蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

横浜  三渓園

2007-03-09 23:33:15 | 古民家、庭園
原 三渓という明治の実業家は、横浜郊外に5万坪の敷地に邸宅を建て、さらに京都の歴史的に重要な建造物を買い入れて、移築してしまったかなりトンデモない人です。なにしろ、江戸時代初期のものを、持ってきてしまったのですから。お蔭で、神奈川県には国の重要文化財に指定されている建造物が沢山ある、というわけです。


三渓さんのお庭も古くから「内苑」と「外苑」分けられており、外苑はだいぶ昔から公開されていたようです。それでは、内苑の入口をくぐります。


内苑に入り、すぐ右手が「白雲邸」。三渓の隠居所です。大正に建てられました。奥が書院になっており、その書院窓からの眺めです。


書院を外から見たところです。書院の外廊下は幅が広く、月見台も付属します。



書院を庭から眺めた所。大正の建物らしく、便利に造られているのが分ります。


こちらは「臨春閣」。紀州徳川家初代の徳川頼宣が紀ノ川沿いに建てた別荘だそうです。1649年建築。 それなりに味わいのある庭を望む。


臨春閣の内側です。狩野派の襖絵が見事です。


臨春閣片すみの手水。なかなかの風格。


「月華殿」。京都の伏見城にあったもので1603年の建築。

いやー、明治の人はスケールがちがう。