職員室通信・600字の教育学

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★福岡市「カワイイ区」(区長「AKB48」篠田麻里子)。やがて形成される「もうひとつの地域」のヒント

2012-08-31 09:38:46 | 僕のモンマルトル日記

 

職員室通信 福岡市「カワイイ区」の、今後の発展、あるいは荒廃&混乱に注目
2012
08.31


★福岡市「カワイイ区」――区長=「AKB48」篠田麻里子。
 開設から約12時間で、「区民」が1万人を突破。(読売新聞 8月30日(木)14時48分配信)。
 僕が、現在、模索中の、従来の「地域」とは別次元の、やがて形成される「もうひとつの地域」のヒントになる。

★僕の思考の方向を粗くまとめると――
 僕は、学校の教育力と地域の教育力と家庭の教育力とが、バランスよく発揮される教育環境づくりを目指している(=僕のライフワーク)。
 現在の教育危機(教育ピンチ)の元凶は、このバランスが崩れ、「学校の教育独占体制」、あるいは「学校の教育丸抱え体制」に陥っているところにある。
 これを修正し、教育のバランスをよくしないかぎり、どんな施策を打ち出しても、あまり、いや、ほとんど効果はあがらないだろう。
 逆にいうと、バランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだだいじょうぶだ。

 教育基本法・新設第13条で「学校、家庭及び地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携及び協力に努めるものとする」と「連携及び協力」を打ち出している。
 これは、もちろん、学校の教育力と地域の教育力と家庭の教育力とが、バランスよく発揮される教育環境づくりを目指している。

 しかしながら、同時に、相反する施策も打ち出している。
 「学校選択制」「中高一貫校」が、その例だ。
 これは、僕が教育ピンチの元凶とする「学校の教育独占体制」をさらに推し進め、逆に家庭・地域の教育力を低下させる。
 子ども同士の結びつきが弱まる。
 親同士のつながり、地域と家庭のつながりも薄くなる。
 家庭は、孤立無援の状態で不安な子育てをしつづけていくしかない
 学校も同じだ。
 地域から切り離された学校は孤立無援の努力をしつづけることになる(←この悲惨さは、学校を経営したことのない人にはわからないかもしれない)。
 このような悪循環の結果、学校も、地域も、家庭も、子供の教育力を失っていく。(「僕の思考の方向を粗いまとめ」以上)

★僕の、この考え方は、これからも変わらないだろう。
 ただ、1点、検討してみたい領域がある。
 検討したいが、手がかりがないため、思いついたまま、まったく手つかずになっている領域。
 通常、地域というと、小学校区、中学校区、あるいは、地区公民館区あたりを指す。
 しかし、これらとは別種の、やがて形成されるかもしれない「もうひとつの地域」の予感が、僕のうちにある。
 具体的な構想には至っていない。
 冒頭の記述に戻るが、福岡市「カワイイ区」は、その構想のヒントになる。
 今後の発展、あるいは荒廃、あるいは混乱に注目したい(^_^)v。

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