帝釈天を見た実に多くの人が、その次に寅さん記念館を訪れるのだが、その前に見るべき建物がある。
大正末から昭和初期にかけて建てられた山本亭である。地元の実業家だった山本家の奥座敷から眺める庭の姿は、取り立てて神経を集中させる何かを感じさせない。茂り放題ではあるが、梅雨の中休みに涼みに来る価値はあると思う。
江戸川まで直ぐ、という地の利を生かしてこの庭園の主な見どころは水だと思う。
玄関近くの居住スペースには月見台のような外縁側があり、七夕や月見を始めとして様々な楽しい行事が繰り広げられたのだろうと思われる。
書院の造りはなかなか気取っている。それなりの生臭さを出しながらも、館の主としての趣味を感じさせる立派な造りだと思う。
いつ水害で浸水するとも限らない長屋門に、ステンドグラスをおごる所が明治の実業家の力なのだろう。
大正末から昭和初期にかけて建てられた山本亭である。地元の実業家だった山本家の奥座敷から眺める庭の姿は、取り立てて神経を集中させる何かを感じさせない。茂り放題ではあるが、梅雨の中休みに涼みに来る価値はあると思う。
江戸川まで直ぐ、という地の利を生かしてこの庭園の主な見どころは水だと思う。
玄関近くの居住スペースには月見台のような外縁側があり、七夕や月見を始めとして様々な楽しい行事が繰り広げられたのだろうと思われる。
書院の造りはなかなか気取っている。それなりの生臭さを出しながらも、館の主としての趣味を感じさせる立派な造りだと思う。
いつ水害で浸水するとも限らない長屋門に、ステンドグラスをおごる所が明治の実業家の力なのだろう。