自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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健康「いろはガルタ」  《ま》

2008-04-03 22:53:57 | Weblog
    《ま》   魔法の絨毯「横隔膜」を使いこなす

 魔法の絨毯って私たちにどんな技をもたらしてくれるか、想像がつきますか?
残念ながら空を飛んで百里の彼方まで連れて行ってくれる訳ではありません。
横隔膜関連の仕事を箇条書きにすると、

1.横隔膜を意識して、少し高い位置にキープすると格段に姿勢が良くなる。
2.横隔膜を引き上げていると、インナーマスルが強化され、基礎代謝がアップするので、
  走り回って運動しなくても、贅肉が減ってスリムになっていく。

3.横隔膜を自在にコントロールできると、深く長い呼吸ができる。
  深い呼吸の力は歌手なら安定した音程・強弱&緩急自在の歌唱力の土台になります。
  運動選手や芸術家はもちろん、一般庶民でも脳波を安定させ、血圧を下げ、
  精神的な落ち着きをもたらすものとして、重要な存在です。

 じゃあ一丁、鍛えてやろう!と思ってジムに行っても、ウエートトレーニングでは
強くしたり、コントロールする力をつけられません。

 横隔膜は胸部と腹部を分かつドーム型<鍋を逆さにしたような形>の筋肉です。
この膜の上部には肺が、下部には胃・脾臓・肝臓などの消化管があります。
ドーム型ですから絨毯や足拭きマットのような平たい膜ではありません。

 では、強化の実践編です。
1.まず、昔お伝えした「臍・肛門」で立ち、仙骨を立てて、良い姿勢を作ります。
2.これだけでは横隔膜はまだ引きあがっていないので、両手を上げて
  「恐いんだゾ~~!」という威嚇の姿勢をとると、胸が引きあがります。
  ただし、このままでは肩が緊張して上がっていますから、肩・顔・首は脱力。

3.胸椎部分が引き上がったら、緩まないよう気をつけながらさらに横に1~2cm広げる。
  <あたかも肩甲骨に小さな翼がついたかのごとく!>

 上手く引き上げられましたか?実はこれ、なかなか難しい技術です。
きちんと歌ったり踊ったりするためには絶対欠かせない技なので、発声練習や準備運動に
使われます。横隔膜を意識したり、触ったりしながら、声を出したり、動いたりするのです。
すると、「あ~なるほど」と分かります。

 声楽家でもダンサーでもない私たちは、時間はかかりますが、ゆっくり呼吸を続けることで
意識を習慣づけることができます。人ごみの中でもどこでも出来るのが有難い点です。
一日に何回かはチェックする習慣をつけましょう。



 




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