まいど、日本機関紙出版です。

〒553-0006 大阪市福島区吉野3-2-35
 TEL06-6465-1254 FAX06-6465-1255 

自転車で9条の会・近畿交流会へ

2009年12月14日 | 丸ちゃんの私的時間

 昨日は関西大学で行われた「9条の会」近畿ブロック交流会へ半日参加してきました。

 勝手知ったる我が母校、しかも地元なので気軽に自転車で向かいました。千里山という小高い山の上に向かうには基本的に登り坂。ちょっと汗かき気味に相当の運動をしながら駐輪場に自転車をいれて表に出ると、キャンパス構内は日曜日なのに人でいっぱいです。やれ予備校の模擬試験、やれ公認会計士セミナー、やれ甲子園ボウル方面ご一行の貸し切りバス数台…。

 さてめざすべき会場は何処かと、以前これも何かの集会できたときの会場辺りを思い出しながら歩いていると、昔の商経学舎辺りにそれらしき看板を発見。会場は最近できたばかりのような立派なホールでした。

 とりあえず受付をすませてホールに入るとまだ主催関係者以外の人の姿は見えず、一番乗りです。大丈夫かいなと思いながら、ロビーの書籍販売コーナーに行き、吹田市民書房の応援販売にきている梅書房のN谷さんとBC本の風のT村さんと一緒に、今日の記念講演者である渡辺治先生の本などのセールスを開会まで手伝いました。

 もちろんウチの本もおいてあるのですが、余り憲法とは関係ないテーマなのでそれは自然に任せて、とりあえずはメイン商品の販売ということしにました。

 開会時間になったのでホールに戻り着席。いつの間にか場内はほぼ満員になっていました。開会挨拶は「九条の会 おおさか」の事務局長の吉田栄司さん(関西大学法学部長)。挨拶の中で関西大学の九条の会の活動について触れられ、「なかなか頑張ってるんや…」と感心していました。

 さて渡辺治先生のお話です。テーマは「民主党政権と改憲の行方~九条の会の新しい課題を探る」でした。

1.民主党政権は3つの構成部分からなっている。1つは鳩山、岡田らの〈仕方のない構造改革派〉=党執行部=頭は右を向いている。2つは小沢と地方議員、新人議員ら利益誘導型政治を進める=胴体は後ろ向きで、旧来の自民型政治で民主独裁政権を狙う。特に陳情窓口一本化は要注意。陳情を受ける代わりに「何をしてくれるのか=集票」を要求する。3つは長妻らの中堅議員層で運動や地域との関係でマニュフェストの実現をめざす手足の部分。この3つの構成部分がジグザグしながら動いている。

2.9条の会の新しい課題は、まず一服状態から立ち上がること。世論は運動次第で大きく変化する。明文改憲が遠のいた今、今度は解釈改憲の動きに機敏に対応すること。また改憲実行体制をめざすたとえば、内閣法制局長官の答弁禁止とか衆院比例80削減などの国会の非民主的運営を許さない。そして9条の会と改憲阻止の運動は車の両輪、一致点を大事に大きな輪を作る運動にしていくこと。

 など、他にもいろいろ興味深いお話でした。

 講演の後は近畿2府4県、それぞれ1つずつ、いろんな9条の会から活動報告がありました。みなさん、言いたいことがいっぱいおありのようで、なかなか時間内に収めるのが難しかったようでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする