心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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古いもの

2013年08月08日 | ほんのすこし
結構あちこちに古い蔵があったりします。歩いていると気が付きます。運転していると道路からしか見える部分だけなのですが、歩いているとチラッと道路奥を覗いたりすると 古びた建物があったり。細い道なりには こんな蔵が道路沿いにあったり。

県南には蔵の町があるみたいですが、ここでは蔵の町といえるだけの数はないのかもしれません。でもたまに見つけたりすると この中にはどんな物が置かれているんだろうなと想像してしまいます。昔はどんな物を置かれて どんな生活をしていたんだろう・・・とか、あれこれ想像するのもまた 歩きならではの楽しみになります。

秋田市には 蔵を改造して作ったジャズの店「ROND」がありますが、最初は中通りにあって、その頃 学生だったわたしはときどき 狭い階段を上ったその店に行きました。あの当時は ガンガン鳴らしているジャズをそれこそ話なんてできない雰囲気で 浸っていたって感じでした。それがその町を離れてから 大町の蔵に移転したと聞き 何度か行ったことがありました。
ママさんは 蔵に移転してから訪ねていったわたしのことを覚えていてくれて、それがすごく嬉しかったのを今でも覚えています。
ひんやりした空気の中で音が壁に吸い込まれて行くような感覚を味わいました。あぁ ジャズって蔵にすごく合うなぁと思ったことがあります。
今は行けなくなって久しいのですが、マスターたちはお元気なのかなぁと思います。マスターは多分わたしのことは覚えていないでしょう(笑)たくさん来るお客様のこと しかもときどきしか行かなかった昔のことですから。ママさんはわたしが行くときによくいらしたので きっと見覚えがあったのだと思います。

蔵を改造してジャズ喫茶にする。蔵を改造してレストランにする。古いものを生かして 生き返らせるのは 素敵なことだなと思います。蔵という大きなものでなくても 身近にある古いものを生き返らせる仕事をされている方もいます。古着や古い着物や帯を利用してリメイク、バッグや洋服 人形などなど 色々な方が自分流にアレンジしているのを見ると 古いものの良さをしっかり理解していなければできない仕事だなと感じます。

古いもの というか お年寄りには学ぶところがたくさんあります。その方の人生がそのまま勉強になるような・・・だから ときどきお年寄りのお話を聞くのもまた楽しみなところがあります。もっともわたしは毎日 母という身近なお年寄り?がいるので それで満足しているのですが。毎日 話を聞いても飽きないというのは 面白いですね。毎日 何かしらの発見を与えてくれる人なんて そうそういない気がします(笑)ほんとに母と一緒に過ごす時間が楽しみです♪
これも一日中一緒じゃないから いいのでしょうね。
古きもの わたしにとっては母、ますます大事に 蔵のように生き返らせる(元気で過ごす)ことができるのはわたしの役目だろうなと思っているところです。