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衆議院が解散とは関係ないですが、わが業界にガッカリです。

2009年07月21日 | 編集・営業ふらふら雑記

 衆議院が解散しました。これから9月初めまでは世間の関心は総選挙一色という感じで進むのでしょうか。まあ、そういう自分もいろいろ関わるべきところはあるのでそれはそれでちゃんとしていかねばならないのですが、それにしても40日以上、いやもっと永くなるのか、一国の執行部が不在という状況でも日々の国民生活はまわっていく、この国は動いていくわけで、そうなるとなんかあってもなくてもいいような政治がおこなわれていたという風にも思えないわけでもないわけですが、どうなんでしょうかね。

 まあそれはそれとして日々の仕事も生活もあまり大きな変化もなく眼前にあるわけで、それを毎日クリアしていく日々がずっと続いていきますが、でも実はその目の前のクリアすべき事柄が本当は政治と不可分に結びついているわけで、やはりそこはちゃんと押さえて過ごしたいと思っています。何が言いたいのかわからなくなってきましたが。アホさ加減をまたまた露わにしてしまったようです。

 実は、その目の前のことでちょっと「何やねん、これ!」という事柄が先日あったのでここに書いて気分を落ち着けたいと思うのです。業界内部の恥さらしになるのであまり書きたくはないのですが…。

 ウチで出している本で『窓をけると虹の空』(葛目巳恵子著)という本があります。もう1ヵ月以上前のことなのですが、九州のある国立大学の生協から取次経由で注文短冊に「16冊」と書いた注文がありました。おおっ、これはスゴイではないかと喜び勇んで取次に納品しました。しばらくして今度は同じ本がその取次のWebセンターからの注文短冊として注文数1冊と記入されたものが16枚届きました。再びおおっ、素晴らしいではないか。何かあったんかいなあ?とさらに喜び勇んで納品しました。同じ16冊です。ここで気がつけばよかったのですが、その「16冊」に目が眩んでしまっていました。

 それからしばらくして今度はその大学生協からFAXで同じく16冊の注文が入りました。うん?何か変と思ったので、すぐに「その注文はすでに搬入していますよ」と答えると「はい、そうですか。わかりました」ということでその場は終わったのですが、それからまたっ数日後に今度は電話で同じ注文が入ってきました。その時も「ダブっていますよ」と教えてあげて電話を切りました。

 さて、さらにかなりの日が過ぎ、そのことはもう忘れていたころになって今度はその本の注文を出された先生自身から電話がありました。「うちの大学生協に●●の本を16冊注文したのだけどまだ来ないので直接お宅に注文します。生協にはキャンセルしました。何回も届いているかどうか確認に行くたびにまだ来ていない、まだ来ていないと言われるので、そんな商売があるか!と怒っています。こんなお店もう相手にできませんよ」と怒り心頭でした。

「ええっ、まだ届いていないのですか。もう1ヵ月ぐらい前に納品しましたよ」と答える私。キャンセルしたと言われているので「わかりました。ではこちらから宅急便でお送りします」と答えてその場は終わりました。するとそのあとすぐにその大学生協から電話がありました。「すみません、あの注文キャンセルになりました」。はあ? キャンセルになりましたあ? 随分と気軽におっしゃるのです。確かにまだ商品が届いていないので大学生協側も困ってはいたのでしょうが、どうもこの一連の注文の仕方がいい加減というか、適当な気がしたのです。

 キャンセルと言ってもいずれにしろ取次に納品済みのものですから、一旦は大学生協に送られます。そして返品されるということになります。なんたる無駄! 時間の浪費。何やってんの!という心境です。あの喜びはいったい何だったのか?

 それにしても1ヵ月たっても注文品が届かないというのは何なんでしょうか? 1冊や2冊ではありません。16冊というまとまった荷物です。しかも彩用品なのですから、見ればすぐにわかるでしょうに。行方不明になりようがありません。どうなっているんでしょう? そこんとこはっきりとしてもらいたもんですね。取次のN販さん!!

 実は注文扱いの本は取次に納品して以降、どのような経路で、どのような日数で本が書店に送られるのかはよくわかりません。見学にでも行けば教えてもらえるのか知りませんが、書店さんの側は取次への搬入がいつならば、だいたいこの頃には到着するだろうというものは目途が立つようなのですが…。。

 まあ、なんとも不思議な世界、それが出版業界なのです! ホントにやれやれです。

コメント
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