蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

寿し ちとせ  春日山

2010-08-14 18:47:24 | 寿司
日本海沿いの寿司屋さんは、お店の外見で判断できない場合がある。
おそらく、上ネタが(特に日本海の白身魚は)比較的簡単に入手できるので、最高の味を格安で提供することもそれ程難しくはないのだろう。その場合、お店の外見にはそれ程、こだわる必要もないのだろう。


地物寿し(なんと2100円!)の姿を見てやってください。まさしく、私好みの白身のオンパレード。


御かみさんが、わざわざメモ書きにしてくれたので、正確な情報をお伝えでえきる。
左から、昆布〆松ガレイ、アイナメ、甘エビ


甘エビの左から、夏コチ、白バイ、サザエ


左から、平目、エンガワ、ドロエビ


ドロエビの左から、キジハタ、ホウボウ、アイナメ


この日は連れがいたので、生ビールとともに寿司を味わうことができた。
こちらは、お盆やゴールデンウィーク以外は、お昼はやらないのだそうだ。


安茂里  北新井

2010-08-13 18:12:04 | 蕎麦
先日行った「ひな乃」さんの眼と鼻の先にあるお店です。
どちらのお店にも、蕎麦を大切にする新井の人々の姿勢が強く感じられた。


こちらのお店は、十割の田舎が蕎麦のスタンダード。なんと、二八は週末しか打たないというお店だ。しかも、蕎麦の値段は十割と二八で変わらない。
写真の天ざるは987円。夏野菜(しめじ、かぼちゃ、ナス、しその葉)イカ、海老一本が付く。


蕎麦は色黒。田舎にしては細打ち。露は薄めのどっぷりと蕎麦をつけるタイプだ。
こういう蕎麦は、東京近辺では希少価値がある。


お店は、実に気軽に入れる雰囲気があるが、夜にはお酒も飲めるようだ。お値段の割りに、本物を楽しめそうな予感がする。

ネパールの詩  戸隠

2010-08-10 20:41:05 | エスニック料理
戸隠の中社を頂点とした夏休みの喧騒が激しかったこの日も、同じ戸隠でも打越地区は人気がなく時間がゆっくり流れているようだ。


最近、よく訪れるこちらでも料理が出てくるまでの待ち時間は相当だが、それを丁度よく使っているお客が多く、ブツブツいう声などどこにもない。


今回はキーマカレーにライスを注文したが、夏野菜がポイントとなる料理で、しかもトマトやタマネギの甘みは前へ出てこない。あくまでも、肉とスパイスの料理に収まっている。


連れが注文した、ポーク ヒマラヤ。これも劣らず美味しかった。


カレーの後は、ちょっと外せないドゥドゥ茶。泡立ちに十分そそられる。


この日は最高気温でも23度くらいだったように感じている。半袖では体が冷えてしまい(もちろん天然の気温で)、ちょっと羽織るものを持ってこなかったのを後悔した。

新井でお買いもの

2010-08-09 23:40:41 | おつまみ
新井の町の郊外には鮮魚センターなどあり、随分お買い得な魚を見かける。ただ、よく考えれば郊外の道の駅よりも街中の魚屋さんの方がその土地の物を仕入れるには良さそうだ。


鯛3種類で380円。これは、他では考えられない。


日本海で今日上がったもの。わざわざ築地に送る手間やコストは考えないのでしょう。
足を運ぶ意味を感じさせてくれる。

利蕎庵  軽井沢

2010-08-08 21:52:39 | 蕎麦
こちらのお店は数年前のガイドブックには玄庵という名で登場したお店のようだ。


なにしろお店の場所、店構え、御主人の姿、の全てが合致するのだから、確かだろう。
実はこのお店は、東信で注目して行ってみたいと思い、未だ未訪の数少ない一軒なのだ。




どのような事情でお店の名前を変えられたのかは分からないが、蕎麦も、サイドの小皿も実にちゃんとしている。
屋号が変っての味の移ろいは無いとみた。前の味を知らないのに、生意気ではあるが。


この日は、富山の白エビのかき揚げがあった。その脇に付く、静岡の藻塩で蕎麦を試したのは、言うまでもない。

旧横田家住宅  松代

2010-08-06 20:35:14 | 古民家、庭園
建物は18世紀後半の作と言う。茅葺きなのだが、屋根の形が複雑で、なかなか凝った造りである。


格の高い式台付き玄関周りのちょっとした空間も、それなりに絵になるのだ。


玄関から庭側へぐるっと回り、庭越しに座敷を望む。
正面中央に突き出した二階は入れないのだが、たいした広さはなさそうに見える。月見の際にでも、使われたのだろうか。


庭は泉水路から引き入れた水を使った池が、中心となる。




なかなか雅な造りで、丸窓がアクセントとして上手に使われている。




母屋の隣のちょっと引っ込んだ所に19世紀の建築の隠居所が建てられており、適度な狭さの居心地の良さが感じられる。

鮨やなぎ 江戸川橋

2010-08-05 22:20:06 | 寿司
神田川沿いの、地元では有名といった感じの寿司屋さんです。


生ビールをたのめば、お通しに毛ガニが出てきます。毛ガニの旬は夏場。しっかりと味噌の味がのっています。


おつまみに酢の物をたのめば、コハダやタコが江戸前の顔で出てきます。


まずは、あおりイカ、シャコ、平目といきます。いずれも上手に仕事がしてある感じです。シャコはちょうど季節でしょうか。歯ごたえもよかったです。






続いて江戸前にぎり。クラシックなネタを使い、このお店の逸品と思います。


締めは、すずきに、シャコに、鉄火。いやいや、満足しました。

ひな乃  新井

2010-08-04 21:00:56 | 蕎麦
「上越うまい店」なるムックを見つけた。ニューズラインという会社が版元で、普通の旅行ガイドには出来ないローカルな情報を丁寧に追っていられるのが、素晴らしい。


そのムックで見つけた「ひな乃」さんは、北新井の駅近くの新井ショッピングセンターの中にある。蕎麦だけでなく、ソースかつ定食やラーメンも出すごく構えないお店なのだ。


ところが、このお店は新井の地粉の挽き立てを使うお店で、蕎麦はちょっと考えられない程に、蕎麦の香りを放つ。また、エッジの効いた蕎麦の口触りは、実にすがすがしい。
汁は田舎風(というか江戸流に甘辛すぎない物)ではあるが、出汁もかえしもしっかりとしていて、ちょこっと汁に漬ける流儀がふさわしいように感じられる。とろろ蕎麦を註文したのだが、蕎麦自体が旨過ぎて、とろろは別に食べた。
この地には「小そば亭」なる在来種を専門にするお店もあり、古来からの蕎麦の種類を守る文化が根付いていると感じられた。


さらに、会計の場所で蕎麦粉を購入しようとすると、本日は用意がありません、との返事がきた。本当に挽きたての粉を使っておられるのだ。店の造りはともかくとして、名店である。こんな事は、私の経験では滅多にない。


松代に残るもの

2010-08-03 22:22:38 | 古民家、庭園
松代は善光寺周辺の平地とは信濃川で区切られており、さらに背景に急峻な山をいだく。防衛には、理想的な地の利である。


松代周辺の平地は、広さは限られているが古いものが比較的傷つかないで残る条件を満たしている。
写真は旧臼井家表門。
この町は最近になって、身近に持っている文化財の価値に目覚めた感じだ。


こちらは、まだ私有の邸宅。
もちろん公開など考えてもいないのだろう。
しかし、印象として非常にレベルの高い文化がこの塀の向こうに根付いているように感じられる。
私邸のレベルでいえば、今の京都では見られないようなものが、細々と残されているような印象がある。


ベーコン、ニンニクのスパゲッティ

2010-08-01 22:37:42 | 男の料理
もう既に何回もアップしたテーマなのですが、やはり作る度に書きたくなります。


ニンニクの薄切りを、慎重に低温のオリーブオイルで香りづけしていく。できれば、カリッと仕上げたい。
ベーコンはたいして上物が入らなかったので、塩味を添える程度の扱いだ。


パスタは1.9mmのスパゲッティ。小麦自体の味を感じるには一番の太さだと思う。東京のスーパーでは、割と見つけにくい。