ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Let's Move (MOJO Magazine) / Various Artists

2018年04月29日 | 雑誌付録CD

Let's Move (MOJO Magazine) / Various Artists (2012)

毎度このブログではお馴染みの英音楽誌「MOJO」の付録CD。2012年12月号は”A Heavy Blues Collection”と題して、文字通りハードなギターをフィーチャーしたエレクトリック・ブルーズを特集している。いつも遊び心のあるアートワークは「Led Zeppelin Ⅱ」仕様(写真下)。

CDレーベル面のカラーリングもアトランティック・レーベル(写真下左)をちょっと模しているのがこの雑誌らしい楽しい拘りどころ。

 

気になる収録曲は以下の通り。

01 R.L. Burnside / Goin' Down South
02 Magic Sam Blues Band / I Feel So Good
03 Junior Kimbrough / I Gotta Try You Girl
04 Howlin' Wolf / Shake For Me
05 Hound Dog Taylor & The House Rockers / Give Me Back My Wig
06 Arthur 'Big Boy' Crudup / That's All Right
07 Lightnin' Hopkins / Let's Move
08 Junior Wells' Chicago Blues Band With Buddy Guy / Chitlin Con Carne
09 John Lee Hooker / Devil's Jump
10 Muddy Waters / I Can't Be Satisfied
11 Bo Diddley / Watusi Bounce
12 Elmore James / Rollin' & Tumblin'
13 Jimmy Dawkins / Triple Trebles
14 B.B. King / She's Dynamite
15 T-Model Ford & GravelRoad / How Many More Years

有名どころが主だが、テーマ通りぶっとい音を出している曲が選ばれている。まず、最初の「R.L. Burnside」でぶっ飛んだ。なんだこのスゴイ音は。彼のことは全然知らなかったのだが、60~90年代まではパート・タイム・ミュージシャンとして働いていたようで、デビューアルバム発表時が55歳という超遅咲き。この曲は1996年に発表されたアルバムに収録されていて、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン(The John Spencer Blues Explosion)との共演だそうだ(どうりでこの音な訳だ)。そう、ホワイト・ストライプス(The White Stripes)やブラック・キーズ(The Black Keys)の前にはジョン・スペンサーが居たんだった。ちょっと懐かしいなァ。久しぶりにアルバムを引っ張り出してみようっと。他のフルボディのブルーズ曲も年代、有名無名に関わらず、どれもカッコイイ。


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