ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

偶像に求めるもの

2017年03月15日 00時13分57秒 | Weblog
いつの間にか『神羅万象チョコ』の季節であったが、もはや慌てても
仕方なし(どうせ数か月かけて大量に買うのだから)というような
心境に至り、スタートダッシュは控えることにした。

それとは別に、フィギュアの世界において、個人的に少々不思議に
思う所があり、覚書ついでに記しておくこととする。

フィギュアには、座像というべき座ったポーズのものが多く存在し、
椅子に座ったり地べたに座ったりと様々であるが、どういう訳か
尻や腿が接地の関係で平らになっているものはひどく評判が悪い。
椅子側に凸状のダボがあって、尻に突き刺して固定する方式が
何やら生理的に来るというのならば分かるが、椅子無しで飾ることも
無いはずなのに、そんな不自然な、もっと言えば尻の魅力の一つで
ある『外力による変形=やわらか感』を捨ててしまう意味が分からない。

なお、その場合変形するのは椅子側の方で、往々にして尻の形状の
くぼみが出来ている。(気が利いたフィギュアだと内部に磁石が仕込んで
あったりもするが、ダボとか、固定用のピンもない場合が多い)

あともう一つが胸の表現である。
元となるキャラに依るところも大きいが、胸の大きいキャラの方が
割合として多く、いきおい人気の高さも窺える。しかし問題はその形状
で、空気の入った風船を二個並べただけのような、重みに乏しく、
材質の都合もあり硬く見えてしまうほどの、これまた大きなうま味所を
捨てているとしか思えないような表現で、それだけでガッカリする。

柔らかいから、重みがあるから(それに伴う変形の表現があって、PVCと
いう無機物が俄然体温を帯び始めるから)良いのではないのか?
少なくともエロ要素の濃いフィギュアに関してはそれが是ではないのか?

アイドルとか魔法少女とか、そういうファンタジーの住人がモチーフならば、
体重などという俗な要素を排した表現を入れるのは間違っていないと思うが、
エロの領域に足を踏み入れておいて、なおファンタジーめかした存在という
のは、双方の良い所を捨ててしまっているように思えてならない。

あと、最後に、股座の立体というか形状について、納得のいかない
エロフィギュアがまだ結構多い。元絵に忠実な結果という場合もあるが、
もう少しこだわっても良いのではないかと思う。

そこまで言うならば手前で作れという話である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 世界の真ん中の外 | トップ | 生活と共にあれど »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事