ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

戦略的省略

2007年03月06日 23時42分04秒 | Weblog
今日の与太話の中で、なぜかアニメ系(特にPCゲーム)のエロ絵に
おける、女性キャラの陰毛の色の話が持ち上がる。

アニメキャラの頭髪の色が、実に多種多様の極彩色である事はもはや
語るまでもないことですが、大概陰毛もそのキャラの髪の毛の色に準じている
訳です。
故にモザイクのかなたに、本来あってはならない色(水色とか)が見えることが
しょっちゅうあります。

でも、そこまでして陰毛を描写する理由が解らない。
アニメでは、写真のように毛はOKという訳では無さそうなので、モザイクで
基本的には消えてしまう。大体、余計な色情報を入れたら混乱すると思うのだけど、
どうなのだろう。
それに、アニメの画法では陰毛を含む、産毛など『まばらな毛』の表現に
向いていない。大量の絵で動かす訳なので、いちいち毛を描いても
ろくな事にならない。従って髪の毛でやっているような、まとまったものとして
描く方法に必然的に収まるのだけど、それが実に『らしく』ない。

毛が好きな人もいるとは思う。けど、アニメにそれを要求するのは
酷と言えよう。いわゆる、表現の限界。

絵画は言うまでもなく、彫刻の世界でも、古典より以前から形式的省略は
行われてきている。たとえ芸術とは程遠い、サブカルのエロ作品であったとしても
せっかく作るのなら美しいものを作った方がいいと思う。

手間だってホラ。むしろ楽になる訳だし。

コメント
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