名古屋駅を出て正面の桜通から脇に入った串専門の居酒屋「あさひ」。この界隈はお洒落なバルとかしっかりとプロデュースされたような居酒屋がたくさん出来て、若い客層が増えた中にあって、この店だけ完全に「昭和」の雰囲気。店に入るとカウンターと壁側にいくつかのテーブル席。厨房は焼きと揚げ担当のおばさま2人(あとから分かったが、椅子に座った揚げ担当が女将さん)、そして飲み物を担当する男性1人の計3人で切り盛りしているよう。カウンターに空きがひとつだけあったので入れてもらう。
少し冷たいものが飲みたかったが、ビールだと腹が膨れてしまうので生酒を注文。「國盛(くにざかり)」の小瓶が運ばれた。やはりここでもステンレスのバットに入った生キャベツはお約束。つまみにはとんやきと、いか団子を注文。この店はどれも串の注文は自動的に3本づつ出される。つまりこれでもう6本。3本って、もちろん1人には多いし、2人で来ても分けにくいし、色々味見したい自分には難しいな(笑)。ここのとん焼きはたれが他所の店と違い、わりあいあっさりとしていて肉の味もよく分かり、旨い。どうかするとこの地方では濃い味付けで肉の旨味が分かりにくい店が多いけれど、これはいい。いか団子は想像通りの味だったが、冷たいお酒にもピッタリ合っていい。でもやはり3本は多いな。追加で串カツをもらう。ここのはやや細身で脂身が多め。
店はけっこう混んでいたけれど、(昔の)お姉さま曰く、今日は土曜日だから客が少ないが、平日は一杯だから仕込みの量も全然違うのだとか。さすがサラリーマンの憩いの場ですね。(勘定は¥1,500程)
名古屋市中村区名駅3丁目26-3