便利ツールとはいかない

とある通販サイトにおける、ＰＣゲームの設定本（エロ）のレビューで
こんな内容のがあった。
『ＰＣの画面上の絵と印刷された絵とでは解像度が違うので、ＰＣの時の
そのままのモザイクの荒さなのが残念。ゲームと書籍とではまた倫理基準も
違うだろうし、そこを出来るだけ攻めて欲しい（意訳）』

これには大いに同意すると共に、目から鱗の心境です。なぜ今まで
何の疑問も持たずに受け入れてきたのかとさえ思います。まあ、
ぼくはＰＣゲームに関しては設定本しか買ったことが無いからなのですが。

ともかく、解像度がそのままの（印刷では小さい）絵ならまだ納得が
行くのですが、設定本用に高解像度にしてある場合でもモザイクのサイズが
画面に比してそのままと言う事はどういう事なのかと思う。

つまり最大解像度の段階で相当荒いモザイクをかけた後に、然るべき
サイズに縮小していることが予想でき、そしてPhotoshopを使用している場合、
モザイクは統合、もしくは絵部分が統合されたレイヤーにしかかけられない。
つまり、制作において一番最後にそれを行わないと、絵の一部として不可分に
なってしまう訳で、もしかしたらそんな事情があるのかも知れない。

とは言え、設定本出す事がある程度決まっていたなら、それを踏まえた
仕事をして欲しいのは変わらない。予算も時間も無いのは解るけど、
表現的な限界まで見せて欲しい。喜んで買いますぜ。

まあ、Photoshopのフィルタがレイヤーにできたならさして苦労も
生まれなさそうな話ではあるけど。ＣＳ3？どうなんでしょうね。

話は変わって十二月のトップ絵に関してですが、鋭意製作中です。
近いうちには上げられると思いますので少々お待ち下さい。
今回ふと『背景の資料ってグーグルのストリートビューがあれば相当
役に立つんじゃね？』と思い立ったので、実行してみましたが、視点が結構
高いので、土地勘が無いと活用は難しそうな気がしました。
でも、あるのと無いのとでは大違い。その場所にあるものが解るというのは
かなり大きく、場所もかなり細かく選べるし、仰角もいじれる。
そんな訳で、今回のモデルは東京都清瀬市のどこかです。
元々知っている人はともかく、わざわざ探すのはしんどいのでやめましょう。