夢補正は1.45倍

長年使用してきた安物のベッドが、歪んで骨が浮き、流石に寝心地にも
悪影響を与えそうなため、それに代わる品として収納付き高床畳ユニット
なるものを検討している。字面だけでは何なのかよく分かりづらいが、
もうひとつの床を作成してベッドの代わりにしようという話である。

しかしこの計画を実現するにあたり、問題がいくつかある。
一つが我が家の狭さである。小さな本棚一つ動かすのにも倉庫番状態な
有様で、その数倍はあろうかという大きさの家具を入れ替える訳なので、
大雑把に流れを想像するだけでもほぼ不可能という話になる。

そしてもう一つが我が家の狭さである。　二回目である。
件の上げ底床は畳を一回り小さくしたサイズを基準としているが、
それを三枚敷いて一つのエリアを構築することすらままならず、全て
別のサイズのブロックを組み合わせて一エリア（ベッドの代わり）を
作らなければならないという、実に情けない話である。

ここまで無理の材料が出されたならば、諦めざるを得ない、が、
寝心地は悪くなる一方で、もうどうにも止まらない。現在は凹み過ぎた
箇所に、古くなった布団やクッションを充填して文字通りの平衡を
でっち上げているが、そんなものは焼け石に水と言えよう。

引越し…。引越ししかないのか。　ああ面倒くさい…。