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米軍基地の存在そのものが問題

2009年12月12日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 一晩たってもう少し考えてみました。沖縄・米軍普天間基地問題は「県外、国外移設」が鳩山さんの公約ですが、でもこれでも問題の根本解決にはならないのではないかと。

 沖縄・宜野湾市の伊波市長が言われてます。「そもそも危険性を除去使用としているのに、新しい危険性をつくったら意味がない」(『しんぶん赤旗』12月11日)と。新しい危険を作らないということは、廃止・撤去、そして返還しか道はないということだと思うのです。

 ということは、じゃあグアムに移転すればそれでいいのかということになります。すると今度は、グアムで同じ危険性が出てくることになる。結局、それも海外へのたらい回しということになるのでそれで根本的な問題が解決するとは思えません。

 何が問題なのか。詰まるところ、米軍基地の存在そのものが問題なのです。

 まもなく戦争が終わって65年、日米同盟50年の年を迎えます。その間、ずっと日本には外国(米軍)の軍事基地が世界有数の規模でもって存在し続けてきている。異常な状態です。

 この異常な状態を良しとするために日本国内の諸勢力やアメリカ政府はあれやこれやと理由付けをしてきました。でもホントにそれは正しかったのかどうか。

 沖縄の人たちと真に連帯する覚悟があり、そしてなにより平和な世界を創ろうとするならば、いまこそ、そのこと自体を問うていかないと、それこそ著名なジャーナリスト氏が言われているような「ことの解決までまた半世紀を要する」ことになってしまうと思うのです。

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