚。新しい書物は買っていない。ぜんぶ古い書物ばかりだ。
◆自分のカタチが変化することによって、これまで自分の側で拒絶していた種類の書物が、どんどん読めるようになった。
先日、みなみ退場後、初の小旅行を敢行したのだが、これは、この「ドンドン読書」をやっているうちに、書物のまわりをグルグルとまわりはじめ、やがて遠心力が想定以上に高まり、ポンと飛び出した結果だった。
みなみを退場したら、毎日、列車に乗っていたい(*^_^*)……と思っていた。
しかし、5月の高村光太郎祭出席の花巻行き以外、なかなか実行できなかった。
「ドンドン読書」のハズミで、やっとできた。
自分の「カタチの変化」は、まだ過程にあるから、分析めいたもの言いは避ける。
ただ、一言だけいうとすれば、みなみ退場後の一歩には、やはり、この「カタチの変化」という手続きが、どうしても必要なのだろう。
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◆ドンドン読書中、窓のほうからトントン、トントンと音がするので、窓ガラスをみると、いつもやってくるスズメの子どもだった。
そこから物語が始まりそうそうですね。
なんてすてきな時間なんでしょう。
その「すずめさん」の話の前に、一言、みっともないというか、穴があったら入りたいというか、古めかしくいうと、汗顔のいたりというか…… 。
窓ガラスのサッシとガラスの縁の汚れのことです。
汚いですね。
超・汚いです。
トントン、トントンと音がするから、音のする窓のほうをみると、スズメがいます。
いつまでもいるので、デジカメで撮ってやろうと、パチリとやったわけですが、パソコンのディスプレイで、その画像をみて、スズメのかわいさ以上に、窓の汚さにびっくり。
弁解ぽくなりますが、衣服とかひげそりとかにはあまり頓着しないほうですが、部屋の掃除とか書棚の整理とかは、きちんとやるほうなんですよ。
なのに、この窓の汚れ……ああ……。
すぐにでも、ピッカピッカにしたいところですが、スズメを驚かせるのも……と思い、まだ掃除はしていません。
さて、スズメの件。
さっきも来ていました。
トントンと音がしたので、顔を向けると、50㎝くらい先のところにいるスズメと目が合いました。
まだ自分で餌もゲットできない頃、親鳥といっしょに、ここに来て、親から口移しに餌をもらっているうちに、(これをカタカタ打っている今も、またやってきて、トントンやっています……)この場所に対する恐怖心がなくなってしまったのでしょうね。
白鳥のような渡り鳥と違って、いつまでも、こうしてそばにいてくれるというのがいいですね。
スズメの「警戒心」は、人類に『害鳥』と嫌われつづけた、歴史的習性なんでしょうね。
庭にやってくるスズメ群をみていると、1羽、からだを細くして、目線を高くして、周囲をうかがっている、いわば「見張り役」が必ずいます。
その見張り役が、チッと鳴くと、いっせいに飛び立ちます。
ただ、おもしろいのは、以前、お話しした、この庭で育ったスズメだけは逃げません。
1羽残って、みんながいなくなった、チャンス、チャンスと、黙々と餌を食べています。
窓を開け放していると、きっと室内に入ってくると思いますが、それはそれで、結果的には、彼にショックを与えてしまうので、ガマンして、しめきっています。