本当かなぁ?という感じの「たんぱく質パラドックス」?
p.23 たんぱく質を消化吸収するには
体内に十分なたんぱく質が必要であり、
そうでない人が無理にたんぱく質を食べても、
ちゃんと消化吸収できずにお腹の調子を崩してしまう
(中略)私たちが食事で肉を食べると、
消化酵素がたんぱく質をアミノ酸レベルにまで分解し、
胆汁酸が脂質を乳化します。
ですから、消化酵素と胆汁酸が不足すると、
たんぱく質がうまく消化吸収できずに消化不良になり、
下痢や軟便、胃もたれや膨満感、ガスの貯留など
さまざまな不快症状を引き起こしてしまうのです。
(中略)また便秘になってしまう人もいます。
p.24 消化酵素が不足していると、しっかりアミノ酸に
分解されて身体に取り込まれるはずのたんぱく質が
ブツブツといくつかつながった未消化の状態のまま
体内に取り込まれてしまいます。
これらは身体の原料やエネルギーの原料として
使うことができない”異物”です。
体内に入った異物は、身体に炎症を起こす原因に
なったり、アレルギーの原因になったりしてしまいます。
p.25 ”肉はそんなに食べないほうが身体によい”という、
日本の栄養教育の刷りこみも手伝って、
意識的に肉を食べる量を減らしてしまう人もいます。
特に健康意識の高い女性に多いように思います。
ふむ。確かに、「魚は食べるけど、動物の肉は生理的にダメなの」
という友人が何人かいます。それに、世界中のベジタリアンの存在も!
うぅ~~ん、著者の論によると、世の中のベジタリアンは全て
たんぱく質不足で消化酵素や胆汁酸が足りていない状態???
著者は植物由来のたんぱく質は効率が悪いから、何でも良いので
とにかく「動物性のたんぱく質をまんべんなく摂れ」と説いています。
確かに「ごぼう顔のマクロビスト」は存在しますが、
アメリカの人気Singerなど、マクロビオティックの食事で
体調が良さそうな人たちもたくさん居ます。
この現実はどうなんでしょう?
ということで、この本は読み込むほどに破綻が見え隠れします。
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