寒さの峠を越えたと言われてもやはりまだ寒い昨日。ほぼルーチン通りの仕事からスタートして、10時前に校正の受取にDTP屋さんへ向かう。2点の校正を受け取りながら、義母がもしかしたらこの1週間ぐらいがヤマかもしれないと話をしていたところに相方から電話が来た。「今朝起きたら母が冷たくなっていた」。
要介護5の義母は近くの施設にショートステイしていた。コロナな感染者が多く出たため出入りが出来ずにそのまま3週間余り留まっていたが、酸素濃度が下がっているからと3日前に家に帰ってきた。見るとかなり瘦せていて、記録をみるとこの10日ほどほとんど食べられない状態にあった。主治医に点滴など当座の処置をしてもらったが、喉に管を入れたり胃婁はしないことに家族で決めていたのであとは自然に委ねるしかなかった。その時がきたというわけだ。
家のことが気になりながらも帰社して発送作業。終えて三宮の編集会議に向かう。4校を見ていきながらいくつかの追加修正や最後の写真取材などを確認して終了。おまけに新たな仕事の依頼もいただくことになる。ありがたい!
再び帰社して遅い昼ごはんをセブンの海鮮あんかけそばとサラダで済ます。いくつかの実務仕事をしてようやく帰宅となる。義母は看護師さんに体をきれいにしてもらい、顔の皺なども処理してもらって保冷材に守られてベッドに横たわっていた。冷たくなった顔に声をかけて線香をあげる。
そのうちに相方の弟、妹、わが息子たちが集まってきて義母に声をかけ、今後の予定などを話し合って夜遅くにお開きとなる。
家族の時間と空気が大きく動いた一日であった。