久々に岐阜タカシマヤ南の麺類食堂「大福屋」へ。創業は昭和34年(1959)頃。再開発が決まって様子が変わってきているこの辺り。この店も行く先を心配していたが、噂では移転して営業を続けるとのこと。ひと安心。店に入ると相変わらず調理場はお母さんひとり。席では婆さん達のグループが井戸端会議中だった。一度テーブル席に腰掛けたが、おでん鍋が目に入ったので立って自分で豆腐とごぼ天を皿に盛って味噌をつけ、席に戻る。酒は”大福屋利き酒師お薦め”とあった「御代桜」をぬる燗でお願いした。こちらの主人は利き酒師の他にもソムリエの資格も持っているようだ(一度も見かけたことがないが)。
おでんの味噌はかなり濃いので塩っ気も強い。里芋とほうれん草の煮付けのお通しと共に届いた酒は”飛び切り燗”(笑)。「アチチッ」と徳利から酒を猪口に注ぐと、お母さんに「ごめんねー。」と言われてしまった。こちらの品書きにはうどんの種類がずらりと書いてある。「きざみ」「時次郎」「しの玉」「かちん」「ささめ」「梅好み」「かやく」等々。今ではあまり馴染みのないものもあって興味深い。締めには「合いもり・650圓」をお願いした。しばらくして黒い蕎麦と白いうどんが笊に盛られた「合いもり」が届く。蕎麦の黒い色にはびっくり。これも「大橋生麺」(岐阜市寺町)なのかな。別皿でねぎと練りわさびとおろしが添えられている。さっそくつゆに浸けて手繰るが、濃い色のわりにつゆの風味が弱く、どぶ漬けしてもなかなか”のって”こない。徳利のつゆを足しても風味は上がらない。なので蕎麦とうどんの印象はあまり残らず。移転前に再訪出来るかどうかは分からないが、次は変わりうどんのどれかか、丼物をいただいてみようかな。(勘定は¥1,350)
以前の記事はこちら
※現在は「レンガ通り店」として神室町1-12-1で移転営業されています
移転後の記事はこちら
大福屋
岐阜県岐阜市神室町2-8
( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 だいふくや 麺類食堂 大衆食堂 うどん そば 丼物 再開発 移転 )
こんばんは
「大福屋」休業中
店主の弟さんのお店「KITCHEN FUKUI」が
5月1日にOPENして訪問したら
大福屋の奥さまがお手伝いに来ていて
奥さまから聞いた話ですが
神室町1レンガ通りにある
「ギャラリークロッキー」横のビル2Fで
「大福屋」再開されます
「5月中旬くらいには看板を出したいなぁ〜」って
言ってみえました。
ずーっと気になってましたが
また、あの味が近く食べられる事になるので
うれしいです!
これで、また柳ヶ瀬に行く楽しみができます!!
>店主の弟さんのお店「KITCHEN FUKUI」
あ、やっぱり関係がある店なんですね。”大黒屋”とあったのでひょっとして関係があるのかな
と思っていました。
>レンガ通り
お、すぐ近くですね。よかったよかった。どんな店になるか楽しみですね!